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『ラストアイドル』2ndシングルかけて5人のプロデューサーが激突

 テレビ朝日系オーディション番組『ラストアイドル』(毎週土曜 深0:05〜0:35※一部地域を除く)のセカンドシーズンが、来年1月13日よりスタートすることが、23日深夜の放送で発表された。次なるバトルは、ファミリー内ユニットによるセカンドシングルの表題曲を賭けた総当たり戦。ファーストシーズンで誕生した5つのユニットを、織田哲郎小室哲哉指原莉乃つんく♂、そして秋元康が1組ずつプロデュースしていく。

『ラストアイドル』セカンドシーズンで5つのユニットのプロデュースに挑む5人(左から)秋元康、織田哲郎、小室哲哉、指原莉乃、つんく♂

『ラストアイドル』セカンドシーズンで5つのユニットのプロデュースに挑む5人(左から)秋元康、織田哲郎、小室哲哉、指原莉乃、つんく♂

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 8月から4ヶ月におよぶバトルの結果、今月16日の放送で最終メンバーが決定した、『ラストアイドル』。阿部菜々実(あべ・ななみ)、吉崎綾(よしざき・あや)、大石夏摘(おおいし・なつみ)、安田愛里(やすだ・あいり)、長月翠(ながつき・みどり)、鈴木遥夏(すずき・はるか)、古賀哉子(こが・やこ)の7人が、(ユニット名)ラストアイドルとして同20日にデビューシングル「バンドワゴン」をリリース。番組からは、バトルに敗れた元暫定メンバーや、敗北した挑戦者たちによる4つのセカンドユニット、「Good Tears」「シュークリームロケッツ」「Someday Somewhere」「Love Cocchi」も誕生した。

 セカンドシーズンでは、各ユニットを担当するプロデューサーとして、織田哲郎(相川七瀬ZARDTUBEなどの作曲を手がけてきた音楽プロデューサー)、小室哲哉(プロデュースした楽曲の総売り上げ数1億7000万枚以上。日本のムーブメントを作り上げた音楽プロデューサー)、指原莉乃(アイドルグループ・=LOVEのプロデューサーであり、自身もHKT48で活動する現役トップアイドル)、つんく♂(モーニング娘。を筆頭に、ハロープロジェクトを設立、アイドル界の一時代を築き上げたプロデューサー)の参加が決定。

 AKB48グループ、坂道シリーズ、そして『ラストアイドル』ファミリーの現プロデューサーである秋元康を加えた5人のプロデューサーが担当ユニットの楽曲、ダンス、衣装まですべてをプロデュース。誰がどのユニットを担当するかは抽選で決定することになっている。

 秋元は「あれだけの戦いを制した『ラストアイドル』7人と、惜しくも敗れた4つのユニットのメンバー…。このダイヤモンドの原石たちを磨く方法はないかと考えたとき、“秋元康的”ではない形で磨いたらどうなるのかという思いが浮かびました。僕ひとりではなく、5人のプロデューサーがそれぞれの信じるやり方で彼女たちを料理して競い合うのが、この第2シーズンです。いろんな料理法で食材を生かした方がよいのではと思い、プロデュースはまったく方向性の違う5人にお願いしました」と説明している。

 バトルの末、第1位を獲得し、セカンドシングルの表題曲を歌うのはどのユニットか。5人のプロデューサーのコメントは次のとおり。

■織田哲郎
 企画を聞いたとき、「相変わらず秋元(康)さんはえげつないことをするなぁ」と思ったのですが(笑)、僕自身、アイドル的要素のあるアーティストをプロデュースしたことはあっても、アイドルとして衣装から振り付けまでプロデュースするということは経験がないので逆に面白さを感じ、チャレンジしてみようと思いました。同じ音楽プロデューサーである小室(哲哉)さんやつんく♂さんは、それぞれ音楽家としてきちんと得意な分野をベースに持った上で、そこから先のことにも自分流のスキルを持っている方々。特に小室くんとは生まれた年も一緒でデビューも同じ頃。デビュー前には一緒にライブをやったこともあるし、お互い若かりし頃から共に音楽業界で戦ってきた人間としてシンパシーみたいなものはありますね。きっと素敵なものを作るだろうなと思っています。皆さん、アイドルについて経験値も高い方々だし、強敵ぞろい。だからこそ、すごく楽しみですね。チャレンジャーとして参戦させていただきます!

