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  • 新しい学校のリーダーズ・FANTASTICS・超特急ら、多様性を学び楽しむ圧巻のパフォーマンス 影山優佳も手話で“心の歌”届ける

DIVERSITY IN THE ARTS主催のライブイベント『True Colors SPECIAL LIVE 2024』が7日、東京・NHKで開催。ダンス&ボーカルグループ・新しい学校のリーダーズ超特急FANTASTICS from EXILE TRIBEらが出演し、障害や性、世代、言語、国籍といった“多様性”を体現しながら、この日限りの特別なコラボレーションなどを披露した。 2022年9月以来2度目の開催となる『True Colors SPECIAL LIVE』は、パフォーミングアーツを通じて“多様性”を楽しみ、学ぶプロジェクト『True Colors Festival-超ダイバーシティ芸術祭-』の一環として開催。多彩な出演アーティストに加え、障害の有無や種別にかかわらず、あらゆる人がコンサートやエンターテインメントを積極的に楽しめるよう、手話パフォーマーの登壇や音声の字幕表示、音楽を振動で感じる機器の貸し出しなど、アクセシビリティーに関するさまざまな取り組みを実施していることも特徴となる。 ライブは、新しい学校のリーダーズ、超特急、FANTASTICSの3組に加え、MCを務めたウエンツ瑛士影山優佳森崎ウィン、シンガーソングライターの遥海、聴覚障がいを持つダンサーのGenGen、Miyu、大河ドラマ出演などでも話題の低身長症プロダンサー・DAIKI率いるSOCIAL WORKEEERZによるマーク・ロンソンの「Uptown Funk」からスタートした。 FANTASTICSは、ステージをダイナミックに使った「STARBOYS」で魅了した後、モントリオールを拠点とするダンスグループ・ILL-Abilities(イル・アビリティーズ)のサムカ、ペルニーニャ、クジョーとコラボし、総勢11人で「Choo Choo TRAIN」をパフォーマンス。世界は同グループを「このイベントのために何度も来日してくれている世界的なB-BOY」と紹介し、「僕らとしても初めて海外のアーティストとコラボさせていただくのでお楽しみに!」と共演の喜びをファンを分かち合った。 新しい学校のリーダーズは「Toryanse」「Giri Giri」「オトナブルー」を立て続け、会場の熱気をさらに高めていく。その後、中高生を中心としたダンサーチーム・True Colors DANCERSとのコラボレーションで「踊る本能001」を披露。同チームのメンターを務めたMiyu、SOCIAL WORKEEERZも含めた38人で本能のままに細胞を共鳴させ、カラフルで生命力にあふれたダンスで盛り上げた。ステージを終え、SUZUKAは「曲も喜んでいますし、踊る喜びをみんなと味わえた」と噛み締め、「みんなが自分らしく、自由にはみ出していいく世界を体現できた」と胸を張った。 超特急は、広大なステージセットを立体的に用いた「Burn!」で幕を開け。ファンとダンスを楽しめるライブの定番曲だが、シンプルな振り付けだからこそ客席全体を巻き込んでいく。そして、彼らにしか作り得ない一体感をこの日も生み出し、パフォーマンス後には手話も交えて感謝した。続けて、大先輩である一世風靡セピアの「前略、道の上より」で、SOCIAL WORKEEERZとコラボ。同曲でも「同じフレーズが何度も出てくるので、ぜひマネしてください!」と呼びかけ、硬派でかつ威風堂々たるダンスを叩きつけた。 このほか、生まれつき二分脊椎症を抱えるジャズボーカリストのトニー・ディーは、遥海とともにミュージカル楽曲「The Lady Is A Tramp」を軽快かつ伸びやかに歌い上げ、全盲のシンガーソングライターの佐藤ひらりと全盲のギタリスト・田川ヒロアキは「カントリーロード」でコラボし、影山も手話で参加した。演奏後、影山は「これまで声で歌を届けてきましたが、今回手話を使ってみなさんに“心の歌”を届けることができて幸せです」と、新しい形のエンターテイメントの魅せ方に満面の笑みを浮かべた。 全ステージで手話パフォーマーのRIMIとKunlyも活躍した。ウエンツは同イベントに欠かせない両名のパフォーマンスに敬意を表しつつ、「僕らはクリック音を聞いて歌い出しますが、そのクリックの代わりを手話で担ってくれているのがフィーダーの方なんです」と、同じく重要な役割を持つフィーダー(音声の情報を手話で伝える役割)への拍手も求めた。そして、客席にも「本当に温かく盛り上げていただけていますね。その相乗効果でアーティストは何倍もの力が出せます」と感謝した。 その後、発達障がいを抱えるピアニスト・野田あすかが奏でる美しい旋律に乗せて、ビリー・ジョエルの「ピアノ・マン」を熱唱。野田、RIMIとアイコンタクトも取りながら、パワフルな歌声を響かせ、「あすかちゃんのピアノは、本当に1音1音に素敵な感情がこもっている。僕らなりの『ピアノ・マン』をお届けできたんじゃないか」と笑顔を見せた。 ラストに登場したのは森崎ウィン。オープニング以来約2時間ぶりの登場となったが、「これだけのパフォーマンスを見ていると、もうずっと心と体が熱いまま」と最高潮のテンションで「Fly With Me」「Don't Boo!ドンブラザーズ」を届け、「音楽っていう1つの共通言語があって、この日、この奇跡、この瞬間をみなさんとともにできてうれしいです」と思いを口に。そして、GenGen・Miyu・ILL Abilitiesとの渾身のダンス、田口の豪快なギターサウンドをたたえたマイケル・ジャクソンの「Beat It」でも圧倒した。

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  • 『True Colors SPECIAL LIVE 2024』の模様
  • 『True Colors SPECIAL LIVE 2024』の模様
  • 『True Colors SPECIAL LIVE 2024』に出演したFANTATICS
  • 『True Colors SPECIAL LIVE 2024』に出演したFANTATICS&ILL-Abilities
  • 『True Colors SPECIAL LIVE 2024』に出演したトニー・ディー、遥海
  • 『True Colors SPECIAL LIVE 2024』に出演した新しい学校のリーダーズ
  • 『True Colors SPECIAL LIVE 2024』に出演した新しい学校のリーダーズ、True Colors DANCERS

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