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反田恭平、ラフマニノフ最難関に挑む新アルバム アクシデントで壮絶なレコーディング

 MBS・TBS系『情熱大陸』で取り上げられるなどクラシック界の異才として活躍するピアニスト・反田恭平(24)が、2月20日にアルバム『ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番/ピアノ・ソナタ第2番』を発売することが明らかになった。モスクワで敢行されたコンチェルトのレコーディングは思わぬ事故にも見舞われ、異様な緊張感に包まれたセッションとなった。

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 全編を美しいメロディーで彩られながら難曲中の難曲として知られ、映画の題材にもなったラフマニノフの『ピアノ協奏曲第3番』。反田にとっては2012年、高校在学中に史上最年少(当時)で優勝した『日本音楽コンクール』の決勝で演奏し、その名を世に知らしめた原点の作品でもある。

 ロシア・ナショナル管弦楽団、アレクサンドル・スラドコフスキー(指揮)とのセッションレコーディングは、今年10月25〜26日にモスクワのラフマニノフホールにて行われた。録音には当初2日間スケジュールを押さえていたが、初日に重さ数トンにおよぶ防火壁が原因不明の誤動作を起こし、ステージ上のピアノに落下するという事故が発生。ピアノ近辺にいた反田のとっさの判断で接触寸前にピアノのふたを閉め、ピアノの全壊は免れたが、初日レコーディングは途中で中止。スケジュールの大幅な短縮を余儀なくされた。

 さらに今回は、ラフマニノフの生地であるロシア随一のオーケストラとの共演。ラフマニノフ演奏に歴史と矜持(きょうじ)を有するオケに日本の若きピアニストが単身立ち向かう構図は、かなりのプレッシャーを強いるものがあったと反田は述懐する。アウェーな状況と、事故により限られた時間内で繰り広げられた演奏は、セッション録音でありながら、まるでライブのような緊張感が全編にみなぎり、反田のピアノに呼応しオケが次第に一体感を増す“真剣勝負”の熱演となった。

 カップリングには日本でレコーディングされた、同じくラフマニノフの『ピアノ・ソナタ第2番』などを収録している。


【収録曲】
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番 ニ短調 作品30
1.第1楽章 Allegro ma non tanto
2.第2楽章 Intermezzo:Adagio
3.第3楽章 Finale:Alla breve

ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 作品36 (1931年改訂版)
4.第1楽章 Allegro agitato
5.第2楽章 Non allegro-Lento
6.第3楽章 L'istesso tempo-Allegro molto

7.ラフマニノフ:10の前奏曲 作品23 第2番 変ロ長調
8.ラフマニノフ:10の前奏曲 作品23 第4番 二長調

・1〜3:
反田恭平(Pf)/アレクサンドル・スラドコフスキー指揮 ロシア・ナショナル管弦楽団
録音:2018年10月25〜26日 Philharmonia-2 Rachmaninov hall(モスクワ)

・4〜8:
反田恭平(Pf)
録音:2018年11月27〜28日 福島音楽堂

■反田恭平 オフィシャルサイト
https://columbia.jp/sorita/
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  • 反田恭平『ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番/ピアノ・ソナタ第2番』ジャケット写真

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