アイドルグループ・乃木坂46の1期生が29日、無観客配信ライブ『乃木坂46 9th YEAR BIRTHDAY LIVE 〜1期生ライブ〜』を実施した。10年目で初となる1期生冠ライブには現役8人が顔をそろえ、2時間半で全25曲を披露した。
乃木坂46は2011年8月21日、オーディションで応募総数3万8934人の中から選ばれた33人で結成された。10年目を迎え、秋元真夏、生田絵梨花、齋藤飛鳥、高山一実、樋口日奈、星野みなみ、松村沙友理、和田まあやの8人となった現役の1期生は、セーラー服衣装で登場すると「制服のマネキン」「会いたかったかもしれない」「指望遠鏡」「君の名は希望」と初期の楽曲を立て続けに披露した。
キャプテンの秋元が「最初1期生は30人以上いたんですけど、その中から8人が残ってここまでやってきました」と報告すると、生田は「円陣小っちゃかったね。珍しく始まる前、弱気になっちゃったけど、励ましあって、すごく初心を思い出した」と少ししんみりしつつも「始まってみたら楽しいから、このまま突っ走れたら」と意気込み。高山は「昔の乃木坂も大好きだけど、今の乃木坂もめちゃくちゃ好き」と伝え、樋口は「出会った頃から変わらない1期生の仲の良さ、絆を、画面を通してお伝えできれば」と配信視聴者に呼びかけた。
目玉企画として「メンバープロデュース」企画にも挑戦した。全員が自分以外の7人分のプロデュース企画を出し、各メンバーが抽選で引いた企画を披露するというもの。生田は星野プロデュース「13日の金曜日」をメイド風衣装で歌って踊り、秋元は齋藤プロデュース「Out of the blue」を「猫の着ぐるみで猫語で歌唱」のミッションを遂行するため、猫耳をつけて白猫になりきり「ニャニャニャニャ…」と歌唱。生田は「いい感じに腹が立った。褒めてる(笑)」と感想を伝えて笑いを誘った。
高山のことを「日本で一番優しい女性」と評する松村Pは、それゆえに「必死さが伝わらない」として、「乃木坂46史上最高のクオリティー」でのピアノの弾き語りを指令。練習を重ねてきたVTRが流れたあと、高山は「僕のこと、知ってる?」を弾き語りし始めた。しかし、カメラのアングルが変わると、エア演奏だったことが判明。途中からおもむろに立ち上がった高山は、ハンドマイクで熱唱し始め、視聴者は大爆笑した。それでも最後のワンフレーズは指を震わせながらリアルに弾き語り。乃木坂46のピアノ演奏担当・生田は「あの演出を見て、かずみん(高山)にジェラシー感じたよ。弾いてるように見えるじゃん!」と笑った。
樋口は星野プロデュース「命は美しい」を引き当て、「カッコいい“ひなちま”(樋口)のダンスを見たい」とのリクエストに応え、間奏ではショートヘアを振り乱してソロダンスを披露した。一転、秋元から齋藤へのリクエストは、「とにかくかわいく、視聴者が彼氏目線になれるもの」。ピンクのキュートな衣装で「ロマンスのスタート」をパフォーマンス中、秋元Pがボードで掲げる「甘える」「ズッキュン」「キス顔」の要望に応え続けた齋藤は「ふざけんな!」と言葉を荒げつつ大照れした。和田Pは星野に「すごくかわいい印象からかけ離れたセクシーさ」を求め、目隠し演出なども取り入れた「欲望のリインカーネーション」を色っぽく演じ、ファンをギャップ萌えさせた。
「まっつん(松村)の歌声が好き」という生田Pは、「いつも頑張っているから、さゆりんごを、乃木坂46を、たまにはサボってみよう」「何も考えずに素で歌ってほしい」と提案し、「釣り堀」をリクエスト。生田の演出プランを見て意気に感じた松村はこの日のためにボイストレーニングを重ねてきたことを明かし、生田は「やっぱ、まっつんっていい声してるよね。ステキだよ、また歌って」と感激していた。
そして、このコーナーのトリを飾ったのは、松村Pが和田にリクエストしたインド映画風「ガールズルール」。「和田まあやの明るさで日本を盛り上げてほしい。インドで日本」と謎の構想を明かした松村は、カレーウ・マイ国の姫(和田)、王子(樋口)、ばあや(秋元)、蛇使い/象使い(齋藤)、蛇(松村)、姫の親友(高山)、国王(生田)、女王(星野)とそれぞれに役をつけ、芝居をしつつも和田センターで「ガールズルール」を披露。大勢のダンサーや奇想天外でカオスなストーリーにファンは仰天しながらも「まあや×インド×ガルル思い付くセンスやばいよね。まちゅ天才?」「カオスなガルルが最高すぎた」「まちゅのガルルめっちゃ面白かった笑」と盛り上がった。
