関西ジュニアの5人組グループ・Aぇ! group（正門良規、末澤誠也、草間リチャード敬太、小島健、佐野晶哉）が16日、京セラドーム大阪でファンミーティング『Aッ倒的ファン大感謝祭 in京セラドーム〜みんなホンマにありがとう〜』を開催した。

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　今回グループ単独では初のドーム公演となっており、感謝の思いを届けるべくファンミーティングを実施。ジュニア内グループの単独ドームイベントは2006年のKAT-TUNによる東京ドーム公演以来、18年ぶり。京セラドーム大阪では初となる。イベントは17日も行われ2公演で10万人を動員する。

　360度ステージで現れた5人は「Aッ!!!!!!」に始まり、佐野は「すき〜！だいすき〜！A! groupがだいすきだ！」とコール&レスポンスによって“Aッ!!!!!!倒的な愛”を爆発。アリーナにトロッコで思い出すとオープニングから飛ばしまくって末澤は「きょうは俺たち5人と最高の思い出作ろうぜ！最後までよろしく！」と会場の熱気を高めた。

　佐野は「京セラドームに立ってるぞ！5人だけで立ってるぞ！」と喜びが抑えきれないよう。ファン、スタッフや関西ジュニアのアンケートのもと「友達になりたいのは？」「カリスマ性があるのは？」といったメンバーをランク付けする企画や「A! groupでもう一度聞きたい曲メドレー」などで盛り上げた。

　中盤のMCでは待望のCDデビュー発表も行われた。5月15日に「＜A＞BEGINNING」をユニバーサルミュージックからリリースすることが明かされた。進行役の正門が「5人の言葉でご報告したいことがあります」と告げると、ステージが暗転、会場がどよめくなか「CDデビューします！」と報告すれば5万人の悲鳴で揺れた。

　同時に、公式X、ファンクラブ開設、そして5月25日から全国8大都市34公演をめぐる自身初のアリーナツアーの開催も発表した。さらに、なにわ男子、WEST.、SUPER EIGHTから祝福コメントも上映。関西の先輩たちからの激励を噛み締めた。

　なにわ男子は「CDデビューおめでとうございます！」と声をそろえ、先ほどメンバーから聞いたばかりだという西畑大吾は「関西のデビュー組が増えるのはめちゃくちゃうれしい」と歓喜。藤原丈一郎は「おい、後輩！」と冗談めかしつつ「末澤は一緒に山、登って『いつかデビューしようぜ』って」と思い出話も披露し、絆の固さをみせた。

　2014年デビュー、Aぇ! groupより10年先輩となったWEST.も「本当によかったね」と安堵。桐山は「ファンのみなさんもそうやし来れなかった人もいると思うけどボクもなにわ男子もエイトにいさんも引っ張ってくれる、助けてくれる人がおるから困ったことあったら言ってください」と頼もしさをみせると重岡大毅は「俺らも、困ったことがあったらいうから！」と笑わせた。濱田崇裕（※濱＝異体字）の掛け声による一本締めで、活躍を祈った。

　最後は2004年デビューのSUPER EIGHT。同グループのプロデュースを手掛けた横山は「こっからが大変やと思います。頑張ってください」と激励。村上は「東京でもこれから仕事をする機会があると思いますが、へこたれずに負けずに、歯を食いしばって息の長いグループになってください」と背中を押した。丸山は「リチャード、ベースを始めたらしいのでいつかベース談義しましょう」と誘った。先輩たちの言葉を受け、「うれしい」「すげえ」と晴れ晴れとした表情を浮かべ、正門は「負けないように頑張っていきましょう」と奮起した。

　さらに、最後のあいさつでは、おのおのメンバーが感謝を伝え、なかには涙をみせるメンバーも。最年長、今年30歳を迎える末澤誠也は「やっと、デビューすることができました…」と言葉を詰まらせうつむくと「おめでとう」の声が。「あんまりさ、弱音とか吐くタイプじゃないけどきょうだけ。めっちゃ辛かったわ…」と天を仰いで本音を漏らすと会場から温かな拍手が贈られた。

　目頭をぬぐいながら「こうやって励ましてくれるみんながいて、笑かしてくれる頼れるメンバーがいて。Aぇ! groupでよかったな、と本当に思います」と何度も感謝を伝えていた。「これからもAぇ! groupのライブで元気もらって明日から頑張ろうと思ってもらえるように今まで以上に頑張りたいと思います。京セラドームにデビュー前に立てるなんてすごすぎるやん。きてくださったみんなにも感謝です」と感慨に浸った。

　アンコールではベンチ側に控えていたジュニアを小島が呼び寄せ、一斉にステージに走り出した。「関西アイランド」を歌いながら肩を組んだり、抱きついたりしながら、祝福の声を掛け合うエモーショナルな空間に包まれ“関ジュの絆”を強く感じさせる一幕も。

　最後には、正門の呼びかけで客席の隣の人と手をつないで会場全体が一つになると「おれたちが！」「Aぇ! group！」とファンとともに高らかに掲げた。これでステージは終了かと思いきや、フロートも登場。スタンド席に向け、ゆっくり一周する“追いファンサタイム”で「これからもよろしくね」「これからやから」「みんなのおかげです」とできるだけ多くのファンに感謝を届けるサービス精神の旺盛さ。会場は最後まであたたかく“ええ雰囲気”に包まれていた。