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関ジャニ∞、15周年で累計総動員数1000万人突破 東京Dに“8色”咲いた「ずっと愛し続けて」

 人気グループ・関ジャニ∞が、デビュー15周年を記念した全国5大ドームツアー『十五祭』最終公演を9月1日から3日まで東京ドームにて開催した。ツアーラストの地となる同所での千秋楽を持ってグループとしてのライブ・イベントでの累計総動員数が1000万人を突破。ツアー自体の動員数は計55万人となる。同公演では元メンバーの内博貴、渋谷すばるのメンバーカラーであるピンクと赤も取り入れられた全8色に点灯するペンライトの光に包まれながら、15年の歴史を感じさせる、笑いと感動に満ちたステージを繰り広げた。

関ジャニ∞が全国5大ドームツアー『十五祭』最終公演を開催 (C)ORICON NewS inc.

関ジャニ∞が全国5大ドームツアー『十五祭』最終公演を開催 (C)ORICON NewS inc.

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 会場外にはメンバーの名前入りの『のぼり』が装飾され“お祭り”モード一色。開演前に上映された、これまでのグループの歴史を“歴史絵巻”風のイラストで再現したVTRでは、内や渋谷との別れも描かれ客席からは悲鳴が起こる。そしてデビュー前に行っていた大阪松竹座公演では1000人の座席を埋めることができなかった彼らが15年の時を経て、その1000倍となる数の“eighter”(関ジャニ∞ファンの総称)という“援軍”を獲得する様が綴られた。

 「お待たせ東京!きょうは最後まで楽しもうぜ!」と高らかな声のもと、メンバー紹介ソング「∞ o'clock19」で本編が開幕。人気アニメ『クレヨンしんちゃん』の主題歌だった「T.W.L」の映像ではしんちゃんが登場し「15周年おめでとうございます〜。ダンスもキレキレでかっこよかったぞ!」と祝福。続く、「月曜から御めかし」では村上出演のバラエティー『月曜から夜ふかし』を彷ふつとさせるマツコ・デラックスの姿もイラストで登場。メンバーがかつてCMなどで演じた女子高生『キャンジャニ∞』や戦隊ヒーローコント『エイトレンジャー』のキャラクターに扮してのVTRなど、これまでの活躍の幅広さを感じさせる盛りだくさんの内容に会場は大興奮。

 1日のMCでは駆け抜けた前半戦をねぎらいながら“給水タイム”を促すメンバーがeighterとともに15周年を祝ってソフトドリンクで『乾杯』する場面も。また『東京2020オリンピック』のフジテレビ系メインキャスターに決定した村上の話題では、発表時の村上の写真に横山が「政治家みたい。“村上党”の写真じゃないですか?」とツッコミを入れると、メンバーたちが村上の“政界進出イジり”で盛り上がり「正直に言いますと、あの時からおでこを出しました。次の衆院選まではこれでいこうかな、と」と不敵な笑みを浮かべるなど、笑いにあふれるトークを展開した。

 このほかにも錦戸亮安田章大(「アイスクリーム」)、丸山隆平大倉忠義(「二人の花」)、村上・横山(「はにかみオブリガード」)によるユニット曲や、「Black of night」「Masterpiece」などではキレキレのダンスを披露。そして終盤にはグループの武器であるバンド曲メドレーやアコースティックコーナーなど培ってきた音楽面での進化も存分に発揮した。バンドスタイルを確立するきっかけとなった楽曲「LIFE 〜目の前の向こうへ〜」では、これまでの15年間のライブ映像が映し出され、過去と今がリンクするような演出で涙を誘った。

 終盤にはメンバー6人がVTRでファンへの想いを語る。冒頭、錦戸が「ここではですね、感謝の気持ちを伝えたくて、ありがとうの先にある想いというものをみなさんに伝えていきたいと思います」とバトンパスすれば、丸山は「ほんまにいろいろ苦労の絶えないグループ」といい、これまでも衝突を繰り返したことを認めながらも「でもそれは、もっともっと関ジャニ∞のことを好きになってもらいたいなというこだわりと愛情だったりとかそういう形なんですよね」「僕たちはいつもeighterのことが大好きです」と溢れる想いを紡いだ。

