近年、YouTubeをはじめ、TwitterやInstagram、TikTok、17LiveなどのSNSを活用して自己発信し、チャンスを掴みに行く若い音楽アーティストが増えている。なかでも、いま密かに熱を帯びているのが男性シンガー・ソングライターシーンだ。それぞれのアカウントから、オリジナルやカバー曲の投稿や、ライブ配信を行うのは通例だが、最近はそれに“路上ライブ”を組み合わせ、デジタルとアナログの両端からアプローチを行う弾き語り形式の男性シンガー・ソングライターが散見され、才能が次々と頭角を現している。また、路上ライブの展開で面白いのが、個人だけでなく複数のアーティストが集い「合同」でも行っているという点。それぞれにファンを持つ者同士が「リアルの場=路上」でも交流することでファンの輪が一気に広がり、音楽シーンの形成へとつながっている。
◆時代と共に進化する男性シンガー・ソングライターの出所
現在メジャーで活躍する“弾き語り系”の男性シンガー・ソングライターといえば、ゆずやコブクロ、森山直太朗、高橋優などが挙げられる。彼らはもともと路上ライブで腕や度胸を磨き、ファンを増やしながらデビューのチャンスを掴んだ。時代は流れ、ネットと共にSNSツールが普及すると、効率良く広範囲に向けて楽曲や自己アピールができるようになり、ネット発のアーティストが次々と登場。ボーカロイドを活用し楽曲発表する“ボカロP”や、弾き語りではないが米津玄師やみやかわくん、majikoなど、今をときめくアーティストもそういったステップを踏んでメジャーシーンに上り詰めてきた。
そういったなかで、最近はデジタル(SNS)とアナログ(路上)を有効に活用し、ライブやファンとの交流を重ねる男性シンガー・ソングライターが登場している。
◆小林柊矢、KEISUKE、鈴木鈴木、SYOTA…合同路上ライブに約400人が集結
たとえば、現在18歳の小林柊矢は、18年夏にTwitterで弾き語り動画を投稿して以降、アップするたびにフォロワーを増やしていき、現在TikTokに約11万5000人、Instagramに約3万5000人のフォロワーを持つ期待のアーティスト。不定期に行っているインスタライブでも、1時間で視聴者数が7500人におよぶ。オリジナル曲「僕が君の前から消えた時」はインディーズ、メジャーアーティストがカバー動画をアップするほどの広がりを見せており、若者を中心に注目を集めている。
広島出身のKEISUKEは、昨年5月からInstagramにアコースティックギターでの弾き語りで歌動画の投稿を開始。力強くも温かい歌声で歌う切ないメロディーが若者を中心に人気を集め、インスタライブは毎回好評。フォロワー数はInstagramが約1万3000人、TikTokが約4万2000人超え。5月27日には、初のシングル「My voice」も発売している(6月5日より配信も開始)。
19歳の十夢と17歳の聖七の2人からなる鈴木鈴木は、自ら考案したコーラスワーク、ハモリが魅力の兄弟ユニット。MixChannelやYouTubeでカバー曲やオリジナル曲を随時更新するなど、SNSを中心に活動を行う2人だが、時折行う路上ライブでのファンも定着しつつある状況だ。中居正広が司会を務めたTBS系音楽トークバラエティ『Momm!!』の歌唱力を競うコーナーに出演し、六代目王者に輝いた実力派でもある。
SYOTAは、洋楽・邦楽問わず弾き語り動画をメインでInstagramやTikTokに投稿中の20歳。TikTokでは3万6000人以上のフォロワーを擁している。心地よい低音の歌声から透明感のあるファルセットまで自在に声を操り、最近は路上ライブに加え、ライブハウスにも出演し、ファンとの接点を増やしている最中だ。
◆“リアルの場”でアーティスト同士がコミュニケーションを取る強み
上記で紹介した4組(5人)は、SNSを介してそれぞれにファンを獲得し、路上等でのライブ活動を展開しながら、この3月、4月には合同での路上ライブを実施。この合同の路上ライブには実に約390人ものファンが集まったという。1組のアーティストだけではここまで大きな事象にはならないが、それぞれにファンを擁するアーティストが集うことで、それが1つのトピックスになる。また、デジタル上だけでなくリアルの場でアーティスト同士が交流することにより、それぞれのファンに自身の楽曲やキャラクターをアピールすることができ、それはファンを楽しませることに直結する。ライブ後、各SNS上には「この5人が揃うなんてすごい」、「豪華さ、過去イチ!」、「メンツ神」といった投稿が溢れていた。
ボカロPなど従来のSNS発アーティストは、デジタル上での交流こそあれど、こういったリアルの場でのアーティスト同士のは少なかった印象も強い。その意味では、現在のSNS発の男性シンガー・ソングライター周辺で起こっている現象は非常に面白い。リアルの場での熱を受け、絵本の『スイミー』のように1つの集合体となることで、今後さらにムーブメントが広がっていく可能性は多分にある。
