2.5次元歌い手グループのKnight A - 騎士A -(以下、騎士A)が、2日に東京・日本武道館にて『Knight A - 騎士A - ONE MAN LIVE 2024 in 日本武道館! “最終決戦” 夢のその先へ____。』を開催した。 結成4周年の記念日、“最終決戦”をテーマに行われた初武道館のチケットは完売。満員の中迎えたこの日の公演は大きく四幕から構成された。第一幕、1曲目「EDEN」では黒のナポレオンジャケットを凛々しく着こなし、そうま、てるとくん、ばぁう、しゆんが澄んだハイトーンやインパクトのあるダンスを見せつけ、気迫に満ちた「『A』BYSS」へと続きペンライトを手に客席を埋め尽くすリスナーの熱量を高めた。 “最終決戦”に向かうため“楽園”をあとにした騎士A。絵巻物風の映像がいざなった第二幕の始まりは、4人が刀舞も披露した「真世界」。ダイナミックな殺陣、ラストポーズも見事にきめ、「HIME×GOTO」ではネオン看板が輝く“NEO KABUKI”な世界へ。リスナーとのコール&レスポンスが驚くほどの大ボリュームで響く。キラキラハットをかぶり華麗なマイクスタンドさばきでも魅せたのは、「Shall we Dance!!」。「乙女警察」ではパフォーマーが手にするカラフルな傘を目隠しにジャケットを脱いでスタイリッシュなブラックコーデがあらわになるサプライズシーンもあった。 4人が躍動する浮世絵アニメが、いよいよ最終決戦が迫っていることを告げた第三幕。洞窟を抜けた先、LEDスクリーンいっぱいに滝の流れが映し出されたのは「The Night」。和テイストのロングコートをまとった4人は決戦の谷で<君>=リスナーへの想いを募らせ、「ファミリー」でついに“最終決戦”へ。ファイヤーボールやラインバーナーの炎が上がり赤いライトに染まったステージで、パフォーマーによる“荒ぶる龍神”と対峙する。闘いの末「決戦エンドレス」でついに龍神を倒すと、滝がふたつに割れて桜の谷が出現。桜の木が光の木へと姿を変えた「トップシークレット」、そのアウトロではそうまが「なにがあっても君のために咲き続けていくから」と約束の言葉を口にした。 ばぁうが「ここからは宴だ!」と宣言し、第四幕へ。「V Ace」「AllVIN」「Summer Night」「アイビー」「僕の心はオリジナル」が連なるスペシャルメドレーでトロッコに乗り込み、アリーナ客席通路を巡った4人。ばぁうとてるとくんがハグしたり、そうまとしゆんがハイタッチしたり、そんな尊い瞬間を目撃できるのもライブの醍醐味だ。 本編の最後を飾ったのは新曲「夢のその先へ」。「EDEN」を制作したFunk Uchinoが手がけたキャッチ―なダンスナンバーで、吹き出し花火のようなスパークラーが豪華にステージを彩り銀テープが舞った。 エピローグの役目を果たしたアンコールは、「GO!!!」でスタート。黒のジャケット&パンツにそれぞれのメンバーカラーを配したシャツを合わせた4人が、アリーナ客席通路に用意されたトロッコとステージの間を歩いて移動するというファン対応にも、リスナーへの愛があふれていた。初の日本武道館公演の模様を収めたライブDVD&Blu-rayの発売が決定したといううれしいお知らせのあとは、7月27日に動画公開されたばかりの新曲「最終決戦」を届けた。 生声で全力の「ありがとう」をリスナーに伝えた4人は、止まない声援に応えて再度ステージへ。最後に届けたのは、騎士Aの50曲目となった「egoism」。さらに、メンバーがステージをあとにすると、スクリーンに映し出されたのは「夢のその先へ!」の実写ミュージックビデオ。プレミア公開に先駆けての公開、しかも撮影OKという騎士Aならではの粋な計らい。メンバーそれぞれの直筆メッセージにも、リスナーへの愛と感謝が詰まっていた。【セットリスト】