ORICON NEWS

和田彩花、浮世絵の魅力を熱弁 “バーチャル”の世界で新たな美術体験を満喫

 元アンジュルムの和田彩花が15日、東京・GINZA456 Created by KDDIで開催されるKDDI『音のVR』江戸時代のバーチャル浮世絵体験イベントに参加した。二次元の浮世絵が音によって三次元として立ち上がる新たな浮世絵体験となっており、美術に造詣に深い和田はアプリで一足はやく体験。「実際にコンテンツのなかに音が設定されていてストーリーとして一貫性のあるセリフも聞こえてくる。今まで絵のなかに目を向けていなかったところに視線をもっていけるのが楽しい」と声を弾ませた。

浮世絵の魅力を熱弁した和田彩花 (C)ORICON NewS inc.

浮世絵の魅力を熱弁した和田彩花 (C)ORICON NewS inc.

写真ページを見る

【写真】その他の写真を見る


 『バーチャル浮世絵』はVR空間上に登場する葛飾北斎の代表作「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」、歌川広重の代表作「東都名所 日本橋真景并二魚市全図」の絵の各所に近づくと、波の音や江戸っ子たちの声、街の喧騒が立ち上がり、実際に絵の世界に飛び込んだかのような感覚を楽しむことができる。
 
 この日、和田はKDDI総合研究所・堀内俊治氏とトークセッション。例えば「富嶽三十六景」では、船の中にいる人々の会話まで聞くことができ、「初がつおについての会話が聞こえてきて、この時期だと初がつおを楽しんでいたのか、とか、船に乗ってみんなが魚を運んでいたり、次の絵に変わると街の風景になって、絵のテーマは異なるけど海で釣ったカツオを川で街に運んで売られているのが一通りわかって面白かった。普段の絵だけでは想像できなかった部分が音やセリフなど追加情報によって想像力をふくらませて、当時のことを考えることが楽しかったです」と声を弾ませる。

 浮世絵は鈴木春信が好きだったという和田は「浮世絵が楽しいのは当時の生活や風俗、みんながどんな美意識を持っていたのかわかることが面白い。今の私たちの雑誌のような身近な存在として楽しんでいる。当時の人がどう思っていたかよくわかるので立派な人が描かれているからすごい、とは違う楽しみがある。今の生活や時代との相違点をみつけるのも、より楽しめるのでは」と魅力を熱弁。

 同コンテンツでは音やセリフによって細部にまで注目することができることから「絵を前にしてもどこを観たらわからないと言われることが多いので、導かれていくのはすごくわかりやすいのでは。細かいところを観ていく最初の経験になってくれればいいな、と思います」と話していた。

関連写真

  • 浮世絵の魅力を熱弁した和田彩花 (C)ORICON NewS inc.
  • KDDI『音のVR』江戸時代のバーチャル浮世絵体験イベントに参加した和田彩花 (C)ORICON NewS inc.
  • KDDI『音のVR』江戸時代のバーチャル浮世絵体験イベントに参加した和田彩花 (C)ORICON NewS inc.

オリコントピックス

あなたにおすすめの記事

メニューを閉じる

 を検索