ヤマハアコースティックギターの祭典『Yamaha Acoustic Mind 2022 〜PREMIUM〜』が23日、東京・銀座のヤマハホールで行われた。
2014年からスタートした『Yamaha Acoustic Mind』は、元キマグレンのISEKIが総合プロデューサーとホストを務め、多彩なアーティストとともに“ヤマハ製アコースティックギターの魅力を伝えるコンサート”として開催されている。
9回目となる今年は、『Yamaha Acoustic Mind 2022 〜PREMIUM〜』と題して、10月1日から名古屋・大阪・東京の同社ブランドショップをめぐるツアー形式で展開。各地でAnlyや吉田山田、さくらしめじなどのアーティストが出演し、ライブを盛り上げた。東京公演の初日となったこの日は、miwaと大石昌良がゲスト出演。ISEKIとともに熱いステージを届けた。
はじめにISEKIがステージに登場し、「楽しんでいきましょうね」とあいさつ。キマグレン時代の「ガンバレロボ」をパーカッシブなアコースティックアレンジに変えてライブをスタートさせ、客席からは自然と手拍子で起こった。
「手が震えますね」と厳かなホールに緊張していることを明かして笑いを誘うISEKIは、「やっている側もすごく気持ち良くて。会場もヤマハのアコースティックギターも含めて、全体で楽しんでいただきたい」と語り、ソロ名義の「紺碧の海と真っ青な空の下で」と「reflection」を披露し、次のアーティストへとバトンをつないだ。
ISEKIに呼び込まれる形で、大石昌良が登場。同イベントの常連となっている大石は「ISEKIくんがいつも呼んでくれる」と感謝を伝えると、「大石くんを呼べばしっかり締まるから」とISEKI。この発言に対して大石は「またまた〜知ってるよ?miwaちゃんが決まったときのISEKIくんの喜びよう(笑)」と軽妙なトークを展開。「このままだといつまでもしゃべってしまうから…」とISEKIが切り出し、「太陽と曇り空」を2人で届けた。
ステージに残った大石は、「ここからは大石昌良のステージをお楽しみください」といい、「ピエロ」をパフォーマンス。トークも交えた演奏で観客をアジテートしつつ、曲中には「オントランペット、俺!」「オンスキャット、俺!」と楽器音から巧みなスキャットまでを自らの声だけで表現。さらに、「オンギター、俺とヤマハギター!」と叫びつつ、スラム奏法も採り入れた技巧派のソロで魅了する場面もあった。
大石は「アコギは旋律楽器としても優秀ですけど、打楽器としても使える」とし、自身が得意とするスラム奏法を紹介。「(この奏法を)弾き語りの最先端だと思ってずっと研究している」と続け、同奏法をフィーチュアした「パラレルワールド」と「ボーダーライン」を演奏した。
その後は「アニメソングで僕のことを知ってくれた方も多いのでは」と切り出しながら、「来年も『Yamaha Acoustic Mind』に呼んでもらう気やなと思ってもらえれば」と不敵な笑みを浮かべ、「君じゃなきゃダメみたい」を「ヤマハじゃなきゃだめみたい」に“改変”して披露した。
バラード「ただいま」を歌い終えた大石は、続いて出演するmiwaを勢い良く呼び込んだものの、miwaが登場するやいなや「はじめまして」と急にかしこまり、「(会場を)温めておきました」とあいさつを交わした。これにmiwaも「はじめまして」と返し、「ギターも歌もうますぎて。楽屋で震えていました(笑)」と大石の熱演を称えた。
そして大石が「miwaさんに歌ってほしくてリクエストした」と語り、自身が作詞作曲を手がけたどうぶつビスケッツ×PPPの「ようこそジャパリパークへ」で共演した。同曲に対して、miwaは「テンポもコード進行も早いし、普段使わないコードばっかりなんですよ」と言いつつ、「そもそも私が歌って良いのか」と謙そん。すると大石は、「miwaさんの『うー!がぉー!』が聞きたかった。これはファンの方の総意かなと!」と力を込めた。
イベントのトリを飾ったmiwaは、「高校の時に書いた曲を」とデビュー曲「don't cry anymore」からライブをスタート。続けて、「いろんなフェスも一緒に戦ってきてくれた」と愛用のヤマハ製ギターを紹介し、軽快なコードストロークが観客のクラップを誘った「441」や、体を左右に揺らしながら透明感のある歌声を響かせた「君に出会えたから」で盛り上げた。
「みなさんの拍手も音楽的」とホールの響き方に驚きつつ、自らもマイクを通さずに「楽しんでいますかー?」と観客に話しかける場面も。MCでは茶目っけたっぷりに興奮度を伝えていたものの、新曲「君が好きです」ではフィンガーピッキングスタイルで爪弾く美しいアルペジオで魅せ、「ヒカリへ」では鋭いストロークも見せつつ圧倒的な声量で歌い上げ、ファンを魅了していった。
最後には、ISEKIとのコラボで「結-ゆい-」を披露。miwaは「こういうイベントでトリをやらせていただくのは初めて」と語り、「普通は(ホスト役の)ISEKIさんがトリじゃないんですか?って100回くらい聞いた」と舞台裏のやり取りを明かして会場の笑いを誘ったものの、楽曲がスタートすると、2人の紡ぐアルペジオと歌声のハーモニーが一気に会場を包みこんだ。
アンコールでは出演者全員が登場し、ISEKIが「手拍子頼むよ!」とあおりつつキマグレンの「LIFE」を鳴らした。3人それぞれの歌声とギターサウンドに、観客のクラップを加えた1曲でライブを締めくくった。
