AKB48グループが25日、東京ドームシティホールでライブイベント『AKB48リクエストアワー　セットリストベスト1035　2015』（21日〜25日、5日間7公演）の最終公演を行い、4代目じゃんけん女王の松井珠理奈がセンターを務めた「鈴懸なんちゃら（略称）」が初の1位となった。

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　自身のセンター曲が1035曲の頂点に立ち、珠理奈は登場するなり「やったー！」とガッツポーズ。「というわけで、鈴懸なんちゃらが1位でーす」と絶叫した。「うれしいですけど、びっくりしすぎて震える」と言ってマイクをギュッと握りしめる珠理奈の両手は、確かに小刻みに震えていた。

　昨年は2位に初登場となったが「ずっと泣いてしまったので、きょうは笑顔で歌いたい」という珠理奈は、昨年やり残した同曲の76文字もあるタイトルをフルで紹介すると宣言。見事言ってのけると、弾けるパフォーマンスでファンに恩返ししていた。

　2位に入ったのは、NMB48の山田菜々と山本彩のユニット曲「友達」。同曲は昨年10月、山田が自身の23歳の誕生日を迎える4月3日に卒業することを発表後、秋元康総合プロデューサーが2人のために書き下ろした。白い衣装で並び立った2人は、目をうるませながらも泣かずに歌い切ったが、ひな壇で観ていた渡辺美優紀らは大粒の涙。歌い終わると山本は、左手で山田の頭をポンとたたいてねぎらった。

　3位には、今年12月めどに卒業することを発表している高橋みなみのソロデビュー曲「Jane Doe」が食い込んだ。スタンドマイクを持ちながら登場した高橋は「最後のリクエストアワーになるんだなと思って5日間過ごした」といい、2日目に峯岸みなみと「思い出のほとんど」をデュエットしたときに自身の卒業を実感したと明かした。

　リクエスト楽曲投票期間中に卒業を発表したことから、握手会などでファンから何の楽曲に入れてほしいか聞かれながらも答えられなかったという高橋は「みんなで話し合って『Jane Doe』にしてくれたんだなと思いました」と感激。同期の小嶋陽菜と峯岸が持って駆けつけたティッシュで鼻をかみ、水分補給すると、鬼気迫るパフォーマンスで熱演した。

　また、21位にはチームK公演曲で大島優子のソロ曲でもある「泣きながら微笑んで」がランクイン。同イベントに3日ぶり2回目の本人登場で観客を沸かせると、しっとりと同曲を歌い上げて魅了していた。

■『AKB48リクエストアワー　セットリストベスト1035　2015』
25位　Choose me！
24位　わるきー
23位　盗まれた唇
22位　抱きしめたいけど
21位　泣きながら微笑んで
20位　この涙を君に捧ぐ
19位　夏の前
18位　てもでもの涙
17位　Escape
16位　私は私
15位　枯葉のステーション
14位　永遠プレッシャー
13位　私はブルーベリーパイ
12位　控えめI love you！
11位　47の素敵な街へ
10位　清純フィロソフィー
9位　ここで一発
8位　アイスのくちづけ
7位　奇跡は間に合わない
6位　心のプラカード
5位　希望的リフレイン
4位　恋するフォーチュンクッキー
3位　Jane Doe
2位　友達
1位　鈴懸の木の道で「君の微笑みを夢に見る」と言ってしまったら僕たちの関係はどう変わってしまうのか、僕なりに何日か考えた上でのやや気恥ずかしい結論のようなもの