■『第73回NHK紅白歌合戦』リハーサル2日日（29日、東京・渋谷 NHKホール）
　3年連続3回目出場のmiletがリハーサルに登場し、報道陣の取材に応じた。昨年と同じ「Fly High」に加え、Aimer、幾田りら（ゲスト出演）、Vaundyとのコラボで「おもかげ」を歌唱することが決定している。

【写真】その他の写真を見る

　miletは「今回3年目の紅白歌合戦となるんですけど、2回も歌えるなんて幸せでいっぱいです。今回のテーマが「LOVE ＆ PEACE」ということで、平和への願いを込めて、愛をいっぱい込めて、笑顔で歌えたらと思います」と意気込んだ。

　ソロでの歌唱曲「Fly High」は、NHKのウインタースポーツのテーマソングで、7月にプロスケーターに転向した羽生結弦選手らの演技からインスピレーションを受けて制作された楽曲。その羽生選手は今回の紅白でゲスト審査員に名を連ねている。

　羽生選手の前で歌うことについてmiletは「羽生結弦さんが審査員でいらっしゃるって聞いたときに、心臓の高鳴りがすごく速くなりました。羽生選手の演技を見ながら、ジャンプに音をはめるように作っていった曲。この曲で少しでも高く跳べますようにとエールを込めて作った曲なので、ご本人の前で歌えることがとても特別で、今までにないような気持ちで歌うことになるのかなって思っています。緊張しますけど、すばらしい演技をされた羽生選手やそのほかの皆さま、スポーツをされていない方々にもエールを贈れるように大切に歌わせていただきたいと思います」と胸中を明かした。

　羽生選手とは会ったことがないといい、「ずっと見てしまうかもしれません」とにっこり。もし話せるとしたら？と聞かれると、「今まで映像で演技を拝見して、その姿に感動してたくさんの言葉に勇気づけられ、励まされてきたので、会話なんていいので、感謝を伝えられたら十分です」と話した。

　今年1年を振り返る漢字には「祭」を選んだ。「2022年はツアー2本することもできましたし、フェスやいろんなイベントでもたくさんの方の目の前で歌う機会をたくさんいただけたので、とても充実した1年でした。私の大尊敬する、そして大好きな平原綾香さんに『ステージは祭りだよ』って言っていただけたことがすごく印象に残っていて、それまでステージに緊張や不安な気持ちを引き連れて立っていたのが、一気にすごく楽しくなったので、今年の一文字は『祭』です」と明かした。

　今回のステージについては「『Fly High』はより神聖な感じになった気がします。2年連続で同じ曲を歌わせていただけるのですが、去年よりも“飛行距離”が伸び、“飛行角度”が高くなったようなパフォーマンスになっているかなと思います」と説明。「『オモカゲ』はライブ感がすごく楽しい曲になっています。テレビなどで歌ったことがない曲なので、4人の楽しい姿を見ていただいて、楽しさハッピー、ピースラブを届けられたらと思います」と伝えた。