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【Creators Search】ハロプロのヒットを支える児玉雨子、コミカルな演出と言葉の響きを重視

  • 児玉雨子氏が作詞を手がけた寺嶋由芙の「いい女をよろしく」

    児玉雨子氏が作詞を手がけた寺嶋由芙の「いい女をよろしく」

 4/22付週間シングルランキングで17位にランクインした寺嶋由芙の「いい女をよろしく」。ラテン、ファンク、ディスコを融合させたサウンド、洗練されたメロディーと共にキャッチーなフレーズが印象的な同曲の歌詞を手がけているのが、1993年生まれの作詞家・児玉雨子氏だ。2011年から作詞家として活動をスタートさせた彼女は、アンジェルムの「乙女の逆襲」、カントリー・ガールズの「愛おしくってごめんね/恋泥棒」を皮切りに、ハロー!プロジェクトの楽曲の作詞を数多く担当し、ハロプロのヒットに一役買っている。

 今年に入ってからも、つばきファクトリーの「三回目のデート神話」(2月27日発売)、カントリー・ガールズの「弱気女子退部届」(アルバム『Seasons』3月6日発売)、アンジェルムの「恋はアッチャアッチャ」(4 月10日発売)、こぶしファクトリーの「Oh No 懊悩」(4月24日発売)、JUICE=JUICEの「25歳永遠説」(6月5日発売)といった楽曲の作詞を手がけている。またJ-POP評論「考えるヒット」で知られる近田春夫氏にも高く評価され、アルバム『超冗談』の歌詞を担当するなど、活動の幅も広がりつつある。

 ピンク・レディーをきっかけに阿久悠をはじめとする昭和後半の歌謡曲に傾倒。さらに俳諧などの江戸の大衆文芸などにも影響されているという彼女の歌詞は、メロディーと言葉の愛称の良さを重視したフロウが印象的。意味よりも言葉の響きを重視するような作風は、楽曲全体の聴き心地やノリにつながっている。また、どこか軽妙でコミカルなイメージを演出しつつ、切なさ、切実さをさりげなく描き出すのも彼女の歌詞の特徴だろう。

 “等身大の言葉を歌わせたい(聴きたい)”という風潮が強い日本の音楽シーンにおいて、歌詞自体のおもしろさ、楽しさ、豊かさをたっぷりと感じさせてくれる児玉雨子氏の存在はきわめてレア。2020年代以降の日本のポップスを支える才能のひとりだと思う。

(文/森朋之)

提供元: コンフィデンス

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