ロックバンド・a flood of circleが20日、代々木公園野外音楽堂でフリーライブ『a flood of circle "I'M FREE 2022"』を開催し、全13曲を渾身のバンドサウンドで鳴らし切った。本レポートでは、このライブで使用された楽器群にスポットを当てる。
ボーカル&ギターの佐々木はこの日、グレッチ製G6139T CBDC Falconをメインに起用。1.75インチとやや薄めのボディー厚と、ダブルカッタウェイ仕様によるハイポジションへのアクセスの良さから、これまでリードプレイが主体になる楽曲で握られることが多かった1本になる。
本器はこれまでにナットの変更やアジャストマティックブリッジへの換装、ビブラメイト製スポイラー(ストリングリテイナー)の装備など、さまざまなカスタマイズが施されてきた。
また、「花火を見に行こう」でハート型のサウンドホールが目を惹くゼマイティス製AAS-3000HW、「I’M FREE」ではグレッチ製G7593 Black Falconに持ち替える場面もあった。
アンプは2013年式のバッドキャット製ホット・キャット30Rに同社製1×12 Extキャビネットを組み合わせた形。なお、佐々木は現在同アンプのみで自身のギターサウンドを構築しており、足下のスイッチャーでトーンを切り替えている。ゼマイティスのアコギを使用した際には、ZOOM製AC-2(D.I.ボックス/プリアンプ)を使用した。
ギター・アオキテツのメインギターは、ギブソン製レスポール・カスタム1973。リフレットやデルリン製ナットへの変更、クルーソンタイプのブラスペグへの換装といったカスタマイズに加え、ピックアップをステッカーナンバードPAFに変更していることもポイントになる。
アオキはライブ毎にJMP2203と1959SLPという2台のマーシャル製ヘッドアンプを使い分けているが、この日チョイスされていたのはJMP2203と同社製スピーカーキャビネット:1960BHWの組み合わせ。アンプ側でギターサウンドのベーシックを作っているため、足下には必要最低限のペダルのみを配置している。
足下のラインナップは、ジム・ダンロップ製クライベイビー・ミニ(ワウ)、BOSS製DM-2(ディレイ)、イデア・サウンド・プロダクト製IDEA-TSX-VER.1とVER.2(ともにブースター)などで、BOSS製FS-5L(フットスイッチ)は、ギターソロなどで用いるアンプのマスターボリュームの切り替え用となる。
ベースのHISAYOは、ヤマハ製BB2024でライブの全編を弾き切った。本器はスプラインジョイント構造によるアルダー&メイプルの3ピースボディーや、メイプル+マホガニーの5ピースネック、アルニコVマグネットとセラミックマグネットを組み合わせたBBオリジナルピックアップなどによって、パワフルさと骨太さを創出するベースになる。
アンプはEBS製クラシック450(ヘッドアンプ)+アンペグ製SVT-810E(スピーカーキャビネット)という組み合わせ。
足下には、テック21製サンズアンプ/BOSS製ODB-3/EQD製パリセイズという3種の歪みペダルを配置し、サウンドの軸とするサンズアンプは常時ONの状態になっている。ODB-3はバンドでの活動初期から使用されている1台で、パリセイズは2018年以降から導入されたモデルになる。これらを曲ごとに使い分け、新旧入り交じるセットリストに対応した。
ドラムスの渡邊一丘は、10年以上愛用し続けているグレッチ製USAカスタムセット(バスドラム22"×16"、タム13"×11"、フロアタム16"×16")を起用した。スネアはヤマハ製レコーディングカスタムシリーズのスティールシェル(14"×7")。
シンバルはすべてパイステ製だが、RUDEシリーズと900シリーズのモデルを組み合わせたラインナップになっている(ハイハット14"、ヘヴィクラッシュ18"、パワーライド20"、ヘヴィクラッシュ20")。また、キックペダルはdw製5000シリーズのシングルペダルで、スティックはレルニ製H-150RWにグリップテープを巻いて使用していた。
同ライブは、7月8日に行われたLINE CUBE SHIBUYA公演にて告知され、開催に向けたクラウドファンディング企画“I'M FREE基金”も実施。達成率が385%を記録するなど、大きな話題を呼んでいた。さらに、期間限定ポップアップストアや新曲の無料配布の実施、前日には佐々木が突如として路上ライブを生配信するなど、“お祭り”感をあおる企画が次々に展開されていた。
■『a flood of circle "I'M FREE 2022"』セットリスト
01. GO
02. ミッドナイト・クローラー
03. Dancing Zombiez
04. Sweet Home Battle Field
05. Honey Moon Song
06. 世界は君のもの
07. Party Monster Bop
08. 北極星のメロディー
09. プシケ
