女優の尾野真千子（32）が、自身初のリーゼントに学ラン姿でロックバンド・氣志團の新曲「喧嘩上等」（5月21日発売）のCDジャケットに登場することが10日、わかった。尾野が主演するフジテレビ系月9ドラマ『極悪がんぼ』の主題歌に同曲が起用されたことを機に、ボーカル・綾小路翔（34）がジャケット写真での共演を依頼したところ「まさかの快諾」を得た。

　ドラマのタイトル“がんぼ”は、広島の古い方言で「乱暴者・やんちゃ・悪いやつ」の意味。物語の世界観を意識して初の月9主題歌を書き下ろした綾小路は「ジャケットにはぜひ、主演の尾野真千子さんにご登場いただきたいと図々しくもオファーをさせていただいたのですが、正直どれだけお忙しいかは存じておりましたので、まず不可能であろうと思っていました。が、まさかのご快諾をいただき、逆に仰天」と驚きを隠せない。

　またとない機会に綾小路は、かねてからプロデュースしてみたかったという「世界一美しいリーゼントガール」を申し入れた。「正直かなりハードルの高いご提案」と半分あきらめていたが、尾野は「喜んで。むしろ学ランも着たい」とノリノリで逆注文。氣志團のメンバーは「やっぱかっこいいぜ、俺たちの尾野真千子！」と歓喜に沸いたという。

　実際にヤンキースタイルでにらみをきかせた尾野は「まさかリーゼントに学ランでコラボレーションできると思いませんでした！　氣志團の一員になれたような気がして、1日だけでしたが楽しい経験になりました」と大はしゃぎ。「氣志團の皆さんも見かけとは違って面白く優しい方たちで、はじめは緊張しましたがとても楽しい時間でした」と声を弾ませた。思いがけない好感触にメンバーは「まさかの氣志團加入のミラクルも現実味を帯びてきた」と手応えを感じている。