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【JASRAC賞】著作物使用料分配額1位は「Lemon」 米津玄師初の金賞「得難い経験」

 日本音楽著作権協会(JASRAC)は20日、演奏や放送、CD、配信、カラオケなどの音楽著作物使用料の分配額上位の著作者を表彰する『2020年JASRAC賞』を発表。2019年度の分配額1位の国内作品に贈られる「金賞」は、米津玄師が作詞・作曲を手がけた「Lemon」(2018年発売)が初受賞した。

『JASRAC賞』で初の金賞を受賞した米津玄師

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 2019年度の分配対象楽曲数のべ258万曲の中で1位に輝いた「Lemon」は、昨年4位から順位をあげて初の1位に。「インタラクティブ配信」「カラオケ」両部門では2年連続1位となり、3冠を獲得した。発売から2年を経過してもなお、広く楽曲が使用され、歌い継がれていることを証明する結果となった。

 初受賞の米津は「とても光栄です。初めてのドラマ主題歌であり、自分の思っていた以上に広いところまで、本当に想像もつかない広いところまで届くような曲になり、良くも悪くも自分をまた大きく違う場所へ連れて行ってくれた楽曲です。これからも続くであろう長い人生の中で、このような得難い経験をさせてもらったことに感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました」と喜びの声を寄せた。

 「Lemon」は2018年1月期のTBS系ドラマ『アンナチュラル』主題歌として米津が書き下ろし。同年2月12日に配信リリース、3月14日にCDリリース。以降、2018年の年間ランキング30冠、2019年は年間33冠、オリコンカラオケランキングでは歴代1位となる85週連続1位を達成した。5月20日現在までにダウンロード数300万DL、CDセールス60万を突破。YouTubeでのMV再生数は日本人アーティスト最多の5.6億再生を記録している。

 海外からの著作権管理団体からの入金が最も多かった国内作品に贈られる「国際賞」は「NARUTO −ナルト−疾風伝BGM、分配額が最も多かった外国作品に贈られる「外国作品賞」は「U.S.A」が受賞した。

 2019 年度の分配対象の楽曲数は258万119曲。分配対象の権利者数は、音楽出版者を通じた分配を含めると、著作者7万2667人、音楽出版者2799社。このほか、約120の外国の著作権管理団体を通じて、34万9039 人の著作者、4万6918社の音楽出版者にも使用料が分配される。

■『2020年JASRAC賞』 国内作品分配額TOP3
金賞「Lemon」(米津玄師/米津玄師/日音)
銀賞「ドラゴンクエスト序曲」(−/すぎやまこういち/スギヤマ工房)
銅賞「糸」(中島みゆき/中島みゆき/ヤマハミュージックパブリッシング)
※左から順位「作品名」(作詞者/作曲者/音楽出版者)

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  • 『JASRAC賞』で初の金賞を受賞した米津玄師
  • 米津玄師が描いた「Lemon」ジャケット

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