4月中旬に大麻取締法違反容疑で逮捕・起訴された3人組ユニット「変態紳士クラブ」のメンバー・VIGORMANが25日、公式ツイッターを更新。自筆で「ご心配をお掛けして申し訳ないです」と謝罪するとともに、音楽に向き合う心境を記した。

　VIGORMANは4月13日午前、大阪市内の自宅で、営利目的で乾燥大麻26.16グラムを所持した疑いで逮捕。一部で、同違反（所持）罪で起訴され、保釈されたと報道されている。5月19日に東京、24日に大阪でワンマンライブ『LIVE JUNKIE -VIGORMAN’s ONE MAN LIVE-』を予定していたが、事件を受け開催延期に。しかし、VIGORMANの強い希望によりチケット購入者に全額返金した上で、同日程で「リスナーの皆様に直接お伝えしたいこと」を表する機会を設けるとして、ステージに立っていた。

　ステージでは「事件については（大麻が）自分のものであったことは事実ですし、これまでの楽曲の歌詞でも歌ってきたように、自分の生活の中に大麻という存在があったことは事実です」としつつ、あらためて営利目的で所持していたことは否定。

　また、「賛否両論、覚悟の上です」と真剣な表情を見せ、「『もうみんなの前で歌うんか』とか、いろいろな世間の皆さんの声はあると思いますが、自分は何度考えてもやっぱり今日を楽しみにしてくださってた皆さんだったり、いつも自分の曲を聴いてくれてる皆さんに寄り添うことが、最大の使命であり、全うすべき使命であり、自分のやりたいとであるという決断です」などと語っていた。

　そしてこの日、ツイッターに「皆様へ」と題した自筆文書を投稿。「ご心配をお掛けして申し訳ないです。どうしてもSNSより先にワンマンライブを楽しみにしてくれていた方々の目の前に立って、自分の口から出る生の言葉と楽曲で胸の内を伝えたかったのでこのタイミングでの投稿となりました」と説明。

　さらに「自分ができる唯一の恩返しは音楽であるということと、音楽家の端くれとしてSNSで多くを語るのは性に合わない」とし、あす26日に新曲「恩返し」をリリースすると伝えた。

　あらためて「賛否両論は覚悟のうえで、世間の皆様からどう評価されるかよりも、いつも自分の曲を楽しみにしてくれているリスナーの方々に寄り添うことが自分の出した結論です」とし、最後は「いただいた激励の言葉を無駄にすることなく、全て音楽に昇華させます。こんなろくでなしですが、これからもよろしくお願いします!!」と結んだ。