きょう6月18日は、伝説のロックバンド、ザ・ビートルズのメンバーで、いまだ現役のロックミュージシャン、ポール・マッカートニーの誕生日。80歳になった。これにあわせて、『ザ・ビートルズ:Get Back』より、ポールが熱唱する映像の一部が公開された。
解禁された映像は、ロンドンのアップル本社屋上で行われた、“ルーフトップ・コンサート”の一部で、ポールがジョン・レノンと作り上げた名曲「I've Got a Feeling」をジョンとともに歌っているシーン。伝説とも言われるライブでの、まるで幻のような貴重な映像だ。
“ルーフトップ・コンサート”は、1969年1月30日、“Get Back(復活)”を掲げて集まった4人が、名盤『レット・イット・ビー』に収録される名曲の数々を予告なしで披露したゲリラライブのこと。
69年1月、年が明けてすぐにジョン・レノン、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリソン、リンゴ・スターの4人はスタジオに集まっていた。ニューアルバムのための新曲を完成させ、ザ・ビートルズとしてはおよそ2年4ヶ月ぶりにライブ演奏を披露するテレビ特番を収録することになっていたのだ。
紆余曲折があってテレビ特番は取り止めになり、代わりに行われたのがルーフトップ・コンサート。まさかこれが彼らの最後のライブになってしまうとは…。そして、新曲づくりに勤しんだ1ヶ月間は“ゲット・バック・セッション”として語り継がれることになる。
(1) 67年にマネージャーのブライアン・エプスタインが他界し、以後はポール・マッカートニー主導でバンド活動を続けていた。
(2)ジョン・レノンは68年以降オノ・ヨーコとの活動を重視し、ザ・ビートルズの枠組みを取っ払った活動を行なうようになっていた。
(3) 68年の『ザ・ビートルズ(通称:ホワイト・アルバム)』制作中にリンゴ・スターが一時脱退していた。
上記のような理由からこの頃すでに解散が噂されていたザ・ビートルズ。“ゲット・バック・セッション”で、彼らはどこに“戻ろう”としたのか。マネージャーの死後、グループを率先して引っぱっていったのは間違いなくポールだったが、リーダー的存在のジョンの気持ちがザ・ビートルズから徐々に離れつつあったことをポールは肌で感じていた。ポールは、“ゲット・バック・セッション”でバンドを再起動させようと試みたが、“ルーフトップ・コンサート”が、ザ・ビートルズとしての最後のライブとなってしまった。
もともとテレビ特番が予定されていることもあって、“ゲット・バック・セッション”の一部始終は撮影されていた。この時の映像を使用して、1970年に映画『レット・イット・ビー』が劇場公開。さらに、ピーター・ジャクソン監督が55時間以上の未発表映像と、150時間もの未発表音源をデジタル修復して新たな映像作品『ザ・ビートルズ:Get Back』を作り上げ、2021年にディズニープラスで配信された。名曲「レット・イット・ビー」や「ゲット・バック」を含む、新曲14曲が一から創作されていくその歴史的瞬間をはじめ、“ルーフトップ・コンサート”が初めてノーカット完全版が公開された『ザ・ビートルズ:Get Back』Blu-rayコレクターズ・セットは、7月13日発売。
★YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」
解禁された映像は、ロンドンのアップル本社屋上で行われた、“ルーフトップ・コンサート”の一部で、ポールがジョン・レノンと作り上げた名曲「I've Got a Feeling」をジョンとともに歌っているシーン。伝説とも言われるライブでの、まるで幻のような貴重な映像だ。
“ルーフトップ・コンサート”は、1969年1月30日、“Get Back(復活)”を掲げて集まった4人が、名盤『レット・イット・ビー』に収録される名曲の数々を予告なしで披露したゲリラライブのこと。
69年1月、年が明けてすぐにジョン・レノン、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリソン、リンゴ・スターの4人はスタジオに集まっていた。ニューアルバムのための新曲を完成させ、ザ・ビートルズとしてはおよそ2年4ヶ月ぶりにライブ演奏を披露するテレビ特番を収録することになっていたのだ。
紆余曲折があってテレビ特番は取り止めになり、代わりに行われたのがルーフトップ・コンサート。まさかこれが彼らの最後のライブになってしまうとは…。そして、新曲づくりに勤しんだ1ヶ月間は“ゲット・バック・セッション”として語り継がれることになる。
(1) 67年にマネージャーのブライアン・エプスタインが他界し、以後はポール・マッカートニー主導でバンド活動を続けていた。
(2)ジョン・レノンは68年以降オノ・ヨーコとの活動を重視し、ザ・ビートルズの枠組みを取っ払った活動を行なうようになっていた。
(3) 68年の『ザ・ビートルズ(通称:ホワイト・アルバム)』制作中にリンゴ・スターが一時脱退していた。
上記のような理由からこの頃すでに解散が噂されていたザ・ビートルズ。“ゲット・バック・セッション”で、彼らはどこに“戻ろう”としたのか。マネージャーの死後、グループを率先して引っぱっていったのは間違いなくポールだったが、リーダー的存在のジョンの気持ちがザ・ビートルズから徐々に離れつつあったことをポールは肌で感じていた。ポールは、“ゲット・バック・セッション”でバンドを再起動させようと試みたが、“ルーフトップ・コンサート”が、ザ・ビートルズとしての最後のライブとなってしまった。
もともとテレビ特番が予定されていることもあって、“ゲット・バック・セッション”の一部始終は撮影されていた。この時の映像を使用して、1970年に映画『レット・イット・ビー』が劇場公開。さらに、ピーター・ジャクソン監督が55時間以上の未発表映像と、150時間もの未発表音源をデジタル修復して新たな映像作品『ザ・ビートルズ:Get Back』を作り上げ、2021年にディズニープラスで配信された。名曲「レット・イット・ビー」や「ゲット・バック」を含む、新曲14曲が一から創作されていくその歴史的瞬間をはじめ、“ルーフトップ・コンサート”が初めてノーカット完全版が公開された『ザ・ビートルズ:Get Back』Blu-rayコレクターズ・セットは、7月13日発売。
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2022/06/18