T-SQUAREリーダー安藤正容、バンド活動引退を決断「理由は多々ありますが」
 インストゥルメンタルバンド・T-SQUAREのリーダーでギタリストの安藤正容(66)が、今春発売予定の最新アルバムのツアーを最後に、バンド活動から引退することが1日、公式サイトで発表された。

T-SQUARE(左から)伊東たけし、河野啓三、安藤正容、坂東慧

T-SQUARE(左から)伊東たけし、河野啓三、安藤正容、坂東慧

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 安藤は公式サイトでコメント動画とファンへのメッセージを公開。「いつも応援いただき、ありがとうございます。ここで重大な発表をしなければなりません。今春発売予定の最新アルバムが自分の、T-SQUAREとしての最後のオリジナル作品になります。そしてそのツアーを最後にT-SQUAREからの引退を決断致しました」と報告した。

 理由については「実は数年前から、どこかでT-SQUAREの活動から身を引かなければならないと考えていました。理由は多々ありますが、一つは年齢を重ねる毎に一年がとても短く感じるようになった事。これは一年に一作アルバムを作り、新曲を携えてツアーを行う事への重圧がしだいに大きくなる事へと繋がりました」と説明。「毎年アルバムを作る事を楽しみにしているメンバーをさておき、自分が足を引っ張るような形になるのは避けなければいけない、と言うのが最大の要因です」とした。

 T-SQUAREは1976年に安藤が大学在学中に結成(当時、THE SQUARE)し、78年にデビュー。87年には安藤が手がけた「TRUTH」がフジテレビ系『F-1グランプリ』中継のテーマ曲として起用されて大ヒットを記録したのをはじめ、数々の番組テーマ曲を担当してきた。

 安藤が退団後は、伊東たけし(Sax)、坂東慧(Dr)とサポートメンバーからなる「T-SQUARE alpha」として活動を続けるとしている。

 安藤は「1978年にデビューして42年間、スクエアがあればこそ自分がありました。永きにわたり応援して頂き感謝にたえませんが、自分は音楽家を引退する訳ではありません。所属事務所も変わらず、あんみつや他の演奏活動も機会があれば続けていくつもりです」と音楽活動は継続宣言。

 「またいつかスクエアのメンバーとステージに立つ事があるかも知れません。自分勝手な決断ではありますが、引き続きT-SQUARE alphaと共に、安藤正容の活動も応援して頂けるよう御理解頂けたら幸いです。最後に、今まで本当にありがとうございました!」とT-SQUAREファンにメッセージを送った。

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