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The Brow Beatついにメジャーデビュー「世界中のヴィジュアル系ファンをかき集めたい」

 ポニーキャニオンが2019年に東京・池袋にオープンした未来型ライブ劇場「harevutai」×ポニーキャニオンの第1弾アーティストとして、The Brow Beatが7月7日、「ハレヴタイ」でメジャーデビューする。

Ryuji(右)とHAKUEIで結成したバンド・The Brow Beat

Ryuji(右)とHAKUEIで結成したバンド・The Brow Beat

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 ミュージカル『刀剣乱舞』など2.5次元舞台で活躍し、多くのファンを持つ俳優・佐藤流司が「Ryuji」名義で結成したThe Brow Beatは、ヴィジュアル系ロックバンド・PENICILLINのHAKUEIがツインボーカルとトータルプロデュースを務めるバンドプロジェクトである。「もともと音楽がやりたくてこの世界に入った」というRyujiが、自身も出演した舞台『帝一の國』シリーズの音楽を手がけたHAKUEIに、「バンドをやりたい」と持ちかけたのがその成り立ちだ。オファーを了承した理由について、HAKUEIは次のように説明する。

■年齢差のある2人による異色バンドが追及する刺激的な音楽

「僕の世代でもギリギリ知っているような伝説のバンドにも詳しくて。何よりステージに立つべき人というか、華と存在感がある。26歳の彼が放つエネルギーと50歳の僕が重ねてきたキャリアをハイブリッドさせれば、ロックに憧れた"あの頃"のように新たに刺激的な音楽を追求できるのではないかと確信したんです」(HAKUEI)

 中学の頃から音楽にのめりこんでいったRyujiは、次第にロックへと傾倒していった。なかでもリアルタイムではない80年代から00年代の楽曲に魅了されたという。

「ロックシーンがギラギラしていた時代の、普通じゃない目線からの世界を見せてくれたバンドに惹かれます。マツコ・デラックスさんがテレビ番組で『今のアーティストにはカリスマ性がない』とおっしゃっていたんですが、それって今の時代の音楽が手軽に共感できる等身大の曲ばかりになってしまったからだと思うんです。俺もその考え方に共感できて、だからこそ、影響を受けたアーティストの方々のように自分もカリスマ性というものを意識したいんです」(Ryuji)

 Ryujiが憧れた音楽シーンの真っただ中にいたPENICILLINの結成は92年。それから約30年が経過した今、HAKUEIの目には、今の音楽シーンはどう映っているのだろうか。

「今の音楽がダメだとは言わないけど、ロックバンドがブレずにいるのが難しい時代ではありますよね。それはSNSの功罪も大きいと思うんです。スリリングにエッジを効かせてナンボなのがロックバンドなのに、音楽とは関係ないところで飛んでくるいろんな声に惑わされてしまう。エンタメ全般がそうなっているのかもしれないですけどね、刺激がなくなっちゃっていて。だから僕はつぶやかない。(SNSアカウントはあるが)得意技はリツイートです(笑)」(HAKUEI)

 18年に1st Album『ラグナロク』でインディーズデビューしたThe Brow Beatは、その直後に行った全国ツアーを全公演ソールドアウトさせるなど快進撃を続けてきた。それから3年半を経て、メジャーという新たなステージに立ち、活動を行っていくことになった。6月6日にはそのお披露目イベントがharevutaiから生配信され、多くの視聴者から祝福のコメントが寄せられた。

■メジャーフィールドで挑戦できるのはロックバンドとして夢がある

 メジャーデビュー曲である「ハレヴタイ」は、アニメ『遊☆戯☆王SEVENS』のオープニング主題歌で、作品の世界観にフィットした爽快なロックナンバーだ。本作の作詞をHAKUEIと共作で手がけたRyujiだが、その過程で葛藤もあったようだ。

「俺は音楽に救いを求めてきたところがあって、基本的にネガティブな歌詞が好きなんです。だから、明るく『諦めなければ夢は叶う』とか歌われると、『俺の人生知らないくせに何言ってんの?』なんて思っちゃうところがある(笑)。それだけに"仲間・勇気・希望"がテーマの歌詞を書くのはけっこう頭を悩ませもしましたが、アニメの内容を掘り下げて、その世界に寄り添ったワードを入れるという挑戦には楽しさもありました」(Ryuji)

 CDの形態ごとに異なる3曲のカップリングが収録されているのは、その"反動"もあるのだという。「ハレヴタイ」とは異なる世界観の楽曲について、HAKUEIは「子どもが聴いちゃダメな曲ですね」と笑う。インディーズからメジャーへとフィールドは移したが音楽性は今まで通り、攻めの姿勢で骨太なサウンドから軽快なロックまで多様なThe Brow Beatの世界を聴かせていく意向は、そういった言葉の端々からも伝わってくる。

