ロックバンド・THE FOOLSが13日、東京・ヒューマントラストシネマ渋谷にて行われたドキュメンタリー映画『THE FOOLS 愚か者たちの歌』の初日舞台あいさつに参加。福島誠二(Ba)、村上雅保(Dr)、關口博史(Gt)、若林一也(Sax)がトークを行った。
THE FOOLSは、80年の結成以来、長年にわたって“アンダーグラウンドシーンの帝王”として君臨するロックバンド。本作では、薬物による度重なる逮捕やトラブル、相次ぐメンバーの病死、ボーカリスト・伊藤耕の獄中死など、同バンドが歩んできた軌跡を追う。ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で、きょう13日より順次ロードショーされる。
メガホンを取ったのは、THE FOOLSに10代の頃から魅了されてきたという高橋慎一監督。はじめに「THE FOOLSは1980年代からずっと観ていて、90年代はずっと追いかけていて、2007年に復活したときにはフォトグラファーとしてステージを撮るようになった」と自身とバンドの関わり合い方に触れ、「2012年からは『このバンドのドキュメンタリー映画を本格的に撮りたい』と思うようになって、11年間くらいカメラを回し続けていました」と撮影を振り返った。
撮影開始から2年後の14年1月29日には、前身バンド時代からTHE FOOLSに尽力したギタリスト・川田良さんが死去。そして17年10月16日には、唯一のオリジナルメンバーだったボーカリスト・伊藤耕さんも服役中に亡くなった。
福島は「作っている最中にメンバーがどんどん亡くなっちゃったからね」としみじみ語りつつ、「こういう映画とかが大嫌いなはずの川田良から、『きょうからカメラが入る。映画を撮るんだよ。お前ら協力してやれ』って言われた」と撮影当初を回顧。
「何をやるにしてもカメラがいるから、最初はうざってぇなと。でも、みんなだんだんとカメラを意識するようになってきて、良さんも耕もさりげなくTHE FOOLSのTシャツを着たりしてね。そういうかわいい、お茶目なシーンもある」と笑い、村上も「カメラ慣れしていく自分がいた(笑)」と続いた。
高橋監督は11年間にもおよぶ長期の撮影の中、映画の完成を前に亡くなっていったメンバーに思いを馳せ、「正直、寝覚めが良い日はなかった。耕さんたちが亡くなってから毎日、『今日もTHE FOOLSの映画が完成していないや』と思い続けて作業をしていました。医者からも『こんなに疲れている人は診たことがない。もう少し作業のペースを緩めてください』って言われていましたから(笑)」と、文字通り命がけの制作だったことを明かす。
そんな作品の感想を求められた福島は、「当事者目線だと難しい。これがTHE FOOLSのすべてってわけじゃない。実際はもっとディープで、どうしようもない部分もあるんだけど…そこはいつか俺が作ろうかな(笑)」と冗談っぽく笑いながら、「でも、客観的に観てよくまとまったと思う。これなら耕も良さんも納得するんじゃないか」と監督に感謝を伝えた。
村上も同じく「よくまとまっている」と評価。「どうしても複雑な気持ちになってしまうからあんまり頻繁に観られない」と率直な思いも吐露しながら、「THE FOOLSを知らない人が観ても楽しめる映画になっていると思う」と伝えた。
監督の「この映画が完成するって誰も信じていなかった」という言葉を受け、關口は「最初はどうなるんだろうかと思っていたけど、(完成したものを観て)すごいな、さすがだなと」と監督の労をねぎらった。
若林は「僕が良さんや耕さんに会ったのは21歳くらいの頃で、本当に2人の音楽が大好きだった」と回顧。「『音楽が時代を作るんじゃなくて、時代が音楽を作る』っていう言葉がある。ほんの少しかもしれないけど、この映画には時代背景と音楽っていうものが凝縮されていると思う」と力強く続け、「僕もこの映画を観られてよかったです」と感謝していた。
THE FOOLSは、80年の結成以来、長年にわたって“アンダーグラウンドシーンの帝王”として君臨するロックバンド。本作では、薬物による度重なる逮捕やトラブル、相次ぐメンバーの病死、ボーカリスト・伊藤耕の獄中死など、同バンドが歩んできた軌跡を追う。ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で、きょう13日より順次ロードショーされる。
メガホンを取ったのは、THE FOOLSに10代の頃から魅了されてきたという高橋慎一監督。はじめに「THE FOOLSは1980年代からずっと観ていて、90年代はずっと追いかけていて、2007年に復活したときにはフォトグラファーとしてステージを撮るようになった」と自身とバンドの関わり合い方に触れ、「2012年からは『このバンドのドキュメンタリー映画を本格的に撮りたい』と思うようになって、11年間くらいカメラを回し続けていました」と撮影を振り返った。
撮影開始から2年後の14年1月29日には、前身バンド時代からTHE FOOLSに尽力したギタリスト・川田良さんが死去。そして17年10月16日には、唯一のオリジナルメンバーだったボーカリスト・伊藤耕さんも服役中に亡くなった。
福島は「作っている最中にメンバーがどんどん亡くなっちゃったからね」としみじみ語りつつ、「こういう映画とかが大嫌いなはずの川田良から、『きょうからカメラが入る。映画を撮るんだよ。お前ら協力してやれ』って言われた」と撮影当初を回顧。
高橋監督は11年間にもおよぶ長期の撮影の中、映画の完成を前に亡くなっていったメンバーに思いを馳せ、「正直、寝覚めが良い日はなかった。耕さんたちが亡くなってから毎日、『今日もTHE FOOLSの映画が完成していないや』と思い続けて作業をしていました。医者からも『こんなに疲れている人は診たことがない。もう少し作業のペースを緩めてください』って言われていましたから(笑)」と、文字通り命がけの制作だったことを明かす。
そんな作品の感想を求められた福島は、「当事者目線だと難しい。これがTHE FOOLSのすべてってわけじゃない。実際はもっとディープで、どうしようもない部分もあるんだけど…そこはいつか俺が作ろうかな(笑)」と冗談っぽく笑いながら、「でも、客観的に観てよくまとまったと思う。これなら耕も良さんも納得するんじゃないか」と監督に感謝を伝えた。
村上も同じく「よくまとまっている」と評価。「どうしても複雑な気持ちになってしまうからあんまり頻繁に観られない」と率直な思いも吐露しながら、「THE FOOLSを知らない人が観ても楽しめる映画になっていると思う」と伝えた。
監督の「この映画が完成するって誰も信じていなかった」という言葉を受け、關口は「最初はどうなるんだろうかと思っていたけど、(完成したものを観て)すごいな、さすがだなと」と監督の労をねぎらった。
若林は「僕が良さんや耕さんに会ったのは21歳くらいの頃で、本当に2人の音楽が大好きだった」と回顧。「『音楽が時代を作るんじゃなくて、時代が音楽を作る』っていう言葉がある。ほんの少しかもしれないけど、この映画には時代背景と音楽っていうものが凝縮されていると思う」と力強く続け、「僕もこの映画を観られてよかったです」と感謝していた。
2023/01/13




