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世界的ダンサーの菅原小春が語る、世界と日本のダンサー事情の違い

 リアーナや少女時代など様々なアーティストの振り付けやバックダンサーとして活躍。現在はCM出演やモデルとしても雑誌に登場するなど、世界中からオファーが後を絶たない菅原小春。新たに昨年ブレイクした3人組ユニットのイヤーズ&イヤーズのMVに出演するとのことで撮影現場に突撃し、ダンスに賭ける想いや世界のダンス事情について話を聞いた。

『情熱大陸』がきっかけで、イヤーズ&イヤーズのMV出演の依頼が

――イヤーズ&イヤーズのミュージックビデオ(MV)に出演することになった経緯は?
菅原 『情熱大陸』(TBS系)に出演したとき、イヤーズ&イヤーズの「デザイア」という曲で、振り付けを考えて踊っている姿が放送されたんです。イヤーズ&イヤーズのスタッフがそれを観てくれて、実際に「デザイア」のMVを監修、そして出演してほしいとオファーをいただきました。

――放送されたときは、今回のお話があったわけではなかったんですね。
菅原 はい。振り付けのオファーとか関係なく、個人練習の一環としてよくああやって、曲を見つけて振り付けを考えるんです。でも、ファーストインプレッションで「この曲だ!」って思える、心にズシズシくるものがないとダメで。「デザイア」という曲は、それがすぐにきたので、踊りたくていてもたってもいられなくなって。だからあのときは、まさかこういうことになるとはまったく思っていなかったです。

――「デザイア」は、どういうところがズシズシときたのですか?
菅原 全体のトーンとか曲の流れ、テンポ感などにすごく惹かれました。普段はもっとポンポン振り付けのアイデアが出てくるんですけど、『情熱大陸』のときは、すごく悩んでしまいましたね。曲の流れに逆らわないのか、それとも反発するのか、それはダンスを見てもらう上でも重要なポイントなんです。フリースタイルで勢いに任せて踊るのもいいんですけど、あのときは番組を見てくれる人のことも考えて、どうやればサビでよりグッとくるのか考えていました。

YouTubeやFacebookなどのSNSに投稿した動画がきっかけで仕事が増えた

――今回はテレビ番組でしたが、映像がきっかけで仕事が決まることは多いですか?
菅原 今は、だいたいそうです。YouTubeやFacebookなどのSNSに投稿した動画を観た方が、「何だあの動きは!」って興味を持って連絡をくれます。そういう流れで、今年は三浦大知くんやEXILEさんなどのMVにも出演させていただきました。

――SNSを活用するようになったきっかけは?
菅原 最初は6年くらい前で、単に面白くて観ていただけだったんです。海外のダンサーの動画を見て、LAとかNYにはこういうダンサーがいるんだ! ってわかって。じゃあ実際に行ってみたいと思って、高校卒業と同時にLAに行きました。それで、LAでできた友だちから「ビデオは撮ってないの?」って聞かれて、以前ショーに出たときのビデオを見せたら、「これはネットに載せたほうがいい」「載せたらスゴイことになるから」って言ってもらって。それでFacebookに載せたら、海外のいろんな人がシェアしてくれるようになって。最初はLAだけだったのがカナダまで広がり、そこからシンガポール、イタリアとどんどん動画をシェアしてくれる人の輪が広がっていって。そのなかで、ワークショップに誘ってもらったり、お仕事の依頼が来るようになりました。

――子どものころからダンスで注目されていたわけですが。
菅原 基本的に小さいころから出たがりで、プレッシャーとかはまったくなくて、むしろ嬉しいって感じでした。でも、出たがりなわりにはシャイな面もありますが、自分の気持ちを踊りで表現して見てもらうのは、本当に楽しくて嬉しいことです。

――ダンスが言葉の代わりなんですね。
菅原 そうだと思います。それは子供の頃から、本当にそうで。常に踊っている感じでした。スーパーでも駐車場でも、どこでも。

――そのダンスを始めたきっかけが、モーニング娘。さんだったということですが。
菅原 父親が音楽が好きで、ご飯を食べるときはテレビを観たらダメだったんです。代わりに家では常に音楽が流れていて。スティーヴィー・ワンダーとかエンヤ、そのときの一番かっこいい音楽を聴きながら、自然と身体がリズムを取っていたというのが、4歳くらいのとき。ちゃんとダンススタジオに入ったのは10歳からで、そのときにモーニング娘。さんが流行っていたんです。

――実際にモー娘。のオーディションを受けたことは?
菅原 ありますよ。落ちましたけど(笑)。今もモーニング娘。さんのカラオケ本人映像とかMVとかを観ると、カッコイイなあ〜って思いますよ。私が好きだった気持ちに、間違いはなかったなって。その時代ならではのアイデアや渋さがあって、それは今の人には絶対に出せないものがあります。恥じずに全力で、全部キメてくるし、サビで持っていくし。そういうコレオグラフも好きでしたけど、コンセプトも好きで。私にとってはアイドル集団ではなく、クリエーター集団として見ていました。

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