■『第74回NHK紅白歌合戦』リハーサル1日目（29日、東京・渋谷 NHKホール）
　27年連続28回目の出場となる歌手の天童よしみがリハーサルに登場し、歌唱曲「道頓堀人情」の音合わせ後、報道陣の取材に応じた。

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　意気込みを問われると、「毎年毎年、締めくくりまで歌わせていただけるのは幸せ」とかみ締め、「本当にうれしいなと思っております」と感謝した。

　披露する「道頓堀人情」は、作詩を若山かほる氏、作曲を山田年秋氏が手がけた1曲で、天童のテイチクレコード移籍第1弾シングルとして発売された楽曲。『紅白』の舞台で同曲を披露するのは、2000年、2008年、2017年に続いて4度目となる。

　天童は今回、阪神タイガースの38年ぶり日本一に沸く大阪から生中継でパフォーマンスを届ける。「大阪は初めての中継なので、ワクワクしています。大阪帰れるんや！って」とにっこり。オール阪神・巨人、ココリコの遠藤章造のほか、「阪神タイガースのトラッキー、ラッキー、キー太も出ます！」と、しっかりアピールした。

　2023年は『湯道』『BAD LANDS バッド・ランズ』『翔んで埼玉　琵琶湖より愛をこめて』と、映画出演に初挑戦。「見るからに女優でしょ？」と冗談っぽく笑いつつも、「映画は初めてでしたが、一つのものをみんなで力を合わせて作っていくことの面白さを目の当たりした」とし、「演技をやらせていただいたことで、歌にも表現力がついてきていると思う」と自信をにじませる。

　その結果、「今年は改めて歌に目覚めたような年だった」と笑い、「来年は最初からすごいことになりますよ！」と期待をあおった。

　今年の『紅白』は、有吉弘行、橋本環奈、浜辺美波、高瀬耕造アナウンサーの4人が司会を担当。テーマは「ボーダレス-超えてつながる大みそか-」。昨年は白組が3年ぶりに優勝し、紅組33勝、白組40勝となっている。