 最年長の横山は「関ジャニ∞というグループは、いろんな人の想いで成り立っているグループです。これからも、ついていきたいというグループになれるよう頑張りますので、応援のほどよろしくお願いします」と今後への活動に意欲をみせ、髄膜腫を患い、昨年は踊ることもままならかった安田は「みんなと向き合える一瞬一瞬が当たり前じゃなかった」と自身が患った病気を経ての想いを口にしながらも「笑っていきましょう。こんなふうにね」と“ヘヘッ”と笑顔を見せ、前向きに進んでいくことを、改めてファンの前で宣言。

 村上は安田の病気に触れながら「あのときはね、笑えるかどうかと思ってましたけれども、レギュラー番組でも、個人の現場でもたくさんの笑顔とともに頑張らせていただいておりますので。これからも関ジャニ∞をよろしくお願いします」と力強いあいさつ。結びとなった大倉は「僕は最年少として15年間、このグループにいさせてもらいましたけど、やっぱりえげつないですね、関ジャニ∞は。みんな好き勝手言うし、不器用でぶつかってばっかりいるし、裏では『最低で最弱』なときもあります」と“最高で最強”を掲げてきた自分たちを引き合いに出しつつも「でもそれも含めて僕は“最強”なんだと思います。なのでみなさん、僕たちが最低なときも最弱なときも、ずっと愛し続けてください」と熱く呼びかけた。

 アンコールに応え、再び登場した関ジャニ∞は「浪花いろは節」や「無責任ヒーロー」などのシングルメドレーを披露。安田が「俺たちの感謝の想い届いてますか?もう1曲、歌ってもいいですか?ひとつになってくれますか?」と言葉を並べると、ライブのラストを飾る「ひとつのうた」がスタート。途中にはドーム全体が観客の「ららら」の大合唱に包まれあたたかい雰囲気に。最後はメンバー、そして会場のファンが手をつないで“ひとつ”になると、8色の銀テープが宙を舞った。

■メンバーVTRコメント

錦戸亮
「みなさん、十五祭はいかがでしたか?2002年、大阪で関ジャニ∞というグループが生まれ、2004年「浪花いろは節」でCDデビュー。みなさんの支えのおかげで、僕たちは15周年を迎えることができました。ありがとうございます。あらたまってね、こんなVTRが流れるとみんな構えてしまうかもしれないですけど、ここではですね、感謝の気持ちを伝えたくて、ありがとうの先にある想いというものをみなさんに伝えていきたいと思います」

丸山隆平
「みんな〜。楽しかったですか〜?ありがとうございます。まあね、いつもちょけてばっかりいますから、ここはちゃんとみんなに僕からの想いだったりを話しておきたいなと思います。
関ジャニ∞は、ほんまにいろいろ苦労の絶えないグループだと思いますよ。いろいろ、もめたりぶつかりあったりすることも当然ね、個人個人が本当にあくの強いというか個性の強い感性豊かなメンバーだったりするから、それはぶつかったりするんですけど。
お互いが嫌いでぶつかったりとか、そういうグループじゃないんですよね。なんか、eighterのみんなにどうやったら一番輝いている良い状態の関ジャニ∞を見てもらえるか楽しんでもらえるかということを、考えて考えて。で結果、いくつかの案に分かれちゃって、それでぶつかりあったりとかっていう。
だからほんまに、それを考えたらみんなのせいですよ?僕たちがこうやってぶつかったりもめたりというのは(笑)。
でもそれは、もっともっと関ジャニ∞のことを好きになってもらいたいなというこだわりと愛情だったりとかそういう形なんですよね。きっとeighterのみんなはここにいるリアルな僕たちを感じ取ってくれてるとは思うんですけど、あえて、きょうはそんなことをみんなに伝えたいと思いました。きょうは本当にありがとうございました。僕たちはいつもeighterのことが大好きです」

横山裕
「マルが言った通り、ぶつかったこともあったとおもいます。でもそれは、ぞれぞれが関ジャニ∞を大きくしてやろうという想いでぶつかったと思います。今は、時間がたち大人になるにつれ、それぞれが関ジャニ∞を支えてやろうという想いになったと思います。
だから僕は、こうやってひとつのステージで力をあわせることもみんながそれぞれの分野で必死に頑張っていることもすごく誇りに思っています。
関ジャニ∞というグループはもうメンバーだけのものじゃないと思います。ファンのみなさま、そしてスタッフ、いろんな人の想いで成り立っているグループです。これからも、ついていきたいというグループになれるよう頑張りますので、応援のほどよろしくお願いします」

