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レッドブル "翼をさずける" 音楽フェスで都内をジャック! ユニークなイベントのその中身とは?

ゲーム音楽のライブイベント『DIGGIN' IN THE CARTS 電子遊戯音楽祭』のヘッドライナーを務めるのは、ゲームミュージックコンポーザーの古代祐三氏(写真右)と川島基宏氏(写真左) (C)SUGURU SAIT
  • (C)RED BULL MUSIC FESTIVAL

    (C)RED BULL MUSIC FESTIVAL

 この秋、エナジードリンクメーカーのレッドブルが、日本の音楽に”翼をさずける”音楽フェスティバル『レッドブル・ミュージック・フェスティバル 東京 2017』を開催。 10月22日から11月17日までの約1ヶ月間、東京のさまざまな場所で、レッドブルらしいユニークな14のイベントが繰り広げられ、日本の音楽シーンを代表する著名ミュージシャンから、新進気鋭のアーティストまで総勢150組以上が参加。先日、第3弾ラインナップが発表され盛り上がりに拍車がかかっているが、ユニークな14イベントの中から気になる2イベントをPICK UPし、その内容を深掘りしてお伝えする。

メトロイド、スーパーマリオランド…“名サウンド”の生みの親たちが降臨

  • (C) RED BULL MUSIC ACADEMY

    (C) RED BULL MUSIC ACADEMY

 11月17日、東京・恵比寿LIQUIDROOMで開催されるのは、ゲーム音楽のライブイベント『DIGGIN' IN THE CARTS 電子遊戯音楽祭』。「DIGGIN' IN THE CARTS」とは、2014年にレッドブル・ミュージック・アカデミーが公開した、日本のゲーム音楽の歴史とその魅力を探った全6エピソードのドキュメンタリー映像シリーズの名で、今回はそのリアルイベントとなっている。80年代、90年代の8ビット、16ビットゲーム時代のゲーム音楽から名曲を掘り起こし、現代風のテクノ、ハウス、ブレイクビーツにアレンジして紹介する。

・「DIGGIN' IN THE CARTS」ドキュメンタリー動画はこちら
  • 世界の音楽シーンを牽引するフライング・ロータスも、ゲーム音楽から影響を受けたことを語っている。(C) RED BULL MUSIC ACADEMY

    世界の音楽シーンを牽引するフライング・ロータスも、ゲーム音楽から影響を受けたことを語っている。(C) RED BULL MUSIC ACADEMY

 ドキュメンタリー動画は、古代氏、川島氏が手掛けた『ベア・ナックル』シリーズのBGMが、グラミー賞最優秀ダンス・レコーディング部門にノミネート経験があるアメリカの音楽プロデューサーのフライング・ロータスなどにインスパイアを与えたことを証明。日本のゲーム音楽が、世界のアーティストにもたらしたインパクトを知ることができる貴重な動画となっている。
 今回のイベントには、さまざまなゲームミュージックコンポーザーやミュージシャンが出演。ゲーム『ベア・ナックル』シリーズのサウンドを手掛けた、古代祐三と川島基宏によるスペシャルユニットがライブセットを披露。また、"テクノ・ゴッド"として知られ、ゲーム『Rez』、『ルミネスII』などに楽曲提供しているKen Ishii、『メトロイド』や『スーパーマリオランド』などの楽曲を手掛けた元任天堂のChip Tanaka(田中宏和)、ゲーム音楽史/ゲーム史研究家でゲーム音楽の作編曲を手掛けるhally、マルチメディアアーティストでゲームデザイナーのOsamu Satoら、超豪華ラインナップでお届けする。

実力派アーティストたちが、その日限りの即興演奏で魅せる!

異なるジャンルのミュージシャンが、たった5分だけの即興セッションを見せる

異なるジャンルのミュージシャンが、たった5分だけの即興セッションを見せる

 そしてもうひとつのイベントは、11月15日に東京・渋谷のshibuya duo MUSIC EXCHANGEで行わる『ROUND ROBIN 一発本番即興演奏』。これは実力派ミュージシャンたちが持ち時間10分の中で、何が起きるのか誰も分からない即興演奏を行うという刺激的な内容。まさに、一度限りの“音楽体験”を満喫できる。

 出演は、ASA-CHANG, SHOKO, starRo, TANCO, スガダイロー, 灰野敬二, 菊地成孔, 江崎文武, 小林うてな, 大竹重寿, 波多野敦子, 冨田ラボ, 有島コレスケ, 鈴木勲, 蓮沼執太など実力派がズラリ。元東京スカパラダイスオーケストラのパーカションのASA-CHANG、サックスの菊地などそれぞれ扱う楽器も異なるが、ジャンルの枠を飛び越えた演奏が繰り広げられる。

レッドブルが開催した、過去の“変わり種”音楽イベントとは

  • (C) RED BULL MUSIC FESTIVAL

    (C) RED BULL MUSIC FESTIVAL

 レッドブルといえば“スポーツ”を支援している印象が強いが、実は上記のような“音楽カルチャー”とも密接に結びついていることは、日本ではあまり知られていない。しかし、レッドブルは世界中でさまざまな音楽関連イベントを手がけてきた実績を持つ。1998年から若いアーティストを支援する世界的な音楽学校「Red Bull Music Academy」をニューヨーク、東京、パリ、サンパウロ、ケープタウンと開催都市を変えて開催。同アカデミーの卒業生として、フライング・ロータスなどを輩出している。

 また、出演者が互いに曲をかけ合い、オーディエンスの歓声で勝負を決めるという変わり種イベント『Red Bull Culture Clash』もユニークな試みのひとつ。2016年ロンドン大会では、YouTubeで31億回再生を記録している「See You Again」のWiz Khalifaが、Taylor Gangと共に参戦したことで大きな話題になった。

 そのほか、過去に日本で開催されたイベントとしては、『LOST IN KARAOKE』としてカラオケボックス「カラオケ館 新宿店」の計13フロアにさまざまなジャンルのアーティストを招聘してライブストリーミング配信を行った。また『HUMAN SIZED SYNTHESIZER』では、渋谷PARCO前に巨大なシンセサイザーを用意。一般客が実際に音を奏でることができるという体験型イベントで好評を博した。

 こうした多数のイベントを実施して成功させてきたレッドブルだけに、今回の音楽フェス『レッドブル・ミュージック・フェスティバル 東京 2017』も期待を上回るライブが行われそうだ。

・『RED BULL MUSIC FESTIVAL TOKYO 2017』チケット購入はコチラ

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