数々の伝説を残した英ロックバンド、ザ・ビートルズの“究極のベスト盤”『ザ・ビートルズ 1』が11月6日に世界同時発売されることがわかった。2000年11月に発売され、日本でもWミリオンを達成した同名ベスト盤に加え、“ビートルズ初”のミュージックビデオ(MV)集がセットになって登場する。最新技術を駆使し、高画質で蘇ったMVを見たポール・マッカートニーは「このビデオとフィルムは僕らが生きていた時代を鮮烈に蘇らせてくれる。しかもロックしているんだ!」と興奮。リンゴ・スターも「自分たちが作ったビデオを観るのはすごく面白いと思うし、中には本当にすばらしいものもある」と喜んだ。
2000年に発売された『ザ・ビートルズ 1』は、アメリカもしくは母国イギリスでシングルチャート1位を獲得した全27曲を収録したベスト盤。デビュー曲「ラブ・ミー・ドゥ」(62年)から「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」(70年)まで誰もが知る楽曲ぞろいで、全世界で3200万枚をセールス。発売当時は日本でも一大ムーブメントとなり、洋楽では異例のWミリオンを突破するメガヒットとなった。
今回発売されるのは、「2000年代に世界で最も売れた」と言われるベスト盤に加え、初のMV集(DVD/Blu-ray Disc)がセットになった“究極のベスト盤”。過去に映像作品集『ザ・ビートルズ アンソロジー』が発売されているが、今作に収められる全50本の映像のうち20本は同作未収録。残る30本も部分的、あるいは別編集で使われていただけとあり、歴史的にも価値の高い映像が集約された。
そもそもMVの“元祖”はビートルズと言われる。それ以前にもテレビや映画出演シーン、コンサート映像を使用した楽曲映像はあったが、純粋に楽曲プロモーションを目的としたビデオを制作したのは、メンバーのジョージ・ハリスンいわく「ビートルズが最初」。世界中で大ブレイクし、各国を訪れて新作をプロモーションすることができなくなり、フィルムを世界各国のテレビ局に送付すれば、各国のファンの欲求を多少なりとも満たせるのではないかと考え、映像制作に力を入れ始めたという。
多忙を極めたビートルズは、1965年11月23日にスタジオにこもり、わずか1日でヒット曲「アイ・フィール・ファイン」「涙の乗車券」「ヘルプ」「デイ・トリッパー」「恋を抱きしめよう」の5曲のビデオを一挙撮影。これがMVの元祖といわれる映像だ。
今作の発売にあたって、アップル・コア社はビートルズの倉庫を徹底的に捜索した。フィルム/ビデオ技術者・修復家18人で編成されたチームは35ミリのフィルムをスキャンし、最新技術を駆使して手作業で各コマを修復。作業は数ヶ月にわたって行われ、50年前の映像が4Kあるいは2Kの驚くべき高画質で蘇った。中でも「恋を抱きしめよう」の映像はこれまで質の悪いVHSしかなかったが、イギリスの国営放送局BBCの倉庫で働いていたスタッフの機転で残されていた良質なフィルムが発掘され、今回初商品化されることになった。
本作は7形態で発売。「SHM-CD&DVD」「SHM-CD&ブルーレイ」には音源27曲+同27曲のMV(計110分)を収録。デラックス・エディションの「SHM-CD&2DVD」「SHM-CD&2BD」には、さらに23曲分のビデオ(計95分)を追加したボーナスディスクを同梱し、計50本もの映像が集約される。ほかに映像のみを収めた「DVD」「ブルーレイ」、音源のみを収録した「SHM-CD」も。デジタルではiTunes Storeで配信される。
■『ザ・ビートルズ 1』予告編動画
https://www.youtube.com/user/thebeatles
2000年に発売された『ザ・ビートルズ 1』は、アメリカもしくは母国イギリスでシングルチャート1位を獲得した全27曲を収録したベスト盤。デビュー曲「ラブ・ミー・ドゥ」(62年)から「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」(70年)まで誰もが知る楽曲ぞろいで、全世界で3200万枚をセールス。発売当時は日本でも一大ムーブメントとなり、洋楽では異例のWミリオンを突破するメガヒットとなった。
今回発売されるのは、「2000年代に世界で最も売れた」と言われるベスト盤に加え、初のMV集(DVD/Blu-ray Disc)がセットになった“究極のベスト盤”。過去に映像作品集『ザ・ビートルズ アンソロジー』が発売されているが、今作に収められる全50本の映像のうち20本は同作未収録。残る30本も部分的、あるいは別編集で使われていただけとあり、歴史的にも価値の高い映像が集約された。
そもそもMVの“元祖”はビートルズと言われる。それ以前にもテレビや映画出演シーン、コンサート映像を使用した楽曲映像はあったが、純粋に楽曲プロモーションを目的としたビデオを制作したのは、メンバーのジョージ・ハリスンいわく「ビートルズが最初」。世界中で大ブレイクし、各国を訪れて新作をプロモーションすることができなくなり、フィルムを世界各国のテレビ局に送付すれば、各国のファンの欲求を多少なりとも満たせるのではないかと考え、映像制作に力を入れ始めたという。
多忙を極めたビートルズは、1965年11月23日にスタジオにこもり、わずか1日でヒット曲「アイ・フィール・ファイン」「涙の乗車券」「ヘルプ」「デイ・トリッパー」「恋を抱きしめよう」の5曲のビデオを一挙撮影。これがMVの元祖といわれる映像だ。
今作の発売にあたって、アップル・コア社はビートルズの倉庫を徹底的に捜索した。フィルム/ビデオ技術者・修復家18人で編成されたチームは35ミリのフィルムをスキャンし、最新技術を駆使して手作業で各コマを修復。作業は数ヶ月にわたって行われ、50年前の映像が4Kあるいは2Kの驚くべき高画質で蘇った。中でも「恋を抱きしめよう」の映像はこれまで質の悪いVHSしかなかったが、イギリスの国営放送局BBCの倉庫で働いていたスタッフの機転で残されていた良質なフィルムが発掘され、今回初商品化されることになった。
本作は7形態で発売。「SHM-CD&DVD」「SHM-CD&ブルーレイ」には音源27曲+同27曲のMV(計110分)を収録。デラックス・エディションの「SHM-CD&2DVD」「SHM-CD&2BD」には、さらに23曲分のビデオ(計95分)を追加したボーナスディスクを同梱し、計50本もの映像が集約される。ほかに映像のみを収めた「DVD」「ブルーレイ」、音源のみを収録した「SHM-CD」も。デジタルではiTunes Storeで配信される。
■『ザ・ビートルズ 1』予告編動画
https://www.youtube.com/user/thebeatles
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2015/09/15