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Mrs. GREEN APPLE、アーティスト別ランクイン楽曲数で23年1位を獲得

 1年8ヶ月の休止期間を経て、22年3月、“フェーズ2開幕”を高らかに宣言したMrs. GREEN APPLE。その後、「ニュー・マイ・ノーマル」(22年3月配信)、「ダンスホール」(同5月配信)、「Soranji」(同10月配信)、そして映画「ONE PIECE FILM RED」劇中歌のセルフカバー「私は最強」(同11月配信)、「ケセラセラ」(23年4月配信)、「Magic」(同6月配信)…、話題作を次々にリリース。また、アリーナ公演にライブハウスツアー、地上波冠番組『ミセススクールクエスト』を担当するなど多彩な活動を行い、活動再開から1年余しか経っていないことが信じられないほど、密度の濃い時間を過ごしてきた。

10周年を迎えたMrs. GREEN APPLE

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 そして7月5日、バンド結成10周年を迎えるタイミングで、5thフルアルバム『ANTENNA』をリリース。ポップで壮大なナンバーから、アコースティックな楽曲まで様々なテイストの楽曲が収録された本作は、一聴すると爽快だが、耳を澄ませば濃厚で聴きごたえ十分の内容になっている。タイトルには、活動初期の頃からしばしばメンバー間でも使われていたという、感受性を意味する“アンテナ”をタイトルに選んだあたり、本作に対するメンバーの想いの強さ、熱量の大きさをうかがい知ることができる。

 アルバム発売に向けて、5月13日にはそのコンセプトフォト“hope”(希望、望み、期待、可能性を意味する)を、そして26日には“void”(虚無感、空白感、喪失感、欠落を意味する)を公開。まるで対になっているかのような2つの言葉が冠せられたビジュアルに、ファンの期待感は否応なく高まっていった。そのワクワク感は6月に入り、「オリコン週間ストリーミングランキング」の動きに顕著に表れた。TOP100内のアーティスト別ランクイン楽曲数が、週を追うごとに1作、また1作と増えていき、リリース直前週の23.7/10付週には10作がランクインしたのだ。これは、アーティスト別ランクイン楽曲数としては、23年では1位(23.7/10付時点)の記録となった。

 その10作の内訳をみると、最近の「Magic」「ケセラセラ」「Soranji」から活動休止前の人気曲まで多彩な楽曲が、実に良いバランスでランクインしていることに気づく。“フェーズ2”からはバンドというスタイルだけにこだわらず、心の赴くままジャンルレスに今やりたい音楽を追究してきた彼らは、スケール感のあるポップソングを奏でてきた。そういった楽曲に交じって、青春の夏の躍動感や輝きが詰まった「青と夏」、美しいハーモニーが印象的なラブバラード「点描の唄 (feat. 井上苑子)」、熱いロックチューン「インフェルノ」も聴かれ続けているのは、根幹の部分で“ミセスらしさ”が失われていないことの証左であり、かつアーティストの成長や変化をファンがしっかりと受け止め、ともに楽しんでいると考えるからだ。
 それだけに、アルバム発売後の7/17付「週間ストリーミングランキング」(7月12日発表)に、どれだけ収録曲がランクインしてくるのか、期待は高まるばかりだ。

 アルバム『ANTENNA』を携えて、7月8日(土)からは約3年半ぶりのバンド史上最大規模となる東名阪アリーナツアー『Mrs. GREEN APPLE ARENA TOUR 2023 “NOAH no HAKOBUNE”』(全6公演)がスタートする。そして、8月12日(土)・13日(日)には、埼玉・ベルーナドーム(西武ドーム)にて、バンド史上初のドームライブ「Mrs. GREEN APPLE DOME LIVE 2023 “Atlantis”」を行う。
4月の対バンライブ「Mrs. TAIBAN LIVE」から、アリーナツアー、そしてドームライブへと一気に駆け上がっていく様は、まさに鳥肌もの。自由奔放に新ステージへとステップアップしていくMrs. GREEN APPLEから目が離せない、暑い夏になりそうだ。

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