“ヒロアカ”EDテーマ「Shout Baby」が話題 緑黄色社会、J-POPを追求し個性的ポップミュージックを醸成

 2016年4月から放送がスタートし、アニメファンから高い支持を得ているTVアニメ版『僕のヒーローアカデミア』。米津玄師の「ピースサイン」、LiSAの「だってアタシのヒーロー。」、菅田将暉の「ロングホープ・フィリア」などの、オープニングテーマ、エンディングテーマにも注目が集まっている作品だが、現在放送中の第4期・第2クールエンディングテーマ「Shout Baby」を担当しているのが、緑黄色社会。優れたポップセンスと生々しいバンドサウンドで評価を得ている名古屋発の4人組バンドだ。

“ヒロアカ”の世界観に寄り添いながら、幅広い音楽ファンにアピール

  • 緑黄色社会「Shout Baby」通常盤/2月19日発売(EPIC RECORDS JAPAN)

    緑黄色社会「Shout Baby」通常盤/2月19日発売(EPIC RECORDS JAPAN)

 ボーカリストの長屋晴子の作詞・作曲による「Shout Baby」は、“自分なんて…”というネガティブな思いを打ち破ろうとする意志をテーマにしたアッパーチューン。自分らしい人生に突き進もうとする姿を描いた歌詞、ドラマティックに躍動するメロディ、楽曲のテーマを生き生きと描き出すボーカルを含め、“ヒロアカ”の世界観に寄り添いながら、幅広い音楽ファンにアピールできる楽曲に仕上がっている。中心にあるのは長屋の歌だが、メンバーの小林壱誓(G)、peppe(Key)、穴見真吾(Ba)のプレイヤビリティを活かしたアレンジも印象的。また、リリックビデオとモーショングラフィックを融合させたMVにもぜひ注目してほしい。

 C/Wには、amazarashiの「空に歌えば」(『僕のヒーローアカデミア』第2期第2クールオープニングテーマ)のカバーを収録。アレンジはsoundbreakers と穴見が担当。疾走力のあるビート、鋭利なフレーズが絡み合うスリリングなアンサンブル、運命に抗い、未来を掴むためにあがく姿を描いた歌がひとつになったこの曲は、バンドとしての魅力がまっすぐに伝わってくる。

メンバーによって音楽的なルーツは異なるが、共通しているのはJ-POP

  • 緑黄色社会「Shout Baby」期間生産限定盤(アニメ盤)/2月19日発売(EPIC RECORDS JAPAN)

    緑黄色社会「Shout Baby」期間生産限定盤(アニメ盤)/2月19日発売(EPIC RECORDS JAPAN)

 緑黄色社会は同じ高校の軽音部だった長屋、小林、peppeが1年生の時に結成。その後、小林の幼なじみの穴見が加わり2012年に現在のかたちに。翌年、10代限定ロックフェス「閃光ライオット」で準優勝したことで注目を集めた4人は、2017年に初の全国流通盤をリリース。2018年に発表した1stフルアルバム『緑黄色社会』が、2018/4/2付オリコンインディーズランキングで2位を記録するなど、確実に注目度を高めてきた。

 海外のインディーロックやR&Bなど、メンバーによって音楽的なルーツは異なるが、共通しているのはJ-POP。過去のインタビューでも「どこのお店でもBGMになってるような音楽をやりたいし、そういうポジションになれると思ってるんです。もともと聴いてきた音楽は4人ともバラバラですけど、共通してるのはJ-POP。だから、大衆性をとくに意識しなくても、皆さんに届く楽曲作りになってると思います」とコメントするなど、幅広い層のリスナーに向けた曲作りを意識しているという。

ドラマ『G線上のあなたと私』主題歌「sabotage」でリスナー拡大

  • 緑黄色社会「sabotage」/19年11月発売(EPIC RECORDS JAPAN)

    緑黄色社会「sabotage」/19年11月発売(EPIC RECORDS JAPAN)

 先鋭的な音楽性と誰もが楽しめる分かりやすさを共存させた楽曲、強い感情としなやかなポップネスを備えた長屋のボーカル、そして、ライブバンドとしての実力によって、フェスやイベントなどでも支持を得てきた“リョクシャカ”。その存在がお茶の間に知られるようになったきっかけは、昨年の秋に放映されたドラマ『G線上のあなたと私』(TBS)の主題歌「sabotage」を手がけたこと。歌詞の主人公は、周囲の人たちと同じようにスタートを切りながら、いつの間にか自分だけ取り残された気持ちになっている“私”。将来のビジョンが見えず、自分が何を求めているかもわからない状態から、自らを奮い立たせて、未来に向かって進んでいく意思を描いたこの曲は、ドラマの物語と強く結びついていたのはもちろん、幅広い年齢層のリスナーの共感を集めた。

 昨年11月から12月にかけて行われたワンマンツアー「リョクシャ化計画2019」では、東京、大阪、名古屋でホール公演が実現するなど、ライブの規模も拡大。さらに2020年5月からは、神奈川・KT Zepp Yokohama、愛知・Zepp Nagoya、大阪・Zepp Nambaを含む新たなワンマンツアーも決定。緑黄色社会の個性的なポップミュージックは今後、J-POP、バンドシーンといったジャンルを超え、さらに幅広いリスナーを獲得することになりそうだ。

提供元: コンフィデンス

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