シンガー・ソングライターの矢野顕子が8日、年末恒例のワンマン『さとがえるコンサート』の最終公演を、東京・NHKホールで行った。本ツアーは、1994年に発表したアルバム『エレファントホテル』全13曲ほか、最新のナンバーなどで構成。この日は、“ミュージシャン仲間”の奥田民生がゲスト出演し、ライブでは初披露となるユニコーンの名曲「すばらしい日々」など全3曲をコラボレーションした。また、来年春に矢野のニューアルバムが発売されることも発表され、会場には何度も大拍手が沸き起こった。 「今年もお歳暮とともにやってきました」。矢野は、音に身をゆだねるように、全身でリズムを取りながら実に楽しげに曲を披露していく。『エレファントホテル』は、彼女にとって最も好きなCDのひとつであり、最も曲想のバラエティに富んだアルバムと自負する作品。今回は、テルミン、オンド・マルトノといった、珍しい楽器を駆使するメンバーで編成されたユニット・MATOKKUを従え、本来のアルバムとはまた一風変わった、独特の世界観を作り上げた。

この記事の画像

  • お茶目に語るMCでは、会場に何度も笑いが起こった
  • 矢野と奥田による「すばらしい日々」は絶品
  • 来春のニューアルバムに早くも注目が集まった

オリコントピックス

あなたにおすすめの記事

メニューを閉じる

 を検索