「今の時代、インディーズとメジャーの垣根は曖昧です。ただ何度か『インディーズからメジャー』を経験してきたからわかるのですが、メジャーは関わるスタッフの数が格段に違う。そしてその1人ひとりがバンドの音楽を世の中に届けようと頑張ってくれることでバンドも背中を押されて、ひいては結果につながっていく。そんな関係性が僕は好きだし、メジャーというフィールドで挑戦できるのはロックバンドとしてやっぱり夢があることだなと思っています」(HAKUEI)

■ライブは音と体のぶつかり合い 早くオーディエンスと向き合いたい

 コロナ禍で活動が制限されたこともあり、ロックバンドが華々しくメジャーデビューを飾るニュースは久しぶりのことになる。The Brow Beatも20年は渋谷公会堂を含むZeppツアーを2月末に完走したが、今年5月の「LAST INDIES」ツアーは急きょharevutaiからのライブ配信という形に切り替えられた。

「見た目も含めたトータルな世界観を表現できるのがヴィジュアル系の醍醐味だし、最新鋭の機材で派手なことができたのは面白かったです。ただ本音を言うと、ライブではあまり演出重視にしたくない。音と体のぶつかり合いでオーディエンスと向き合いたいという気持ちが強いです」(Ryuji)

 ヴィジュアル系の最前線を走ってきたHAKUEIもまた「ライブは肉弾戦がいい」と同意見だ。そして、コロナ後の展開について、こんな夢を語ってくれた。

「ヴィジュアル系のルーツは海外の音楽だけど、そこに歌謡曲のテイストなど様々な要素が融合されて日本で独自に進化してきたジャンルです。そんなヴィジュアル系を熱狂的に支持してくれるファンは世界中にいる。アジア発の音楽では最近はK−POPが世界を席巻しているけど、The Brow Beatならもう一度世界中のヴィジュアル系ファンをかき集められるんじゃないかと期待しているんです。この状況が収まったら、すぐにでも海外にライブに行きたいですね」

 24歳差のツインボーカルバンド・The Brow Beat。年代も違えば、歩んできた背景も大きく異なる2人が出会い紡ぐサウンドは、これから私たちにどんな世界を見せてくれるのか。音楽はもとより、デビュー作の和服にコルセット、スーツと様々な文化を盛り込んだキャッチ―でインパクトある衣装からして、鮮烈かつ刺激的なものであることは確かである。

文/児玉澄子


「ハレヴタイ」7月7日発売
発売:ポニーキャニオン
<TypeA>「ハレヴタイ [CD+DVD]」:ハレヴタイ/21グラム、MV DVD付き
<TypeB>「ハレヴタイ [CD+ブックレット]」:ハレヴタイ/シンデレラ、24Pブックレット付き
<TypeC>「ハレヴタイ」

■The Brow Beat(ザ・ブロウ・ビート)プロフィール
俳優・佐藤流司がアーティスト「Ryuji」として結成したバンドプロジェクト。PENICILLIN・HAKUEIとのツインボーカル&トータルプロデュースにより、ヘヴィ、オルタナティブで骨太なサウンドから軽快なロックまで、多種多様なRyujiの世界を表現し続けている。18年1月1日、1st Album『ラグナロク』発売。1月17日から仙台を皮切りにスタートした1st Tour「The Brow Beat Live Tour 2018 “Ragnar・k”」は全公演ソールドアウト 。さらに同公演のアンコール公演として、日比谷野外大音楽楽堂での単独公演「Extra“Ragnar・k”・Welcome to after party at 野音・」を成功させる。19年1月1日に2nd Album『Hameln』発売。6月8日には2度目の日比谷野外大音楽楽堂でのワンマンライブ「The Brow Beat ・KLAXON PARTY 2019 at 野音・」を行う。20年1月1日に3rd ALBUM『Adam』を発売し、渋谷公会堂を含むZeppツアー「The Brow Beat Live Tour 2020 “Adam” 」を行っている。21年7月7日にメジャーデビューシングル「ハレヴタイ」リリース(テレビ東京系『遊☆戯☆王SEVENS』オープニング主題歌)

関連写真

  • Ryuji(右)とHAKUEIで結成したバンド・The Brow Beat
  • Ryuji(右)とHAKUEIのツインボーカルバンド・The Brow Beat
  • Ryuji(右)とHAKUEIによるバンド・The Brow Beat
  • 未来型ライブ劇場「harevutai」で行われたメジャーデビューイベント
  • 7月7日発売のデビューシングル「ハレヴタイ [CD+DVD]」(TypeA)
  • 7月7日発売のデビューシングル「ハレヴタイ [CD+ブックレット]」(TypeB)
  • 7月7日発売のデビューシングル「ハレヴタイ」(TypeC)?スタジオ・ダイス/集英社・テレビ東京・KONAMI

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