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29年ぶり復活の男闘呼組「もう再結成はないかなと思っていた」

 昨年夏、29年ぶりに再始動した男闘呼組が、3日発売の『日経エンタテインメント!』(日経BP)3月号に登場。「こんな夢も見られるのだから」というインタビューで、再始動に至った心の変化や、復活ライブで感じ得た思いなどをじっくりと語っている。

『日経エンタテインメント! 2023年3月号』に登場する男闘呼組(C)日経BP

『日経エンタテインメント! 2023年3月号』に登場する男闘呼組(C)日経BP

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 1988年に成田昭次・高橋和也・岡本健一・前田耕陽から成るロックバンドとしてジャニーズ事務所からデビュー、93年に活動休止した男闘呼組。その後は事務所がバラバラとなり、岡本は「もう再結成はないかなと思っていた」と言うが、2019年に状況が変わった。

 男闘呼組の主演映画『ロックよ、静かに流れよ』(88年)の公開30周年記念上映会に出席した岡本が、成田のコメントを発表したことがきっかけだ。07年に芸能界を引退していた成田の消息はどのメンバーもわからなかったが、上映会の約1年前に高橋がある知り合いから成田のアドレスを教えてもらったことが糸口になった。

 「昭次、元気? 和也だよ」……恐る恐るメールしたという高橋。「昭次が何らかの理由で僕らに対して距離を置くことが怖かった。だからすごく繊細に対応してました」(高橋)と、その時のやりとりを具体的に明かしている。

 メールで連絡を取り合うようになっていたなか、19年7月にジャニーズ事務所前社長・ジャニー喜多川氏が他界。同年9月に開かれた「お別れ会」で岡本と成田は久々の再会を果たす。この会を機に、前田も成田と連絡を取れるようになり、4人の連絡網が立ち上がった。そして20年8月、音楽スタジオで合流。活動休止以来、4人で初めて音出しをするまでの不安や覚悟を克明に語っている。

 今回の“再始動”はデビュー35周年となる今年8月までの期間限定。4月からはその「ラストツアー」が始まる。訪れるのは、93年の夏に開催予定だった地方をメインに全国18会場。「このまま活動休止の状態だったら、この先の人生で無念や後悔が残るかもしれないと思った」と成田。今プロジェクトの言い出しっぺは、再結成を最も望んでなかった岡本だったそうだが、前田は「そこはみんながびっくりしてる。え、それ、健ちゃんが言い出す? って」と率直な心境を述べている。

 「アイドルの進む道」についての発言も興味深い。なぜ彼らは再結成できたのか。退所や脱退といったニュースがあとを絶たない昨今のアイドル界においては、希望と思える言葉だ。記事では、昨年10月と12月に行われた復活ライブの様子もレポート。濃密な8ページになっている。

 なお、表紙&巻頭インタビューはSnow Manの目黒蓮。昨年来、ドラマ『silent』や放送中の朝ドラ『舞いあがれ!』などで俳優として大躍進。トップを走る自身とグループの今について、ロングインタビューでたっぷりと迫っている。

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