ふざけていたかと思えば「インフルエンサー」「Against」ではクールに決め、「心の薬」は生田のピアノ1本でしっとりと歌いあげるなど、緩急自在のパフォーマンスでファンを魅了。本編ラストを前に、星野の案を元に8人で考えたという紫を基調としたチェックの新衣装に着替えた8人は、万感を胸に一人ひとりあいさつした。秋元が「それでは次の曲が最後になります。私たちの原点の曲です」と伝えると、デビュー曲「ぐるぐるカーテン」を歌う松村、和田、樋口は目には涙が光った。
■後輩たちの楽曲も披露し「完全燃焼」 1期生ライブセットリスト
アンコールでは「ここからは大好きな後輩ちゃんたちの曲を歌いたいと思います」といい、秋元センターで3期生曲「思い出ファースト」、松村センターで2期生曲「ボーダー」、星野センターで4期生曲「I see…」を歌唱。「楽しかった〜」「最高だね」「後輩の曲大好き」と声を弾ませ、秋元は「私なんか、カラオケに行ったら『思い出ファースト』をキレキレで踊るって決めているからうれしかった」と喜んだ。
ラストナンバーは、定番の「乃木坂の詩」ではなく、デビューシングル収録曲「左胸の勇気」で締めくくり。秋元は「私たちは完全燃焼だね。全部使い切って、10年の絆をみなさんにお見せできたんじゃないかなと思います」と充実の表情を見せた。
なお、ライブ終盤には3期生/4期生の単独公演が決定したことも発表。4期生ライブは5月8日、3期生ライブは5月9日に行われる。
■『乃木坂46 9th YEAR BIRTHDAY LIVE 〜1期生ライブ〜』
Overture
01. 制服のマネキン
02. 会いたかったかもしれない
03. 指望遠鏡
04. 君の名は希望
【メンバープロデュースブロック】
05. 13日の金曜日/星野P→生田
06. Out of the blue/齋藤P→秋元
07. 僕のこと、知ってる?(ピアノver.)/松村P→高山
08. 命は美しい/星野P→樋口
09. ロマンスのスタート/秋元P→齋藤
10. 欲望のリインカーネーション/和田P→星野
11. 釣り堀/生田P→松村
12. ガールズルール/松村P→和田
13. でこぴん
14. ここじゃないどこか
15. インフルエンサー
16. あの日 僕は咄嗟に嘘をついた
17. Against
18. 裸足でSummer
19. ごめんねスムージー
20. 心の薬(生田ピアノ演奏)
21. ぐるぐるカーテン
【アンコール】
EN1. 思い出ファースト
EN2. ボーダー
EN3 .I see…
EN4. 左胸の勇気
乃木坂46は2011年8月21日、オーディションで応募総数3万8934人の中から選ばれた33人で結成された。10年目を迎え、秋元真夏、生田絵梨花、齋藤飛鳥、高山一実、樋口日奈、星野みなみ、松村沙友理、和田まあやの8人となった現役の1期生は、セーラー服衣装で登場すると「制服のマネキン」「会いたかったかもしれない」「指望遠鏡」「君の名は希望」と初期の楽曲を立て続けに披露した。
キャプテンの秋元が「最初1期生は30人以上いたんですけど、その中から8人が残ってここまでやってきました」と報告すると、生田は「円陣小っちゃかったね。珍しく始まる前、弱気になっちゃったけど、励ましあって、すごく初心を思い出した」と少ししんみりしつつも「始まってみたら楽しいから、このまま突っ走れたら」と意気込み。高山は「昔の乃木坂も大好きだけど、今の乃木坂もめちゃくちゃ好き」と伝え、樋口は「出会った頃から変わらない1期生の仲の良さ、絆を、画面を通してお伝えできれば」と配信視聴者に呼びかけた。
目玉企画として「メンバープロデュース」企画にも挑戦した。全員が自分以外の7人分のプロデュース企画を出し、各メンバーが抽選で引いた企画を披露するというもの。生田は星野プロデュース「13日の金曜日」をメイド風衣装で歌って踊り、秋元は齋藤プロデュース「Out of the blue」を「猫の着ぐるみで猫語で歌唱」のミッションを遂行するため、猫耳をつけて白猫になりきり「ニャニャニャニャ…」と歌唱。生田は「いい感じに腹が立った。褒めてる(笑)」と感想を伝えて笑いを誘った。
高山のことを「日本で一番優しい女性」と評する松村Pは、それゆえに「必死さが伝わらない」として、「乃木坂46史上最高のクオリティー」でのピアノの弾き語りを指令。練習を重ねてきたVTRが流れたあと、高山は「僕のこと、知ってる?」を弾き語りし始めた。しかし、カメラのアングルが変わると、エア演奏だったことが判明。途中からおもむろに立ち上がった高山は、ハンドマイクで熱唱し始め、視聴者は大爆笑した。それでも最後のワンフレーズは指を震わせながらリアルに弾き語り。乃木坂46のピアノ演奏担当・生田は「あの演出を見て、かずみん(高山)にジェラシー感じたよ。弾いてるように見えるじゃん!」と笑った。
