シンガー・ソングライターのCoccoが25日、自身のYouTubeチャンネルを更新し、今後メディアでは顔出しをしないと発表した。

　Coccoは動画で顔を覆うような加工を施し「私、Coccoはこの先一切メディアに顔を出さずに歌を歌っていくことに決めました」と報告。「なぜかというと、もうそういうアーティスト方針に決めたからです。歌を歌っていくこと以外のストレスとか体力の消耗とかと少しでも減らしていかないと続けていく自信がないお年頃なので、そういう風にもう決めました」と理由を明かした。

　続けて「本当は自分のSNSでは見てる人もそんな数も知れてるし、そんなに意識せずに大丈夫とかなと思っていたんだけど、でもそういう中途半端な線引だと、周りの人がちょっと困って混乱してしまうところもあるので、もう一切出さないっていう強い固い決意をここに表明したいと思います」と強調。「もしもこんなお顔でも見たいっていう方がいらっしゃたらぜひワンマンライブにいらしてください」と呼び掛けた。

　最後に「というわけでもうCoccoは歌だけお楽しみいただければと思います。これからもどうぞよろしくお願いします。頑張ります。どうぞご理解のほどよろしくお願い申し上げます」とした。

　また動画の概要欄にも思いをつづった。「これまでCoccoを見てきてくれたファンのみなさんなら私が表にでることが苦手だと知ってもらえているとおもいます。そんな中、これまでなんとかがんばってきたつもりだけどデビュー25周年までこれたのなら、この先はもう本当に自分が辛いとおもうことは減らしていってもいいのではないかと思いました」と本音を吐露。

　続けて「最初から顔を出さない方針の人は出さなくていいけど途中から出さないというのは通らない、前例がない、となかなか私の希望はこれまで受け入れてもらえなかったけど歌をつづけていくために、自分にとってストレスのない環境づくりは自分で作っていかなければと思うので、理解してもらいたいです。25年目のお願いがどうか受け入れてもらえますように」と記した。

　Coccoは23日に放送されたテレビ東京系音楽特番『テレ東音楽祭』に出演し「強く儚い者たち」を歌唱。顔をほぼ覆った斬新な衣装で登場し、SNSを中心に話題になっていた。