キングレコード創業80周年を記念した全国オーディション『Dream Vocal Audition』の最終選考会が26日、東京・赤坂BLITZで開催され、1万人を超える応募者から、塩ノ谷早耶香さん（18）、泉彩世子さん（23）、上野優華さん（14）の3人がグランプリに輝いた。今後の音楽界を担う存在としての期待を受け、グランプリ全員がデビューを約束されているなか、最低でも一人は今秋にデビューする。

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　「トイレの神様」の植村花菜、AKB48やももいろクローバーZを筆頭とする人気アイドルグループ、水樹奈々ら人気声優アーティスト、多くの演歌歌手などを擁するキングレコードが、講談社の『ViVi』『with』『ヤングマガジン』と組み、新しい才能を発掘。書類選考からライブ審査、一般WEB投票まで約6ヶ月にわたる審査を経て、15組が最終審査に残った。

　グランプリの名前が呼ばれた瞬間、3人はそれぞれ号泣。ViVi賞に輝いた塩ノ谷さんは「言葉じゃ表せないくらい嬉しい。歌唱力がすごくて、ダンスもできるアーティストになりたいです」と声を震わせながら抱負を語った。

　with賞に選ばれた、ファイナリスト最年長の泉さんは「ずっとずっとやってきたかったこと。小さい時から歌手になるのが夢だった。5、6年ぶりにオーディションを受けた」と喜びもひとしお。オリジナル楽曲で勝負し「結果が出て嬉しい」と嬉し涙を流した。

　飛び跳ねて喜びを表現したヤンマガ賞の上野さんは「嬉しいです！」と初々しい笑み。「聴いてくれる人が笑顔になれるアーティストになりたいです」と声を弾ませていた。

　最終選考会の総合司会はお笑いコンビ・しずるが担当。今後デビューする新人のミュージックビデオを村上純が監督し、池田一真が主演することも発表された。3人のうち誰の作品を任せられるかは現時点で未定だが、村上は「3人ともきれいなので、最大限に活かしたい」と力強く意気込んだ。

　プレゼンターとして『ViVi』モデルのマギー、『with』モデルの宮田聡子、グラビアアイドルの吉木りさが駆けつけ、グランプリ3人を祝福。また特別賞に川部かりんさん（20）、池田有希さん（18）、野田愛実子さん（18）が選ばれた。