安田章大
「病気のこともあって、メンバー、eighterのみなさん、もちろんスタッフさんに全力で支えてもらったことを強く強く実感しています。
ただ、本音は、病気はやっぱり辛かったのは辛かったと思います。でも、病気になったことが辛かったじゃなくて、病気になれてよかったなとか、病気になったことが、自分の中でひとつ大きく切り替えてくれたきっかけになったと思うんで、よかったなあみたいな。病気に感謝と言いますか。ステージにね、みなさんの前に立てることが普通じゃなかったんだって。ありがたかったなあって思うし。
あとは、みんなと向き合える一瞬一瞬が当たり前じゃなかったんだなあって感じていました。いま、もっと深く感じます。15周年まで連れてきてくれて本当にありがとうございました。本当にeighterに感謝しています。いろいろある、笑っていきましょう、こんなふうにね。へへっ」

村上信五
「改めまして、十五祭にお越しくださいまして、ありがとうございました。
ヤスくんのあいさつにもありましたけど、ヤスくんも病気のことを自分がね、ヤスくん本人がどう向き合っているのかわからなかったなか、自分の口でみなさんに伝えるんだという想いを受けて、僕たちもね、同じ席でネットの動画の方で観ていただいたかと思いますが、あのときは僕たちもどうしていいのかわからない状況で手探りの中、きょうここまで歩いて来ることができました。みなさんのおかげです。本当にありがとうございます。
ただあのときはね、笑えるかどうかと思ってましたけれども、レギュラー番組でも、個人の現場でもたくさんの笑顔とともに頑張らせていただいておりますので。これからも関ジャニ∞をよろしくお願いします」

大倉忠義
「みなさん、改めていかがだったでしょうか?いやあ、あいさつひとつにしても個性出てますよね。このグループは。
僕は最年少として15年間、このグループにいさせてもらいましたけど、やっぱりえげつないですね、関ジャニ∞は。みんな好き勝手言うし、不器用でぶつかってばっかりいるし、裏では最低で最弱なときもあります。でもそれも含めて僕は最強なんだと思います。
なのでみなさん、僕たちが最低なときも最弱なときも、ずっと愛し続けてください。お願いします。
生きていれば、いろんなことがあります。僕たちも、みなさんも、その真っ只中にいるときは、自分がどこに立っているのかさえもわからない。どこかに根を張っているのか、今、蕾になっているのか、いつかは花を咲かせられるのか、自分ではわからないことです。でも僕たちはこれだけ個性のあるグループなんです。
だからもし、別々のタイミングであっても、たとえ違う場所にいてもいずれは、きれいな花を咲かせてくれるといいなと僕は思っています」

■関ジャニ∞『十五祭』セットリスト

01.∞ o'clock19
02.ズッコケ男道
03.がむしゃら行進曲
04.T.W.L
05.月曜から御めかし
06.Eightpop!!!!!!!
07.ブリュレ
08.一秒KISS
09.RAGE
10.アイスクリーム
11.二人の花
12.はにかみオブリガード
13.I to U
14.Street Blues
15.ここに
16.クジラとペンギン
17.蒼写真
18.Black of night
19.Masterpiece
20.二人の涙雨
21.ナイナイアイラブユー
22.大阪ロマネスク
23.もんじゃいビート
24.crystal
25.ローリングコースター
26.Tokyoholic
27.勝手に仕上がれ
28.LIFE 〜目の前の向こうへ〜
29.咲く、今。
【アンコール(シングルメドレー)】
30.浪花いろは節
31.好きやねん、大阪。
32.∞SAKAおばちゃんROCK
33.イッツマイソウル
34.無責任ヒーロー
35.急☆上☆Show!!
36.キングオブ男!
37.NOROSHI
38.へそ曲がり
39.あおっぱな
40.なぐりガキBEAT
41.パノラマ
42.Wonderful World!!
43.罪と夏
44.前向きスクリーム!

45.ひとつのうた

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