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三浦祐太朗、母・山口百恵の名曲カバー集をCD化 争奪戦で7・5リリース

 俳優・三浦友和(65)と元歌手・三浦百恵さん(58)夫妻の長男でシンガー・ソングライターの三浦祐太朗(33)が29日、都内で行われた自身のバースデーライブで、自身が生まれる前に芸能界を引退した母、山口百恵の名曲だけをカバーしたアルバム(タイトル未定、8曲収録)を7月5日にリリースすることを発表し、会場は割れんばかりの拍手と歓声に包まれた。

バースデーコンサートを開催した三浦祐太朗

バースデーコンサートを開催した三浦祐太朗

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 アーティスト活動10周年の節目として、母のDNAを受け継ぐ自身が、伝説の歌手“山口百恵”の名曲を歌い継ぐことが「使命」と考えていたことがきっかけ。折しも、テレビ番組で百恵さんの「いい日旅立ち」「秋桜」をカバーしたところ、所属事務所にCD化の問い合わせや要望が1000件以上殺到。同様に興味を持ったレコード会社数社が争奪戦の末、7月5日にユニバーサルミュージックから発売することが決まった。

 収録曲は「いい日旅立ち」「秋桜」「さよならの向う側」「曼珠沙華」「イミテイションゴールド」「夢先案内人」「プレイバック part2」「謝肉祭」の全8曲を予定。選曲にあたってはカラオケボックスで数ある母の名曲を改めて歌ったうえで、自身がカバーする意味のある楽曲を厳選。さらに、それらの楽曲を提供した谷村新司さだまさし宇崎竜童阿木燿子らに直接あいさつに行き、カバーする許可やアドバイスをもらったうえで最終的に選曲した。

 百恵さんは1980年10月、人気絶頂の21歳で芸能界を引退し、同年11月に結婚。祐太朗は84年4月30日に生まれ、きょう33歳の誕生日を迎えた。祐太朗は「私はアーティストとしての“山口百恵”をリアルタイムでは知りません。ファンの皆様のほうがあらゆる面で詳しいと思います。当時の圧倒的な輝きをこの目で見てみたかったとつくづく思います。私にとっては生まれた時から、そしてこれからも、母としての“三浦百惠”です。逆に言えばこの部分は私だけが知っています」と語る。

 続けて「今回、このすばらしい楽曲をカバーさせていただくということで大きなプレッシャーを感じましたが、作詞曲者の皆さんのお話から自分なりに咀嚼(そしゃく)し、その曲の持つ色や表情を壊さぬよう歌いました。そして前述した“母”へのありったけの感謝と尊敬を歌に添えて。どうか手にとってお聴きいただければと思います」と腹をくくって母の楽曲に挑んだことを明かした。

 今月7日、谷村新司のリサイタルにゲスト出演し「いい日旅立ち」を披露した祐太朗は「母はあまり僕にアドバイスしてくれないのですが、きょう人生で初めてアドバイスされたのが鼻濁音。『鼻濁音を発音するのに意識した方がいいかもね』と言われました」と百恵さんから初めて助言されたことを明かしていた。百恵さんの面影のある横顔、歌声とあり、往年の百恵さんファンにとってもたまらない作品となりそうだ。

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