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ギルド、新元号予想ソング「安明ドギマギ」リリースの舞台裏 “本気でやって盛大に外す”

 ヴィジュアル系バンド・ギルドが、新元号を「安明」と予想して、発表前日(3月31日)に急きょリリースされた楽曲「安明ドギマギ」。新元号を予測した前代未聞の楽曲制作について、そして新元号が外れたとわかった発表時の状況を聞いてみた。

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――楽曲制作のきっかけは?

【宏一】これに関しては去年から。
「そういえば来年元号変わるし新元号の曲なんて出したいよね」なんて話してましたね。「元号が変わるタイミングにバンドをやっていて何かを発信出来るっていうのは凄い幸せだよねー」なんて言ってました。

【TAKUMA】4月1日に最速で出そうぜ!ってなったんですが、色々な人がその日に仕掛けてくるなと思ったので。。。その中で一番を取るには博打しかないなという事でこういう形になりました! 本気でやって盛大に外そう! 仮に当たったらヒーローになれるしって(笑)。

【TAKASHI】実はこの曲を制作する前に別のRYUICHI作曲の曲をアレンジしてたんですが、RYUICHIくんが「キャッチーな4つ打ちの曲が欲しくてもう一曲作ってきた!」って言ってこの曲持ってきてくれたんです。

――「安明」の他に、気になっていた新元号予想は

【RYUICHI】色々ありましたねー! 安久、安永、永和、平和。数えきれないくらい色々見ました。

【TAKASHI】「和平」や「自由」なんかもありかなと…。

――新元号予想の中から、「安明」を選んだ理由は

【RYUICHI】一番はやっぱり新時代に望むもの。安らぐ時代、明るい未来になってほしいと願いを込めて、この元号予想にしました。あとは言葉遊びがし易かったというのもありますね! 名案! 安明! みたいな(笑)。

――「安明ドギマギ」の歌詞に込めた新時代への思いは

【RYUICHI】僕も含めて悩みやすい人って多いと思うんです。あれやりたくない、これやりたくない。いつのまにか義務みたいになっちゃってることって、たくさんあると思うんですけど、ダメなら辞めればいいし、逃げるのも選択肢の一つだって思うんです。極論命さえあればなんとでもなる。ただ本当に必要なのは、自信とかそういうのじゃないかなーと。それが過信だって良い。胸を張ってやりたいことやればいいのになって思ってます。
――「斜め上のドギマギ感」を感じる時はどんな時?

【TAKUMA】新元号を勘で当てようぜって笑い話から出た企画ですが、それをガチでレコーディングしてMVまで撮ってるところにドギマギ感を感じてます(笑)!


【宏一】クレーンゲームをしている時に「あーぬいぐるみあと少しで取れそうやのに、最後首が引っかかってしもてるー 」っていう時ですね(笑)!

【TAKASHI】ステージ上でギターソロ弾いた直後ですかね〜!

【RYUICHI】中2の一番思春期真っ最中な時。僕の地元では祭りの時に法被を着て神輿(みこし)を担ぐんですけど、その時に普段の制服ではない法被姿の好きな子に話し掛けられてテンパっちゃって(笑)。
その記憶が未だに頭から離れなくて(笑)。その時が一番ドギマギしてたんですけど、そういう普段の普通の生活じゃ味わえないものこそ、一番必要なドギマギ感なんじゃないかなーとか思ってたりします。

――新元号「令和」が発表されて「安明」とはいきませんでした。最初から“当たればラッキー!”ぐらいの意気込みでしたが、実際に元号が発表された時はどんな気持ちでしたか?

【RYUICHI】ですよねー!って感じでしたね(笑)。当たったら「実は未来人なんですよねー。2053年から来たんですよー」なんて設定にしようとか色々考えてました(笑)。

【TAKASHI】心のどこかでもしかしたら当たるかもって思ってたのでちょっとショックでした…。

【TAKUMA】1人で「全然違うー!!」って思わず口に出して言ってましたね(笑)。

【宏一】直前めちゃくちゃ緊張して発表された瞬間かすってもいなかったので「こんなん当たるか(笑)」って言って一人で笑ってました。

――先輩であるゴールデンボンバー鬼龍院翔さんが、「安明ドギマギ」は『予測型』とブログに記載されていましたが、今後も何か『予測型』の曲を発表したいですか?

【RYUICHI】やっぱりこういうのって急に発表するからドギマギするのかなーとか思うので。ここで「する」って言っちゃうと、予測型の曲の予測をされちゃうのかなと(笑)。なのでしないかもしれません!でもするかもしれません。

【TAKASHI】今回の新元号ソングもこのタイミングじゃなかったら出来なかった事だし、今後もそういったタイミングがあれば是非挑戦したいですね! 次は当てます!

【TAKUMA】「予測型」かどうかはわかりませんが、世間が盛り上がってる事にはその時を生きてる人間として積極的に参加して楽しむのも大事かなと思うので、次は「オリンピック非公認応援ソング」でも作ってみます(笑)

【宏一】何かがあるタイミングで曲を発信することはアーティストにとって凄く大切なことだと思ってます。

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