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ももいろクローバーZ、ドームライブ振り返る 朝ドラ出演の百田にメンバーが……
ドームツアーって本当にずっと人ごとだった
百田夏菜子 え、百田の話まで聞いてもらえるんです?
玉井詩織&佐々木彩夏&有安杏果&高城れに ふ〜♪
百田夏菜子 ありがとうございます!
――(笑)。ではさっそくDVDですが、本編はもちろん特典映像もかなり熱い。特に今ツアーの目玉のひとつだったソロ演目の練習風景はみなさん、本当に一生懸命で感動的でした。
百田夏菜子 確か、高城がカメラの前だけタップダンスの練習をしているフリをしていたヤツだよね?
佐々木彩夏&有安杏果&玉井詩織 あれはヤラらしかった〜(笑)。
高城れに いやいや、ちゃんと練習してたから!
――もちろんです(笑)。そんなソロも含めてドームツアーをやりきった感想は?
百田夏菜子 ドームツアーって本当にずっと人ごとだったけど……。
高城れに 夢の中みたいな感じ。
百田夏菜子 私は静岡出身なのでテレビとかで「誰々さんがドームツアーを開催します」、ドン!みたいな。そういうのを見ると、学校中が「名古屋ドームに行こう!」って騒ぎになってた。田舎なのでめっちゃ湧くんですよ。だから自分達がいざ、やらせてもらえるってなったら、地元の子からの反響が今までの中で一番多くて。東京のライブだと「いつか行ってみたいな」っていう反応だったんだけど、今回は「行くね!」っていう連絡をたくさんもらって嬉しかったです。
――ドームのステージに立ったときの印象もこれまでの会場とは違いました?
高城れに ドームならではの巨大バルーンに乗ったフライングっていう演出をやったんだけど、私とあーりん(佐々木彩夏)は高い所が苦手なのでリハーサルは怖くって。でも本番でいざお客さんが入ると、近い感じがして怖くなかったです。
佐々木彩夏 落ちても、みんなに助けてくれるから大丈夫かなってね。実際、落ちたらアウトなんだけど(笑)。あと今回は初めての会場ばっかりでどこも新鮮だったんですけど、その分、DVDに収録されている西武ドームはたくさんやらせてもらっているのでホームに帰って来た安心感もあって。そんな感じで9公演、すべて違う感覚を味わえて楽しかったです。
玉井詩織 巨大バルーンとか、ドームサイズの大きなセットを全部、引っさげて全国に持っていくのは今回が初めてだったんだけど、アルバムの世界観をそのまま各ドームに持っていけたのも嬉しかったよね。
百田夏菜子 しかもバルーンは公演ごとにどんどん進化していって、下に引いてる板みたいのを途中から透明のものに変えたんですよ。ちょっとでもお客さんに見えたほうが近くに感じてもらえるかなと思って。でも透明にした瞬間、急に恥ずかしくなりました(笑)。
ドームツアーを経験して、ライブは“生きもの”だなって実感した
百田夏菜子 ズボンの衣装だから見られても平気なんだけど、女性ならではの本能ですかね? なんかムズムズしちゃった(笑)。
玉井詩織 でも床だったのものが浮いて、しかもそれがスケルトンっていうのはお客さん的にもサプライズだったんじゃないかな。
百田夏菜子 スケルトンの演出は誰もやったことがないらしいので、また機会があったら活かしたいですね。
高城れに あと「サボテンとリボン」って曲とかは吹奏楽部の方たちが一緒にやってくれまして。それぞれの地域の学生の方が各ドームで演奏してくれたので、毎回毎回、ちょっとずつ印象が違うんです。そういうのも五大ドームツアーならではだなと思いました。
玉井詩織 ドームに限らずツアーのいいところは、やっていく中で新しい発見がありブラッシュアップする場所が見えてくるところ。それによってファイナルに抜けてちょっとずつ変わっていくっていうか。同じ演目をやっているけど、雰囲気が変わっていくのはツアーの醍醐味ですよね。
有安杏果 今まではライブ当日にみんなで反省会をすることってなかったんですよ。でも、今回はライブ直後に私達とスタッフさん全員で集まって、それぞれ気になったことを話し合ったのでそこでの話が次の公演に反映された。だからやる度にもっといいものになっていくというか。ライブがどんどん育っていったし、チーム一丸となってファイナルの西武ドームに向かって進んでいく感じが楽しかったです。
百田夏菜子 ステージ以外のところでも今回はチームワークを感じました。私達は普段、仕事終わったら「じゃ!」って基本、直帰で、ライブ後の打ち上げもやらないんだけど。
――結構、アッサリしているんですね?
百田夏菜子 そう、すごくアッサリしてる(笑)。でも今回は各地域、2DAYSあるので絶対、泊まるじゃないですか。で、福岡では初めてバンドさんとかとごはんを食べに行ったんです。
有安杏果 メンバー同士では行くけど、バンドさんとごはんに行くのは初めてだったよね。
百田夏菜子 そこでチームを感じたというか。メンバーだけじゃなく、私達にはこんなに心強い仲間がいっぱいいるんだって感じられたのは貴重な体験でした。
――ドームツアー後、改めてライブへの想いは変わりました?
有安杏果 ライブは“生きもの”だなって思った。そのときそのときで来てくれるお客さんが違うから温度感も変わるし、私たちも同じことをやる方が難しい。そういう意味では本当に生モノだなと。
高城れに 私はライブってパワースポットだと思います。自分達もお客さんも同じものを見て同じ言葉を放って、いろんな人がひとつになる。そこにはすごい力が発生するし、それがお互いのパワーになって、エネルギーの交換をしている気がします。
百田夏菜子 だからこそずっと大切にしたい場所。アイドルっていろんなお仕事をさせてもらえるけど、私達の根本はライブにある。だから、ライブでしか見られない綺麗で贅沢な景色をこれからもずっと見ていたいし、失くしたくないなと思います。