音楽業界では現在、あいみょんを筆頭に吉澤嘉代子、関取花、milet、美波など、気鋭の若手女性シンガー・ソングライターたちの活躍が際立っているが、前述した4組のアーティストも実力は十分だ。上記のようなSNS時代ならではのアプローチによって男性シンガー・ソングライターのシーンの盛り上がりにも期待がかかる。
◆時代と共に進化する男性シンガー・ソングライターの出所
現在メジャーで活躍する“弾き語り系”の男性シンガー・ソングライターといえば、ゆずやコブクロ、森山直太朗、高橋優などが挙げられる。彼らはもともと路上ライブで腕や度胸を磨き、ファンを増やしながらデビューのチャンスを掴んだ。時代は流れ、ネットと共にSNSツールが普及すると、効率良く広範囲に向けて楽曲や自己アピールができるようになり、ネット発のアーティストが次々と登場。ボーカロイドを活用し楽曲発表する“ボカロP”や、弾き語りではないが米津玄師やみやかわくん、majikoなど、今をときめくアーティストもそういったステップを踏んでメジャーシーンに上り詰めてきた。
◆小林柊矢、KEISUKE、鈴木鈴木、SYOTA…合同路上ライブに約400人が集結
たとえば、現在18歳の小林柊矢は、18年夏にTwitterで弾き語り動画を投稿して以降、アップするたびにフォロワーを増やしていき、現在TikTokに約11万5000人、Instagramに約3万5000人のフォロワーを持つ期待のアーティスト。不定期に行っているインスタライブでも、1時間で視聴者数が7500人におよぶ。オリジナル曲「僕が君の前から消えた時」はインディーズ、メジャーアーティストがカバー動画をアップするほどの広がりを見せており、若者を中心に注目を集めている。
広島出身のKEISUKEは、昨年5月からInstagramにアコースティックギターでの弾き語りで歌動画の投稿を開始。力強くも温かい歌声で歌う切ないメロディーが若者を中心に人気を集め、インスタライブは毎回好評。フォロワー数はInstagramが約1万3000人、TikTokが約4万2000人超え。5月27日には、初のシングル「My voice」も発売している(6月5日より配信も開始)。
19歳の十夢と17歳の聖七の2人からなる鈴木鈴木は、自ら考案したコーラスワーク、ハモリが魅力の兄弟ユニット。MixChannelやYouTubeでカバー曲やオリジナル曲を随時更新するなど、SNSを中心に活動を行う2人だが、時折行う路上ライブでのファンも定着しつつある状況だ。中居正広が司会を務めたTBS系音楽トークバラエティ『Momm!!』の歌唱力を競うコーナーに出演し、六代目王者に輝いた実力派でもある。
SYOTAは、洋楽・邦楽問わず弾き語り動画をメインでInstagramやTikTokに投稿中の20歳。TikTokでは3万6000人以上のフォロワーを擁している。心地よい低音の歌声から透明感のあるファルセットまで自在に声を操り、最近は路上ライブに加え、ライブハウスにも出演し、ファンとの接点を増やしている最中だ。
◆“リアルの場”でアーティスト同士がコミュニケーションを取る強み
上記で紹介した4組(5人)は、SNSを介してそれぞれにファンを獲得し、路上等でのライブ活動を展開しながら、この3月、4月には合同での路上ライブを実施。この合同の路上ライブには実に約390人ものファンが集まったという。1組のアーティストだけではここまで大きな事象にはならないが、それぞれにファンを擁するアーティストが集うことで、それが1つのトピックスになる。また、デジタル上だけでなくリアルの場でアーティスト同士が交流することにより、それぞれのファンに自身の楽曲やキャラクターをアピールすることができ、それはファンを楽しませることに直結する。ライブ後、各SNS上には「この5人が揃うなんてすごい」、「豪華さ、過去イチ!」、「メンツ神」といった投稿が溢れていた。
ボカロPなど従来のSNS発アーティストは、デジタル上での交流こそあれど、こういったリアルの場でのアーティスト同士のは少なかった印象も強い。その意味では、現在のSNS発の男性シンガー・ソングライター周辺で起こっている現象は非常に面白い。リアルの場での熱を受け、絵本の『スイミー』のように1つの集合体となることで、今後さらにムーブメントが広がっていく可能性は多分にある。
音楽業界では現在、あいみょんを筆頭に吉澤嘉代子、関取花、milet、美波など、気鋭の若手女性シンガー・ソングライターたちの活躍が際立っているが、前述した4組のアーティストも実力は十分だ。上記のようなSNS時代ならではのアプローチによって男性シンガー・ソングライターのシーンの盛り上がりにも期待がかかる。
2019/06/06