2014年からスタートした『Yamaha Acoustic Mind』は、元キマグレンのISEKIが総合プロデューサーとホストを務め、多彩なアーティストとともに“ヤマハ製アコースティックギターの魅力を伝えるコンサート”として開催されている。
9回目となる今年は、『Yamaha Acoustic Mind 2022 〜PREMIUM〜』と題して、10月1日から名古屋・大阪・東京の同社ブランドショップをめぐるツアー形式で展開。各地でAnlyや吉田山田、さくらしめじなどのアーティストが出演し、ライブを盛り上げた。東京公演の初日となったこの日は、miwaと大石昌良がゲスト出演。ISEKIとともに熱いステージを届けた。
はじめにISEKIがステージに登場し、「楽しんでいきましょうね」とあいさつ。キマグレン時代の「ガンバレロボ」をパーカッシブなアコースティックアレンジに変えてライブをスタートさせ、客席からは自然と手拍子で起こった。
「手が震えますね」と厳かなホールに緊張していることを明かして笑いを誘うISEKIは、「やっている側もすごく気持ち良くて。会場もヤマハのアコースティックギターも含めて、全体で楽しんでいただきたい」と語り、ソロ名義の「紺碧の海と真っ青な空の下で」と「reflection」を披露し、次のアーティストへとバトンをつないだ。
ISEKIに呼び込まれる形で、大石昌良が登場。同イベントの常連となっている大石は「ISEKIくんがいつも呼んでくれる」と感謝を伝えると、「大石くんを呼べばしっかり締まるから」とISEKI。この発言に対して大石は「またまた〜知ってるよ?miwaちゃんが決まったときのISEKIくんの喜びよう(笑)」と軽妙なトークを展開。「このままだといつまでもしゃべってしまうから…」とISEKIが切り出し、「太陽と曇り空」を2人で届けた。
ステージに残った大石は、「ここからは大石昌良のステージをお楽しみください」といい、「ピエロ」をパフォーマンス。トークも交えた演奏で観客をアジテートしつつ、曲中には「オントランペット、俺!」「オンスキャット、俺!」と楽器音から巧みなスキャットまでを自らの声だけで表現。さらに、「オンギター、俺とヤマハギター!」と叫びつつ、スラム奏法も採り入れた技巧派のソロで魅了する場面もあった。
大石は「アコギは旋律楽器としても優秀ですけど、打楽器としても使える」とし、自身が得意とするスラム奏法を紹介。「(この奏法を)弾き語りの最先端だと思ってずっと研究している」と続け、同奏法をフィーチュアした「パラレルワールド」と「ボーダーライン」を演奏した。
その後は「アニメソングで僕のことを知ってくれた方も多いのでは」と切り出しながら、「来年も『Yamaha Acoustic Mind』に呼んでもらう気やなと思ってもらえれば」と不敵な笑みを浮かべ、「君じゃなきゃダメみたい」を「ヤマハじゃなきゃだめみたい」に“改変”して披露した。
バラード「ただいま」を歌い終えた大石は、続いて出演するmiwaを勢い良く呼び込んだものの、miwaが登場するやいなや「はじめまして」と急にかしこまり、「(会場を)温めておきました」とあいさつを交わした。これにmiwaも「はじめまして」と返し、「ギターも歌もうますぎて。楽屋で震えていました(笑)」と大石の熱演を称えた。
そして大石が「miwaさんに歌ってほしくてリクエストした」と語り、自身が作詞作曲を手がけたどうぶつビスケッツ×PPPの「ようこそジャパリパークへ」で共演した。同曲に対して、miwaは「テンポもコード進行も早いし、普段使わないコードばっかりなんですよ」と言いつつ、「そもそも私が歌って良いのか」と謙そん。すると大石は、「miwaさんの『うー!がぉー!』が聞きたかった。これはファンの方の総意かなと!」と力を込めた。
イベントのトリを飾ったmiwaは、「高校の時に書いた曲を」とデビュー曲「don't cry anymore」からライブをスタート。続けて、「いろんなフェスも一緒に戦ってきてくれた」と愛用のヤマハ製ギターを紹介し、軽快なコードストロークが観客のクラップを誘った「441」や、体を左右に揺らしながら透明感のある歌声を響かせた「君に出会えたから」で盛り上げた。
「みなさんの拍手も音楽的」とホールの響き方に驚きつつ、自らもマイクを通さずに「楽しんでいますかー?」と観客に話しかける場面も。MCでは茶目っけたっぷりに興奮度を伝えていたものの、新曲「君が好きです」ではフィンガーピッキングスタイルで爪弾く美しいアルペジオで魅せ、「ヒカリへ」では鋭いストロークも見せつつ圧倒的な声量で歌い上げ、ファンを魅了していった。
最後には、ISEKIとのコラボで「結-ゆい-」を披露。miwaは「こういうイベントでトリをやらせていただくのは初めて」と語り、「普通は(ホスト役の)ISEKIさんがトリじゃないんですか?って100回くらい聞いた」と舞台裏のやり取りを明かして会場の笑いを誘ったものの、楽曲がスタートすると、2人の紡ぐアルペジオと歌声のハーモニーが一気に会場を包みこんだ。
アンコールでは出演者全員が登場し、ISEKIが「手拍子頼むよ!」とあおりつつキマグレンの「LIFE」を鳴らした。3人それぞれの歌声とギターサウンドに、観客のクラップを加えた1曲でライブを締めくくった。
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2022/10/23