■小室哲哉
 秋元さんとは長いお付き合いで、お仕事もご一緒したことありますし、普段も連絡を取り合っています。そんな中、ご本人からざっくりと依頼をいただきました。「やろっかな、じゃあ」とお返事したかな(笑)。アイドルグループのブロデュースということに関しては、慣れてないなぁという気持ちです。コミュニケーションの取り方や、活かし方とか。アーティストの方々はある程度、主張が決まっている方が多いので、それを生かすのが私の役目だったりします。アイドルの方々はもしかしたら、真反対かもしれませんよね…。すごく困ったなぁという感じです(笑)。ほかのプロデューサーの方々に関しては、すごく支持されている方々ですよね。ただ、対決という事に関しては、全員「WIN」、誰も負けないほうが良いんじゃないですかね(笑)。アイドルたちもみんな勝ちたいと思っていると思うので…。

■指原莉乃
 お話をいただいたとき、ただ純粋にうれしかったです。秋元さんから伺ったのですが、そうそうたるプロデューサーの方々が並ぶ場面で、秋元さんの口から私の名前が出たことが、ものすごくうれしかったですね。でも、プロデューサーとして自分がいちばん新人であり実績もないのは一目瞭然なので、なんとか頑張って食らいついていかなければ…。そして、私が担当するユニットのメンバーがガッカリしないように頑張りたいなと思っています。実は、この『ラストアイドル』という番組は、かわいそうすぎて見たことがありません。同じ仕事をしている人間としては、胸が痛くて見ていられないんです。きっとグループごとに個性があると思いますが、私は王道のアイドルソングが好きなので、それが合うユニットと組めたらいいなと思います。とにかく名前を出していただけたことがうれしいので、メンバーやファンの皆さんをガッカリさせないように、なんとか頑張っていきたいと思います!

■つんく♂
 プロジェクトの考え方や、あり方はとても面白いって思いました。そんな時代やろうなぁって。で、「いつやるんですか?」って秋元さんに聞いたら、「すぐ」って。「え!?」と。無茶ぶりのドッキリ企画って思ってます。すでにあると言っても駆け出しというか、まだ成熟してない卵から孵化したばかりなイメージなので、その辺はあんまり気にしてません。ただ、本人たちが精神的に出来上がっていると手がつけられないなぁとは思います。本人たちがどれくらいの吸収力や柔軟性を持ってるか。それが一番ののびしろだなと思います。楽しみ30、不安70かな。それは単に作品を作ったり、まだ未完成のチームを完成形に近づけていく作業。これは僕ら作り手にとっては最高の場面なんで、それはとても楽しみです。誰になるとか、どんな才能が隠れてるか。その辺の見極めとかね。楽しみですよ。

■秋元康
 僕ももちろん全力でプロデュースしますが、それぞれのプロデューサーがどんな形で挑んでくるのか、僕にとっては勝ち負けよりも楽しみたいという気持ちのほうが大きいです。しかし、僕の立場というのは非常に難しいですね…。番組の企画者がレースに参戦するのは変だと思ったのですが、出ないと“逃げている”と言われるし、勝てば“出来レースだ!”と言われかねない。負けたら負けたで、文句も来るでしょう。つまり自分で企画していながら、自分の首をしめているわけです。だから、できるだけレースを引っ掻き回す、戦いを面白くする役になりたいと思っています。

■出演
【ラストアイドル】
阿部菜々実 吉崎綾 大石夏摘 安田愛里 長月翠 鈴木遥夏 古賀哉子
【Good Tears】
高橋真由 王林 相澤瑠香 朝日花奈 池松愛理
【シュークリームロケッツ】
松本ももな 小澤愛実 長月翠(兼任)
【Someday Somewhere】
間島和奏 清原梨央 籾山ひめり 猪子れいあ 山田まひろ 木村美咲
【Love Cocchi】
山本愛梨 中村守里 大森莉緒 西村歩乃果 石川夏海

関連写真

  • 『ラストアイドル』セカンドシーズンで5つのユニットのプロデュースに挑む5人(左から)秋元康、織田哲郎、小室哲哉、指原莉乃、つんく♂
  • ラストアイドル(前列左から)大石夏摘、阿部菜々実、吉崎綾(後列左から)古賀哉子、長月翠、安田愛里、鈴木遥夏(C)ラストアイドル製作委員会
  • 『ラストアイドル』セカンドシーズン、2018年1月13日スタート。GoodTears(前列左から)相澤瑠香、高橋真由、王林(後列左から)池松愛理、朝日花奈(C)ラストアイドル製作委員会
  • 『ラストアイドル』セカンドシーズン、2018年1月13日スタート。シュークリームロケッツ(左から)長月翠、小澤愛実、松本ももな(C)ラストアイドル製作委員会
  • 『ラストアイドル』セカンドシーズン、2018年1月13日スタート。SomedaySomewhere(前列左から)木村美咲、間島和奏、猪子れいあ(後列左から)山田まひろ、清原梨央、籾山ひめり(C)ラストアイドル製作委員会
  • 『ラストアイドル』セカンドシーズン、2018年1月13日スタート。LoveCocchi(左から)石川夏海、大森莉緒、山本愛梨、中村守里、西村歩乃果(C)ラストアイドル製作委員会
  • 秋元康
  • 織田哲郎
  • 小室哲哉
  • 指原莉乃
  • つんく♂

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