イギリスのソプラノユニット・LIBERA（リベラ）が5月31日、都内で最新アルバム『絆 FOREVER』（17日日本先行発売）のリリースを記念した記者発表会に出席した。

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　LIBERAは、イギリス・サウスロンドンに住む7歳から18歳までの少年たちの中から、オーディションによって選抜、結成されたボーイソプラノユニット。映画『ハンニバル』や『ヴェニスの商人』のメインテーマのほか、ビョークやエルトン・ジョン、パヴァロッティ、アレッド･ジョーンズといった世界的アーティストのアルバムへの参加などでも注目を集めてきた。

　記者発表会には、ユニットを代表して10人のメンバーが登壇した。はじめにDanielが「こんにちは。僕たちはリベラです」と流暢（りゅうちょう）な日本語であいさつし、「きょうはこのような場を設けていただきありがとうございます」と感謝。続けて、Nathanは「僕は初めての日本なので、滞在中はいろいろなものを体験したい」と目を輝かせた。

　同ユニットは、2021年9月に創設者であるロバート・プライズマン氏が死去。今作の日本盤には、プライズマン氏の遺作となった新曲2曲に加えて、かつて同氏とともに数々の作品を生み出してきた日本の作曲家・村松崇継氏による書き下ろしの新曲「永遠の絆」も収録されている。

　さらに、10月には10回目となる日本ツアー『Angel Voices Tour 2023』を開催する。同ユニットは2005年よりコンスタントに来日公演も実施しており、2020年10月にも『Angel Voices Tour 2020』の東京公演が予定されていたが、新型コロナウイルスの感染拡大によって2021年10月に延期された後、中止となった。今回は2019年以来4年ぶりの来日となり、『日比谷音楽祭2023』（6月3日開催）への出演も決定した。

　新作のリリースとツアーの開催決定を祝し、記者発表会では鏡開きも実施された。ツアーの冠スポンサーを務める三井住友ファイナンス＆リースの代表取締役社長・橘正喜氏、取締役執行役員・関口栄一氏とともに、VictorとMitchelはやや緊張した面持ちながら元気よく木槌を振り、酒樽のふたが割れるとうれしそうな笑顔を見せた。その後、10人で代表曲「彼方の光」と新曲「永遠の絆」を披露。”至高のエンジェルボイス”と称される美しいハーモニーを届け、会場に足を運んだファンは万雷の拍手を贈った。

　イベント後には報道陣からの取材にも対応。Josephは「いろいろな食べ物を食べてみたい。あと、日本の文化やアートも好きなので経験してみたいです」と来日に期待を寄せ、同じくDanielも「何年もツアーができなかったし、日本は大好きな国。さまざまな町に行けることも、フェスティバルに出演できることにもワクワクしています」と意気込んだ。そして最後にVictorは、日本のファンに向けて「いつも応援に感謝しています」とし、「ぜひコンサートに来ていただき、僕たちの音楽を聴いていただきたい」と力強く伝えた。

■『SMFLグループ presents LIBERA Angel Voices Tour 2023』
10月24日（火）　大阪・大阪フェスティバルホール
10月26日（木）　神奈川・KT Zepp Yokohama
10月27日（金）　東京・LINE CUBE SHIBUYA