歌手・氷川きよしが、26日放送のNHK・BSプレミアムの音楽番組『The Covers』（後10：50〜11：19）に初登場し、“限界突破”のパフォーマンスを披露する。

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　この日の放送は、作詞活動50周年の松本隆SP第2夜『80年代男性スター名曲特集』。ゲストに氷川と藤巻亮太を迎え、近藤真彦、少年隊らジャニーズ勢から演歌の森進一まで、松本氏が手がけた男性アーティストの名曲を紹介する。

　氷川は、幼少期に母親が聴いていた松田聖子×松本隆の名曲が、歌うことへの目覚めだったと告白。松本×大瀧詠一の「さらばシベリア鉄道」を、斎藤ネコ率いる超豪華バンドをバックに“限界突破”の圧巻の歌唱力で歌い上げる。

　太田裕美や大滝詠一さんのオリジナルバージョンを何度も聴いたうえで収録に臨んだという氷川のパフォーマンスを見た松本氏は「すばらしいね。若い頃からJ-POPを聴いて育ってるから、体にリズムが沁み込んでる」と絶賛する。

　松本氏は名曲の作詞秘話も紹介。作曲家・筒美京平氏と手がけた近藤真彦のデビュー曲「スニーカーぶる〜す」については、この曲の印象的な歌詞「Zig Zag Zag〜」が生まれた背景が明かされる。寺尾聰の「ルビーの指環」や、森進一「冬のリヴィエラ」などの秘話も続々と飛び出し、氷川は「松本先生の授業を受けているみたいで、感動しちゃって…」と感激する。

　一方の藤巻亮太も松本作品から大きな影響を受けているという。自身も「粉雪」「3月9日」などのヒット曲を生み出してきたが、松本氏にヒット曲づくりの極意を質問。その答えに、スタジオは驚愕する。藤巻は松本×南佳孝の名曲「スローなブギにしてくれ（I want you）」をピアノとアコースティックギターによるジャジーなアレンジで披露。松本氏は「（原曲の）感じをすごくつかんでる。（藤巻さんは）モテるよね」と称賛する。

　このほか、番組アーカイブスから『松本隆×80 年代男性スターカバー集』も放送。MANNISH BOYS（斉藤和義×中村達也）が「スニーカーぶる〜す」、ハナレグミがラッツ＆スター「Ｔシャツに口紅」、横山剣が「冬のリヴィエラ」、杏沙子が「ルビーの指環」を歌う秘蔵映像を届ける。