SNS連動型キャラクターソングプロジェクト『Clock over ORQUESTA』が21日、東京メトロとコラボレートしたイベント『クロケスタ駅ナカ LIVE!! 〜新宿・銀座・王子をめぐるバーチャルライブ・ラリー〜』をスタートさせた。

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　同イベントは、東京メトロと『Clock over ORQUESTA』を展開するviviON、MR音響アプリなどを開発・提供しているGATARIの3社によって実現。きょう21日より3月21日まで、丸ノ内線・新宿駅と銀座駅、南北線・王子駅にて開催される。

　各駅に設置されたライブスポットには、同プロジェクトのキャラクターが4人ずつ振り分けられており、GATARIのMR音響体験アプリ『Auris』（iOSのみ対応）を使用することで、それぞれの録り下ろしボイスやスペシャルライブ音源が楽しめる。さらに、全スポットを巡ることで入手できるパスワードを特設サイトに入力すると、本イベントのためのボイスドラマも聴くことが可能になる。

　銀座駅では同イベントの報道発表会も行われた。GATARIの担当者は、今回用いられたMR音響技術について「これまで美術館や商業施設などの音声ガイドとして活用されてきましたが、一般ユーザーが自らのスマホなどで体験できる事例としては、今回が初めてです」と説明した。

　イベントを実現させたのは、開催地の3次元スキャンデータとスマホのカメラが映す風景をリアルタイムにマッチングさせ、位置情報を正確に取得するというGATARIの最先端技術。担当者は「空間を共有していながらも、それぞれ違う体験ができることが強み」と語り、「（スピーカーなどで）場所を占拠しないので、実施場所を選ばない。これからもインクルーシブな体験を提供していけたら」と力を込めた。

　viviON担当者は、各駅のキャラクター配置について「キャラクターごとの関係性を重視した」とし、「これまで関わりのなかったキャラクターでライブを作ってみたら面白いんじゃないかと考えました」と振り分けの理由を明かす。

　さらに「空間で見せるという試みは初めてで、せっかく場所を使わせていただけるのであれば、『これはもうライブしかない！』と。インタラクティブな体験をキャラクターコンテンツで楽しめるというのは珍しい。関係者のみなさんのおかげで、十分なクオリティーを出せました」と自信ものぞかせた。

　最後に、同プロジェクトが今年3月で2周年を迎えることについても触れ、ファンに向けて「近々解禁できる情報もありますので、楽しみにお待ちいただければと思います」と伝えた。

■『クロケスタ駅ナカ LIVE!! 〜新宿・銀座・王子をめぐるバーチャルライブ・ラリー〜』開催地・ライブ楽曲
▼丸ノ内線・新宿駅
・朱鷺燈一夜（青年CV：山下大輝）×40mP「ただ一つ、夜を越えて」
・桜小路二香（青年CV：森川智之）×164「SECONDS」
・栗花落四麻（青年CV：置鮎龍太郎）×john「翅のカルテット」
・不破十紀人（青年CV：鳥海浩輔）×Nem「ナルコレプシー No.10」
▼丸ノ内線・銀座駅
・小豆沢三斗（青年CV：服部想之介）×すこっぷ「ダイサンシャ」
・音葉五百助（青年CV：野田てつろう）×ピノキオピー「五光」
・天馬六華（青年CV：村瀬歩）×梨本うい「午前六時のブギウギ」
・榊八色（青年CV：堀内賢雄×湊貴大（流星P）「八尋之影」
▼南北線・王子駅
・天馬七星（青年CV：日野聡）×れるりり「nana〜ぼくのうた〜」
・九重九日（青年CV：立花慎之介）×keeno「se9uel」
・春海一十（青年CV：山路和弘）×YASUHIRO（康寛）「サイハテの十壱車両」
・朱鷺燈零士（青年CV：緑川光）×sasakure.UK「Null」