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ボードゲーム×アイドル「1つ足りない賽は投げられた」【単独インタビュー】

 5人合わせてSNS総フォロワー数56万人超。バズリ時代を象徴する大型アイドル「1つ足りない賽は投げられた(ひとさい)」がデビューした。ボードゲーム×アイドルをコンセプトに、“アイドル戦国時代”というマップ上を歌って踊って勝ち進む。デビュー曲「Re:Start」をリリースし、2月27日にお披露目ライブを控えるメンバー(冬野れい、望月さあや、榎本雅、高須賀友香、峰島紬)にグループとしての強みや、ダイスの転がる先を単独インタビュー。「メンバーそれぞれ属性がまったく違う」(望月)という粒だった個性派の彼女たちだが、“諦めきれない夢”と“タモさん”という大きな共通項があった。

バズリ時代を象徴する大型アイドル・1つ足りない賽は投げられたがデビュー

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 オーディションを経て集った先鋭5人組。出会ってまだ3ヶ月と日は浅いものの、グループ内の空気感は早くもワチャワチャ。「年齢もみんな近いし、テンション感は女子高生。箸が転んでもおかしい年頃というか。あ、そこは“賽が転んでも”の方がいいですね!」と峰島がいうと、望月は「メンバーそれぞれキャラクター性が濃くて、誰一人かぶりがない。でも集まると強い結束力を発揮。同じなのは笑いのツボくらい。特にみーあん(榎本)は無自覚のお笑いメーカー。急にリンゴを丸齧りしだす。そんなことで笑い合っているうちにメンバー同士仲良くなりました」と“統括リーダー”らしくグループ全体を俯瞰する。

 無自覚お笑いメーカーこと榎本は、4年のメイド経験と1年の焼き肉屋アルバイト経験の持ち主でもある。「お肉の部位はすべてわかるし、お肉のベストな焼き具合もわかります。ひとさいのメンバーとして、お肉ではなく幸せをプレイヤー(ファン)の皆さんに届けたい。コロナが収まったら打ち上げの席で“焼きガール”になります。それまでにいい焼き肉屋さんを探しておきます!」と意気込んでいる。

 古典とゲーム好きでミスコンファイナリストという異色の経歴の高須賀は「幼少の頃からおばあちゃんと神経衰弱ゲームをやっていたので、記憶力には自信があります。プレイヤーの方々とライブ会場で神経衰弱対決をしてみたい。かなり強いので負ける気がしない」と勝負事には燃えるタイプのようだ。

 YouTube上で公開されているMVで目を引くのが、ダンスの高い完成度。クオリティの底上げを担っているのは望月だ。「4歳から12歳までクラシックバレエを習い、ストリートダンスや振りコピのレッスンにも通っていたのでダンスには自信があります」と胸を張ると、榎本も「完成したMVを見た時に『ウチらめっちゃカッコいいじゃん!』と感動しました」と自信を持っている。

 デビュー曲「Re:Start」はタイトルの通り、再起への希望が込められた楽曲。実はメンバーそれぞれには似た背景がある。別グループでの活動が思うように上手くいかなかったり、新たな一歩に躊躇したり、夢と現実のギャップを痛いほどに味わってきた。「Re:Start」には「アイドルになりたい!」という夢を諦めきれず、ひとさいというグループに賭けた5人全員の心境とのシンクロがあるようだ。

 冬野は「私は昔から涙もろいタイプなので、ライブではもはやイントロの段階で号泣してプレイヤーの皆さんを混乱させるかもしれない」と感涙宣言。残りのメンバーも「私たちも歌いながら泣いちゃう気がする!」と頷き合い、グループ結成への深い思い入れを滲ませる。

 「Re:Start」の歌詞のように「夢だけじゃ終われない」とつかんだチャンス。冬野は「常に自分の中での最上級のかわいいを目指し続けてきました」、望月は「人がやっていないときに努力をしてきました」、榎本は「自分の好きな自分を思い描いて、そこに向かって行動をし続けてきました」、高須賀は「目標や実現したいことを常に言葉に出してきました」とこれまでの努力を振り返り、峰島は「これからは個人ではなく、5人でいることを忘れず、“ひとさい”として一つのものを目指すことを心掛けたい」とグループとしての覚悟を口にする。

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 バラバラの個性が武器のリベンジ組。目指す一つ目の目標は、テレ朝の長寿音楽番組『ミュージックステーション』への出演だという。望月は「番組テーマ曲とともにあの長い階段を歩いて、タモリさんに『髪切った?』と聞かれたい。そして地元・島根の家族にも見てもらう。番組に出演できるような大きなグループを目指します!」と意気込めば、ブラコンという峰島は「5つ下の弟に見てほしい。弟はMVが公開されるたびにアクセス数を報告してくれるほどの“ひとさい”ファン。いつかライブに招待したい」と弟を活動のモチベーションにしている。

 5人合わせてSNS総フォロアー数は56万人超。日本だけにとどまらない活動も夢物語ではなさそうだ。望月は「アイドル文化の高い台湾でライブをして、海外進出の第一歩にしたい。美味しいグルメも楽しみです」と妄想。すると高須賀は「私はオーストラリアに4日間くらいホームステイ経験があるので外国は任せて! 英語がしゃべれなくても、マインド、パッション、ボディーランゲージできっと大丈夫」と強心臓を見せて、峰島も「各国の主要都市をツアーして、マーライオンを生で見物したい」と夢は膨らむばかりだ。

 メンバー全員で「ところでマーライオンってどこにあるの?」「知らない!」「マレーシアでしょ!」「いや、シンガポールだから!」と大騒ぎの大爆笑。“賽が転んでも”笑ってしまう間柄は本当にようだ。2月27日でのお披露目ライブではこの似て非なる5人がどのような化学反応を見せるのか? ゲームは始まったばかりだ。

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