■【編集長の目っ!】WEAVERの“セツナ強さ”に歓喜せよ
ピアノの音って、妙に心の中を“ざわつかせてくれる”不思議な響きがある。考えてみたら、家でもピアノやストリングスの音がすごくフィーチャーされてるものをよく聴いている気がする。優しくて、でも跳ねる感じもあるし、穏やかな表情も見せてくれるし、そういう意味でピアノの音が一音聴こえるだけで、感動の波頭が顔を出し、それが大きな感動の波となってじわじわ押し寄せてくる感覚が、心を“ざわつかせてくれる”ということなのだろうか。もちろん聴く人の個人差はあるだろうけど、個人的には、すぐに感動したくて、ずっと感動していたくて、ピアノや弦の音を求めているかもしれない。
そんな音が、また素敵な“言葉達”に出会うと、より大きな感動をもたらしてくれる。ピアノの音と出会うことによって、言葉達が本来の意味はもちろん、それまでは感じたことがなかった温度をまとって、今まで以上に新鮮な響きを持って聴き手のほうに飛び込んでくる。
だから、WEAVERがデビューしたときから気になっていた。初めて音源「白朝夢」をもらったときの新鮮さは今も覚えている。ダウンロードシングルという手法でとにかく“聴かせる”ということに徹し、昨年6月にリリースした初のパッケージシングル「Hard to say I love you」で大きな一歩を踏み出した。もちろんその前の2月にリリースしたデビューアルバム『Tapestry』で彼らの世界観に興味を持つ人が増え、そして「Hard〜」のヒットにつながった。着実に新規ファンを開拓していった結果、8月にリリースしたアルバム『新世界創造記・前篇』がオリコン週間アルバムランキングの4位に、続く9月にリリースしたアルバム『新世界創造記・後編』も6位にランクインし、力をみせてくれた。
そして彼らのあふれる才能を感じさせてくれた『新世界創造記』から1年。その才能の泉は、早くも次のアルバム『ジュビレーション』(8月24日発売)を生み出した。前作で、彼らがギターレスのピアノバンドである意味を、しっかりと伝えてくれたが、この『ジュビレーション』ではそんな彼らの存在意義を、高らかに掲げている。3人が作りだすグルーヴ、せつなくて強い言葉達と、杉本雄治のせつなくドラマティックなボーカル、そしてピアノが持つ力を最大限に1枚のパッケージの中に落とし込んでいる。
デビュー時から一貫している、“丁寧”に作り上げている感じが、言わずもがなアルバム全体を心地イイものとして仕上げてくれている。個人的にすごく好感が持てたのは、タイアップシングルも含めて、彼らの作品の作詞の多くを手がける河邉徹(Dr&Cho)が書く言葉には、ほとんど英語が使われていないということ。日本語の美しさを自分達も再認識し、それを聴き手に伝えて、言葉の大切さを共感・共有しようというメッセージにも思える。優しく背中を押してくれるような、思いのままに、素直なメッセージを綴っているのに、一語一語にこだわり、一音一音にこだわって、作品を紡いでいっているような感触がある。それが丁寧に作っている、という感じなのだろうか。
今回のアルバムはM1〜M7までは歌、そしてM8〜M13は杉本のピアノによるインスト「杉本雄治ピアノ独奏集」になっている。この杉本の想いを込めたピアノが、それぞれの「歌」に込めた“想い”を更に熱く、せつなく伝えてくれる。そして注目は、歌とインスト部分とを繋ぐポジションにいる「負けんな!」という作品だろう(発売日前日に発表になったボーナストラック)。杉本がピアノ一本で歌うこの楽曲を初めて聴いてときにハッとした。シンプルなのに強いメロディー、そしてシンプルなのに心に刺さる言葉達に目が覚める思いがした。繰り返し聴いた。ものすごい感動。杉本の歌のチカラ、表\現力を思い知らされた感じ。
「この曲を作った加藤イサムさんとは知り合いを介して出会い、お互いの音楽の話をするなかでこの『負けんな』という曲に出会いました。はじめはなんとなく家で弾いて歌ってみたのですが自然と感情が入っていき、今までとはまた違う胸に刺さるものを感じました。WEAVERとは全く違うとてもストレートで感情的な言葉で綴られた世界観ですが今のこの時代だからこそ聴いてくれるたくさんの人の心に刺さるメッセージが綴られていると思い、今回この音源を聴いたスタッフの進言もあり“杉本雄治”として独奏と一緒に伝えられればと思い収録させていただきました」(杉本)。
思わず、この歌の詞を額に入れて部屋に飾りたくなった。
