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SixTONES、ソニー最新鋭VPスタジオ初撮影で驚き連発 「共鳴」新映像に「いろんな可能性が」

 人気グループ・SixTONESが1日午後10時、YouTube限定パフォーマンス企画「PLAYLIST -SixTONES YouTube Limited Performance-」第4弾となる「共鳴」を公開した。ソニーPCLが新設した最新鋭VPスタジオ「清澄白河BASE」で撮影された初の映像作品で、既に公開されているミュージックビデオ(MV)とは全く演出が異なる新たな映像となっている。

グリーンバックではなく、3DCGを背に撮影されたSixTONES「共鳴」

グリーンバックではなく、3DCGを背に撮影されたSixTONES「共鳴」

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 SixTONESの「PLAYLIST」企画は、YouTube公式チャンネルで不定期に行われている映像企画。新しい映像表現とパフォーマンスの融合を目指した完全オリジナル・撮り下ろし企画で、地上波音楽番組ではなかなか実現できない映像表現や演出にチャレンジ。これまでに「Day.1『マスカラ』」(2021年8月9日公開)、「Day.2『フィギュア』」(同8月11日公開)、「Day.3『僕が僕じゃないみたいだ(Dramatic Rearrange)』(同8月13日公開)のパフォーマンス動画が公開されてきた。

 今回は、ソニーPCLが新設した新たなクリエイティブ拠点となる「清澄白河BASE」で、一般公開される作品としては初めて撮影が行われた。映像制作業界において、時間や場所の制約にとらわれず、「クリエイターが本当に表現したいこと」を追求できる撮影手法として期待が高まっている「バーチャルプロダクション」を使用した実験的な企画となった。

 「バーチャルプロダクション」は、大型LEDディスプレイに3DCG背景を移し、その前に実物の人やオブジェクトを配置して撮影することで、背景に映し出された場所で実際に撮影したかのような映像に仕上がる。

 従来のスタジオ撮影では、セットを作り込むか、グリーンバックで撮影後の合成処理が主流だったが、この技術を使うことによって、3DCGで作成した背景を映し出しながら撮影できるように。ディスプレイの前面に鏡面のステージや砂を敷くなどの美術セットを作り込めば、よりリアル空間とバーチャル空間の境界がわからなくなる。今回は、3DCG背景がカメラの動きに合わせてリアルタイムで変化する特性を活かし、ほぼノーカットで圧巻のダンスパフォーマンスをとらえた。

「共鳴」 [PLAYLIST -SixTONES YouTube Limited Performance- Day.4]メイキングより

「共鳴」 [PLAYLIST -SixTONES YouTube Limited Performance- Day.4]メイキングより

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 撮影を終えたメンバーは「アトラクションのように、カメラと連動して背景が動いているので、臨場感があって映像に取り込まれそうな感覚がありました」「グリーンバックを使って撮影させていただくときと違い、その場で完成形に近い映像を確認することができるのが新鮮でした。出る側としては完成形を観ることができるのは、すごくわかりやすかったです」「本当にその場にいるような感覚になりました。この映像のきれいさは、今後さまざまな場所で活用し、いろんな可能性がありそうだなと思いました」と、驚きとともに今後の可能性に声を弾ませた。

 映像の見どころについては「『共鳴』のMVは全編グリーンバックで撮影し、そこからリップシンクを差し込んだり、自分たちのイメージカットを織り交ぜたり、目まぐるしく文字を入れて動かすCGの加工を施すなど、『後から編集して作っていく』という独自の面白さがありました。今回はどちらかというとワンカメショーに近い方法で撮影しているので、より僕たちの姿やパフォーマンスに目が行きやすいだろうし、それを際立たせている背景やシチュエーションも、唯一無二なものになっており、また違った目線で楽しんでもらえるのではないかと思います」と解説している。

 今後、バーチャルプロダクション技術を無観客ライブや配信ライブで使ってみたいという願望も口にし、「ライブ会場に来られない人であっても、今まで味わえなかったパフォーマンスが届けられそうと思いました」「バーチャルプロダクションに僕たちの生のパフォーマンスを重ね合わせて、今まで表現しきれなかったことが表現できるのではないか、という可能性を感じました。配信ライブだからこそ実現できるような演出も、たくさん作れそうだなと思いました」と期待に胸を高鳴らせた。

 監督を務めた大河臣監督は「普段MVなどを作るときは、1本の作品のクオリティをあげていく中でカットをしっかり割っていくことが多いのですが、今回は、VPならではの画のおもしろさと共に、SixTONES のダンスパフォーマンスをしっかりと観ていただけるようにロングテイクでの構成を目指しました」と説明。「VPで作品をつくるとその先進性にいつも胸が踊るのですが、今回はそれをわかっていてもさらに『おお、すごい!』と思うタイミングが何回もありました」と明かす。

「共鳴」 [PLAYLIST -SixTONES YouTube Limited Performance- Day.4]メイキングより

「共鳴」 [PLAYLIST -SixTONES YouTube Limited Performance- Day.4]メイキングより

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 また、ソニー・ミュージックエンタテインメント担当者は「アーティストの方々に、この技術を導入することで、新たな表現の可能性を感じてもらえるかどうかが重要だと思っていましたが、今回このような形でSixTONESチームと新しいパフォーマンスに挑戦することができました。リアルとバーチャルそれぞれの良さが高い次元で融合され、これまでにはできなかった表現ができるようになることで、作品を心待ちにしていただいているお客様に、見たことのない世界を楽しんでいただくことができればうれしいです」とコメントしている。

YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」

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