樋口は星野プロデュース「命は美しい」を引き当て、「カッコいい“ひなちま”(樋口)のダンスを見たい」とのリクエストに応え、間奏ではショートヘアを振り乱してソロダンスを披露した。一転、秋元から齋藤へのリクエストは、「とにかくかわいく、視聴者が彼氏目線になれるもの」。ピンクのキュートな衣装で「ロマンスのスタート」をパフォーマンス中、秋元Pがボードで掲げる「甘える」「ズッキュン」「キス顔」の要望に応え続けた齋藤は「ふざけんな!」と言葉を荒げつつ大照れした。和田Pは星野に「すごくかわいい印象からかけ離れたセクシーさ」を求め、目隠し演出なども取り入れた「欲望のリインカーネーション」を色っぽく演じ、ファンをギャップ萌えさせた。
「まっつん(松村)の歌声が好き」という生田Pは、「いつも頑張っているから、さゆりんごを、乃木坂46を、たまにはサボってみよう」「何も考えずに素で歌ってほしい」と提案し、「釣り堀」をリクエスト。生田の演出プランを見て意気に感じた松村はこの日のためにボイストレーニングを重ねてきたことを明かし、生田は「やっぱ、まっつんっていい声してるよね。ステキだよ、また歌って」と感激していた。
そして、このコーナーのトリを飾ったのは、松村Pが和田にリクエストしたインド映画風「ガールズルール」。「和田まあやの明るさで日本を盛り上げてほしい。インドで日本」と謎の構想を明かした松村は、カレーウ・マイ国の姫(和田)、王子(樋口)、ばあや(秋元)、蛇使い/象使い(齋藤)、蛇(松村)、姫の親友(高山)、国王(生田)、女王(星野)とそれぞれに役をつけ、芝居をしつつも和田センターで「ガールズルール」を披露。大勢のダンサーや奇想天外でカオスなストーリーにファンは仰天しながらも「まあや×インド×ガルル思い付くセンスやばいよね。まちゅ天才?」「カオスなガルルが最高すぎた」「まちゅのガルルめっちゃ面白かった笑」と盛り上がった。
ふざけていたかと思えば「インフルエンサー」「Against」ではクールに決め、「心の薬」は生田のピアノ1本でしっとりと歌いあげるなど、緩急自在のパフォーマンスでファンを魅了。本編ラストを前に、星野の案を元に8人で考えたという紫を基調としたチェックの新衣装に着替えた8人は、万感を胸に一人ひとりあいさつした。秋元が「それでは次の曲が最後になります。私たちの原点の曲です」と伝えると、デビュー曲「ぐるぐるカーテン」を歌う松村、和田、樋口は目には涙が光った。
■後輩たちの楽曲も披露し「完全燃焼」 1期生ライブセットリスト
アンコールでは「ここからは大好きな後輩ちゃんたちの曲を歌いたいと思います」といい、秋元センターで3期生曲「思い出ファースト」、松村センターで2期生曲「ボーダー」、星野センターで4期生曲「I see…」を歌唱。「楽しかった〜」「最高だね」「後輩の曲大好き」と声を弾ませ、秋元は「私なんか、カラオケに行ったら『思い出ファースト』をキレキレで踊るって決めているからうれしかった」と喜んだ。
ラストナンバーは、定番の「乃木坂の詩」ではなく、デビューシングル収録曲「左胸の勇気」で締めくくり。秋元は「私たちは完全燃焼だね。全部使い切って、10年の絆をみなさんにお見せできたんじゃないかなと思います」と充実の表情を見せた。
なお、ライブ終盤には3期生/4期生の単独公演が決定したことも発表。4期生ライブは5月8日、3期生ライブは5月9日に行われる。
■『乃木坂46 9th YEAR BIRTHDAY LIVE 〜1期生ライブ〜』
Overture
01. 制服のマネキン
02. 会いたかったかもしれない
03. 指望遠鏡
04. 君の名は希望
【メンバープロデュースブロック】
05. 13日の金曜日/星野P→生田
06. Out of the blue/齋藤P→秋元
07. 僕のこと、知ってる?(ピアノver.)/松村P→高山
08. 命は美しい/星野P→樋口
09. ロマンスのスタート/秋元P→齋藤
10. 欲望のリインカーネーション/和田P→星野
11. 釣り堀/生田P→松村
12. ガールズルール/松村P→和田
13. でこぴん
14. ここじゃないどこか
15. インフルエンサー
16. あの日 僕は咄嗟に嘘をついた
17. Against
18. 裸足でSummer
19. ごめんねスムージー
20. 心の薬(生田ピアノ演奏)
21. ぐるぐるカーテン
【アンコール】
EN1. 思い出ファースト
EN2. ボーダー
EN3 .I see…
EN4. 左胸の勇気
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2021/03/30