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氷川きよし、座長公演が無事完走 コロナ禍に負けず「本当に奇跡です!」

 歌手の氷川きよしが座長を務める新歌舞伎座新開場10周年『氷川きよし特別公演』が29日、大阪・新歌舞伎座にて千穐楽を迎えた。8月〜9月の明治座31日間41公演に加え、新歌舞伎座11日間18公演、合わせて全59公演を無事に完走した。

新歌舞伎座新開場10周年『氷川きよし特別公演』の模様

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 同公演は、政府・大阪府及び緊急事態舞台芸術ネットワークのガイドラインにのっとり、感染症対策を実施したうえで上演。公演は二部制で、第一部は芝居『限界突破の七変化 恋之介旅日記』。本作は昨年5月に新歌舞伎座で演じられ好評を博した、旅役者・恋之介とゆかいな仲間たちが繰り広げる旅物語の第二弾。

 タイトルの「七変化」にふさわしく、旅役者・恋之介(氷川)が次々と変化する豪華な衣装の数々が話題を呼び、特に恋之介が綾姫に扮して艶やかな振袖姿で登場すると、ひときわ大きな拍手が鳴り響いた。見事に姫を助け、“自分らしさ”も見出した恋之介が、最後に口上を述べる一幕では感極まったのか、涙でセリフをつまらせる場面も。最後は笑顔で観客に手を振り、拍手喝采のなか、芝居の幕を閉じた。

 そして第二部は、ヒット曲満載で構成されたコンサート。途中のMCでは、12月30日に放送される『輝く!日本レコード大賞』に今年の勝負曲「母」がノミネートされたこと、そしてデビューから21回連続で『NHK紅白歌合戦』への出場が決定したことが告げられると、会場中から祝福の拍手が鳴り響き、「おめでとう!」のメッセージボードを掲げるファンの姿も。氷川は「皆さんの応援のおかげです!」と感謝した。

 ラストには、「このコロナ過でお客様が来てくださるか不安もありました。無事に千穐楽を迎えられて本当に奇跡です! 支えてくださったスタッフの皆さん、共演者の皆さん、来てくださったお客様の皆さん、本当にありがとうございました」と感慨深げにあいさつ。キャスト全員で「きよしのズンドコ節」を歌い、拍手喝采の中、幕を下ろした。

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