大みそか恒例の『第74回NHK紅白歌合戦』（後7：20〜11：45　総合ほか）の出場歌手44組が13日、東京・渋谷のNHKホールで発表された。俳優で歌手の伊藤蘭（68）は、1978年4月に解散した伝説のアイドルグループ・キャンディーズで1975〜77年に出場以来46年ぶり、ソロでは初出場となる。

【写真】その他の写真を見る

　2019年5月、64歳でソロデビューした伊藤は「このようなことになるとは想像もしていませんでした。さっきスタッフに確かめましたら、46年ぶりに紅白のステージに立たせていただくということで」と笑みを浮かべた。「きょうここに来て、“いいのかなぁ？”という感じがしておりましたけれども、大泉さんにお会いして安心しました」と、同じく初出場会見に登壇した大泉洋の存在に気持ちが和んだことを明かして笑いを誘った。

　夫の水谷豊、愛娘でNHK連続テレビ小説『ブギウギ』のヒロインを務める趣里、キャンディーズのメンバー・ミキさんに報告したかを聞かれると、「今日は家族とすれ違いで会えていないので、メールで伝えて、『頑張って』という言葉は趣里からもらいました。夫とは話していなんですれど」と笑い、「ミキさんにはこれから報告します」と明かした。

　この日の会見は、NHKホールで行われた。キャンディーズはNHKの番組『歌謡グランドショー』がきっかけで結成されたことから「そもそもキャンディーズは、NHKで作っていただいたグループ。（NHKホールで公開収録されていた）『レッツゴーヤング』などにも出させていただいたので“戻ってきたな”という感じがいたします」と胸中を告白。

　「当時は3人で心強かったこともありますけど、今回は1人。でも、心の中ではいつも3人いるという感じで、どういう歌を歌うかわかりませんが、そういう気持ちでおります」と意気込んでいた。