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BUCK-TICK、来年12・29も武道館公演開催

 5人組ロックバンド・BUCK-TICKが29日、東京・日本武道館で『バクチク現象-2023-』を開催。今年10月の櫻井敦司さん(Vo/享年57歳)急逝後、初のステージとなったこの日のライブで、渾身のパフォーマンスを届けた後、来年12月29日に日本武道館公演を行うことをサプライズで発表した。

BUCK-TICK日本武道館公演『バクチク現象-2023-』の模様

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 不動のメンバーでメジャーデビュー35周年を迎えた昨年を経て、今年は23枚目のオリジナルアルバム『異空 -IZORA-』を4月に発売。同作を引っ提げ、10月20日からライブハウスツアー『BUCK-TICK TOUR 2023 異空-IZORA- ALTERNATIVE SUN』を開催予定だったが、ツアー開始前日の19日に行われたファンクラブ会員限定ライブ『FISH TANKer's ONLY 2023』神奈川・KT Zepp Yokohama公演中に、櫻井さんが体調不良を訴え、救急搬送。同日午後11時9分、脳幹出血のため急逝した。

 年末恒例となっているBUCK-TICKの武道館ライブ『THE DAY IN QUESTION』は、2001年以来、毎年行われてきた特別な公演(※2019年は日本武道館の改修工事により、会場を国立代々木競技場 第一体育館に移して開催)。櫻井さんの訃報を受け、当初予定していた今年の日本武道館公演『THE DAY IN QUESTION 2023』の中止が発表されたが、その後メンバー、スタッフチームで協議が重ねられ、公演名を『バクチク現象-2023-』に変更して決行された。

 タイトルの『バクチク現象』は、インディーズアルバム『HURRY UP MODE』発売日の1987年4月1日、東京・豊島公会堂で行われたライブの際に「バクチク現象」と名付けたもの。「バクチク現象」と書かれたステッカーを渋谷や原宿など街中の至るところにゲリラ的に貼り、“バクチク現象”と呼ばれるブームを巻き起こした。その後、1987年6月16日にメジャーデビューを発表した渋谷LIVE INNや、1987年12月11日の日本青年館でのライブ、1989年12月29日に東京ドームで開催されたライブも『バクチク現象』と銘打ち、多くのファンを熱狂させてきた。

 櫻井さんの姿をスクリーンに映し出しながら展開されたこの日のライブ後、バンドにとって特別な位置づけにある年末の日本武道館公演を来年も開催するという約束が交わされた。きょう22:00からオフィシャルファンクラブおよびモバイルサイトの両方に入会、登録している「W会員」を対象とした最速先行受付が開始された。

 そして、櫻井さん唯一のソロアルバム『愛の惑星』(2004年6月23日発売)のリマスター盤CDが、来年3月7日に発売されることも決定した。

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