10. 花
11. シーガル
12. 花火を見に行こう
13. I’M FREE
ボーカル&ギターの佐々木はこの日、グレッチ製G6139T CBDC Falconをメインに起用。1.75インチとやや薄めのボディー厚と、ダブルカッタウェイ仕様によるハイポジションへのアクセスの良さから、これまでリードプレイが主体になる楽曲で握られることが多かった1本になる。
本器はこれまでにナットの変更やアジャストマティックブリッジへの換装、ビブラメイト製スポイラー(ストリングリテイナー)の装備など、さまざまなカスタマイズが施されてきた。
また、「花火を見に行こう」でハート型のサウンドホールが目を惹くゼマイティス製AAS-3000HW、「I’M FREE」ではグレッチ製G7593 Black Falconに持ち替える場面もあった。
アンプは2013年式のバッドキャット製ホット・キャット30Rに同社製1×12 Extキャビネットを組み合わせた形。なお、佐々木は現在同アンプのみで自身のギターサウンドを構築しており、足下のスイッチャーでトーンを切り替えている。ゼマイティスのアコギを使用した際には、ZOOM製AC-2(D.I.ボックス/プリアンプ)を使用した。
ギター・アオキテツのメインギターは、ギブソン製レスポール・カスタム1973。リフレットやデルリン製ナットへの変更、クルーソンタイプのブラスペグへの換装といったカスタマイズに加え、ピックアップをステッカーナンバードPAFに変更していることもポイントになる。
アオキはライブ毎にJMP2203と1959SLPという2台のマーシャル製ヘッドアンプを使い分けているが、この日チョイスされていたのはJMP2203と同社製スピーカーキャビネット:1960BHWの組み合わせ。アンプ側でギターサウンドのベーシックを作っているため、足下には必要最低限のペダルのみを配置している。
足下のラインナップは、ジム・ダンロップ製クライベイビー・ミニ(ワウ)、BOSS製DM-2(ディレイ)、イデア・サウンド・プロダクト製IDEA-TSX-VER.1とVER.2(ともにブースター)などで、BOSS製FS-5L(フットスイッチ)は、ギターソロなどで用いるアンプのマスターボリュームの切り替え用となる。
ベースのHISAYOは、ヤマハ製BB2024でライブの全編を弾き切った。本器はスプラインジョイント構造によるアルダー&メイプルの3ピースボディーや、メイプル+マホガニーの5ピースネック、アルニコVマグネットとセラミックマグネットを組み合わせたBBオリジナルピックアップなどによって、パワフルさと骨太さを創出するベースになる。
アンプはEBS製クラシック450(ヘッドアンプ)+アンペグ製SVT-810E(スピーカーキャビネット)という組み合わせ。
足下には、テック21製サンズアンプ/BOSS製ODB-3/EQD製パリセイズという3種の歪みペダルを配置し、サウンドの軸とするサンズアンプは常時ONの状態になっている。ODB-3はバンドでの活動初期から使用されている1台で、パリセイズは2018年以降から導入されたモデルになる。これらを曲ごとに使い分け、新旧入り交じるセットリストに対応した。
ドラムスの渡邊一丘は、10年以上愛用し続けているグレッチ製USAカスタムセット(バスドラム22"×16"、タム13"×11"、フロアタム16"×16")を起用した。スネアはヤマハ製レコーディングカスタムシリーズのスティールシェル(14"×7")。
シンバルはすべてパイステ製だが、RUDEシリーズと900シリーズのモデルを組み合わせたラインナップになっている(ハイハット14"、ヘヴィクラッシュ18"、パワーライド20"、ヘヴィクラッシュ20")。また、キックペダルはdw製5000シリーズのシングルペダルで、スティックはレルニ製H-150RWにグリップテープを巻いて使用していた。
同ライブは、7月8日に行われたLINE CUBE SHIBUYA公演にて告知され、開催に向けたクラウドファンディング企画“I'M FREE基金”も実施。達成率が385%を記録するなど、大きな話題を呼んでいた。さらに、期間限定ポップアップストアや新曲の無料配布の実施、前日には佐々木が突如として路上ライブを生配信するなど、“お祭り”感をあおる企画が次々に展開されていた。
■『a flood of circle "I'M FREE 2022"』セットリスト
01. GO
02. ミッドナイト・クローラー
03. Dancing Zombiez
04. Sweet Home Battle Field
05. Honey Moon Song
06. 世界は君のもの
07. Party Monster Bop
08. 北極星のメロディー
09. プシケ
10. 花
11. シーガル
12. 花火を見に行こう
13. I’M FREE
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2022/10/20