アイドルグループ・NMB48の渋谷凪咲（27）が27日、大阪・難波のNMB48劇場で『渋谷凪咲卒業公演〜なぎさ前で待ち合わせやで▽〜』（▽＝ハート）をもって、11年間のアイドル活動に終止符を打った。

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　渋谷のセンター曲「夢中人」に始まり、研究生時代に歌っていた「Blue rose」、唯一の同期・４期生の川上千尋との「蜃気楼」など、思い入れの深い曲を次々と披露。本編最後には、渋谷がセンターを務める卒業シングル「渚サイコー！」で大盛り上がり。、「皆さんの『渚サイコー！』のコールがめちゃくちゃうれしくて。このコールを聞くこともないのかなと思うとちょっと寂しいですけど、本当に皆さんの気持ちがうれしいです」と感激した。

　これまでの渋谷の活動の軌跡をたどるスライドショー後には、卒業コンサートでも着用していた水色のドレス姿で再登場。「このドレス、『水色、意外！』ってめっちゃ言われました。水色が好きなんです。今までの卒業ドレスになかったドレスにしたいなって思って水色にしました」と理由も明かし、ソロで「ジャングルジム」を、メンバーと一緒に「人生は長いんだ」を歌いあげた。

　川上は花束を手渡し、「11年間お疲れ様」と労うと、佐月愛果が描いた渋谷の似顔絵付きのメンバー寄せ書き色紙をプレゼント。劇場ロビーに飾られる卒業生の金色のプレートを渡された渋谷は「皆さんなしでは11年もアイドルを続けてこれませんでした。皆さんが私をアイドルにしてくださったと思います。人としてもたくさん成長させてもらいましたし、こんな温かい皆さんに支えられてすごくうれしいです」と感慨深げ。

　「最後にNMB48劇場という本当に大切な場所で…。初期の頃から立たせてもらって、ここでいっぱい失敗したし、いっぱい挑戦もしたし、いっぱい悔しい思いもしたし、うれしい思いもしたし、全てがこの劇場に詰まっています。これからもぜひこの劇場を皆さんも好きで思い続けていただけたらうれしいです」しみじみ。

　「私は本当にアイドルになってよかった。アイドルになってよかったというよりも、NMB48になってよかったです。NMB48だったから今の私があります。メンバーのみんなだったから、ファンの皆さんだったから、スタッフの皆さんだったから私があるので本当に感謝しています」と思いの丈を打ち明けた。

　卒業後については「私は本気で頑張って、『こんな一面のなぎちゃんがあるんだ』って、新たな刺激や楽しみをお届けすることを誓いますので、今後ともどうぞよろしくお願いします。本当に11年間ありがとうございました！」と、さらなる活躍を誓った。

　「なぎさ！」コールの中、卒業セレモニーが終了したものの、渋谷は最後までステージに残り、ファンに手を振る代わりに、小指を立てた“指切り”のポーズ。「アイドル最高に楽しかったですよ。また皆さんとお会いできる機会を作りたいと思います。その時は来てくれますか？もっともっと大きくなりますので覚悟しておいてください。本当にありがとうございました。そして、これからもなぎさ前で待ち合わせやで！」と、卒業公演ともなったおなじみのキャッチフレーズで締めくくり。投げキッスを振りまいてアイドル活動に幕を下ろした。

■『渋谷凪咲卒業公演〜なぎさ前で待ち合わせやで▽〜』セットリスト
Overture
01. 夢中人
02. ハートの脱出ゲーム
03. Blue rose
04. 蜃気楼
05. シャワーの後だから
06. アイラブ豚まん
07. 君と出会って僕は変わった
08. 渚サイコー！
【アンコール】
EN1. ジャングルジム
EN2. 人生は長いんだ