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東京五輪公式映画メインテーマは藤井風 河瀬直美総監督「映画のひとつの灯火になるはず」

 ミュージシャンの藤井風が、河瀬直美氏が総監督を務める東京オリンピック公式映画『東京2020オリンピックSIDE:A』(6月3日公開)、『東京2020オリンピックSIDE:B』(6月24日公開)のメインテーマ曲「The sun and the moon」を書き下ろしたことが21日、わかった。

『東京2020オリンピック SIDE:A/SIDE:B』メインテーマを書き下ろした藤井風

『東京2020オリンピック SIDE:A/SIDE:B』メインテーマを書き下ろした藤井風

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 いまだ収束しないコロナ禍、史上初のほぼ無観客開催、相次ぐ関係者の辞任。前例のない大会の開催に至るまでの750日、5000時間に及ぶ膨大な記録を元に、表舞台に立つアスリートを中心とする五輪関係者たちを描いた『SIDE:A』、一般市民、ボランティア、医療従事者ら非アスリートたちを描いた『SIDE:B』、異なる視点が描かれる両作品のメインテーマを、河瀬監督の熱烈なオファーで藤井が担当した。

『東京2020オリンピック SIDE:A/SIDE:B』メインカット(C)2022 International Olympic Committee All Rights Reserved.

『東京2020オリンピック SIDE:A/SIDE:B』メインカット(C)2022 International Olympic Committee All Rights Reserved.

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 河瀬監督は、藤井の存在感や圧倒的な歌唱力、そして、コロナ禍の2020年にデビューした経緯を含めて運命的なものを感じ、「『藤井風』という強く優しいきらめきが、今回のオリンピック映画のひとつの灯火になるはずだと確信して、一緒にこの作品を創ってもらえないか」とオファーしたという。

 藤井は「映像に音楽を添える、映像にインスパイアされた音楽を作るという経験は初めてでした」と明かしつつ、「河瀬直美監督の美しく繊細な描写は本当にたくさんのインスピレーションを授けてくださいました」「監督が描かれている光と影、そして人生の勝利とは何かという問いに導かれるように姿を現してくれたのが、メインテーマの『The sun and the moon』という曲になります」と説明。藤井は劇中の音楽制作にも初めて参加した。

 メインテーマ「The sun and the moon」が使用された映画の予告編映像(90秒)もきょう22日に解禁となった。

■藤井 風コメント
2020年にデビューして、そしてその年に予定されていた東京オリンピック記録映画の音楽を担当させていただくという大変光栄なお話をいただきました。映像に音楽を添える、映像にインスパイアされた音楽を作るという経験は初めてでしたが、河瀬直美監督の美しく繊細な描写は本当にたくさんのインスピレー ションを授けてくださいました。

このドキュメンタリーで監督が描かれている光と影、そして人生の勝利とは何かという問いに導かれるように姿を現してくれたのが、メインテーマの“The sun and the moon”という曲になります。このドキュメンタリーを目にする方々、そしてこの記録映画が捉えた時代の歩む先が、光の方でありますように。

■河瀬直美総監督コメント
コロナ禍でデビューした藤井風。
その運命、その宿命。
彼は、必ず歴史に名を遺す人になる。
存在感と圧倒的な歌唱力と天性のものが融合して、
誰でもない誰か…確固たる「藤井風」がそこにある。
だからこそ、いろんなものを取っ払って、垣根なく、平和を歌う人であれるはずだ。
「藤井風」という強く優しいきらめきが、今回のオリンピック映画のひとつの灯火になるはずだと確信して、一緒にこの作品を創ってもらえないかとお話しました。
アスリートたち、彼ら彼女らを取り巻く人々、そしてこの未曾有の事態を共に経験した全ての人々の想いに寄り添う彼のピアノと歌声が、スクリーンのもっと外へ、もっと先へ、この物語を続けてゆきます。

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