WEAVERの“成長力”と「音楽で人を幸せにしたい」という彼らの熱い想いとが伝わってくる1枚だ。ちなみ『ジュビレーション』とは歓喜、歓声、祝祭という意味で、こんな時代からこそ、彼らの“セツナ強さ”に歓喜せよ、ってことかな。
⇒ニューアルバム『ジュビレーション』発売記念スペシャルMVメドレーはこちら
⇒ 『編集長の目っ!!』過去記事一覧ページ
ピアノの音って、妙に心の中を“ざわつかせてくれる”不思議な響きがある。考えてみたら、家でもピアノやストリングスの音がすごくフィーチャーされてるものをよく聴いている気がする。優しくて、でも跳ねる感じもあるし、穏やかな表情も見せてくれるし、そういう意味でピアノの音が一音聴こえるだけで、感動の波頭が顔を出し、それが大きな感動の波となってじわじわ押し寄せてくる感覚が、心を“ざわつかせてくれる”ということなのだろうか。もちろん聴く人の個人差はあるだろうけど、個人的には、すぐに感動したくて、ずっと感動していたくて、ピアノや弦の音を求めているかもしれない。
そんな音が、また素敵な“言葉達”に出会うと、より大きな感動をもたらしてくれる。ピアノの音と出会うことによって、言葉達が本来の意味はもちろん、それまでは感じたことがなかった温度をまとって、今まで以上に新鮮な響きを持って聴き手のほうに飛び込んでくる。
そして彼らのあふれる才能を感じさせてくれた『新世界創造記』から1年。その才能の泉は、早くも次のアルバム『ジュビレーション』(8月24日発売)を生み出した。前作で、彼らがギターレスのピアノバンドである意味を、しっかりと伝えてくれたが、この『ジュビレーション』ではそんな彼らの存在意義を、高らかに掲げている。3人が作りだすグルーヴ、せつなくて強い言葉達と、杉本雄治のせつなくドラマティックなボーカル、そしてピアノが持つ力を最大限に1枚のパッケージの中に落とし込んでいる。
デビュー時から一貫している、“丁寧”に作り上げている感じが、言わずもがなアルバム全体を心地イイものとして仕上げてくれている。個人的にすごく好感が持てたのは、タイアップシングルも含めて、彼らの作品の作詞の多くを手がける河邉徹(Dr&Cho)が書く言葉には、ほとんど英語が使われていないということ。日本語の美しさを自分達も再認識し、それを聴き手に伝えて、言葉の大切さを共感・共有しようというメッセージにも思える。優しく背中を押してくれるような、思いのままに、素直なメッセージを綴っているのに、一語一語にこだわり、一音一音にこだわって、作品を紡いでいっているような感触がある。それが丁寧に作っている、という感じなのだろうか。
今回のアルバムはM1〜M7までは歌、そしてM8〜M13は杉本のピアノによるインスト「杉本雄治ピアノ独奏集」になっている。この杉本の想いを込めたピアノが、それぞれの「歌」に込めた“想い”を更に熱く、せつなく伝えてくれる。そして注目は、歌とインスト部分とを繋ぐポジションにいる「負けんな!」という作品だろう(発売日前日に発表になったボーナストラック)。杉本がピアノ一本で歌うこの楽曲を初めて聴いてときにハッとした。シンプルなのに強いメロディー、そしてシンプルなのに心に刺さる言葉達に目が覚める思いがした。繰り返し聴いた。ものすごい感動。杉本の歌のチカラ、表\現力を思い知らされた感じ。
「この曲を作った加藤イサムさんとは知り合いを介して出会い、お互いの音楽の話をするなかでこの『負けんな』という曲に出会いました。はじめはなんとなく家で弾いて歌ってみたのですが自然と感情が入っていき、今までとはまた違う胸に刺さるものを感じました。WEAVERとは全く違うとてもストレートで感情的な言葉で綴られた世界観ですが今のこの時代だからこそ聴いてくれるたくさんの人の心に刺さるメッセージが綴られていると思い、今回この音源を聴いたスタッフの進言もあり“杉本雄治”として独奏と一緒に伝えられればと思い収録させていただきました」(杉本)。
思わず、この歌の詞を額に入れて部屋に飾りたくなった。
WEAVERの“成長力”と「音楽で人を幸せにしたい」という彼らの熱い想いとが伝わってくる1枚だ。ちなみ『ジュビレーション』とは歓喜、歓声、祝祭という意味で、こんな時代からこそ、彼らの“セツナ強さ”に歓喜せよ、ってことかな。
⇒ニューアルバム『ジュビレーション』発売記念スペシャルMVメドレーはこちら
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2011/08/24




