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SPYAIR、バンドの解散危機乗り越え生まれた新作を語る

 ロックバンド・SPYAIRが、アルバム『4』を発売した。ボーカルのIKEが突然ツイッターで「SPYAIR辞めます」と発言し、衝撃を与えたが、4人の心がバラバラになっていたときに制作した楽曲、バンドとして再生を果たしてからの楽曲と、2年間の彼らが集約されたアルバム。その騒動に至った経緯やその渦中のメンバーの心境、復活を遂げ、新作の制作に至った経緯について赤裸々に語った。

ツイッターでの騒動があったからこそ、変われたことや気づけたこともいっぱいあった

――いろいろあったことを踏まえ、このアルバムを出すにあたっての気持ちは?
IKE 気分は最高です。このアルバムにはアニメやドラマの主題歌や、女性シンガーのJASMINEをゲストに迎えた楽曲も収録されています。そういったことは、もう二度とできないと思っていたので、アルバムが出せるというところまで辿り着けたことは本当にうれしくて最高です。
UZ 今は活動を再開して、こうしてアルバムを発売できたからすごく前向きな気持ちですが、ポジティブに前を向いて進もうと思えない時期もありました。このアルバムには、そのときの気持ちも少なからず込められています。そういう意味では、この2年をぎゅっと凝縮したアルバムになったなと、最終的にはそう思います。

――過去の様々な出来事を包み隠さずアルバムに入れることで、精神的に辛い部分はなかったですか?
MOMIKEN そういうことって、バンドだからできることじゃないかって思うんです。包み隠さず俺らのこの2年間を入れて、それで笑われたとしても構わない。だから、辛いという言葉は当てはまらない気がします。もちろん、当時は辛かったので。でも、あの期間があったから変われたことや気づけたこともいっぱいあった。

――バンドとして危機を乗り越えて、そう思えることができるようになったのは、メンバーの絆の深さやアルバムという目標があったからですか?
UZ 正直に言うと、そういう感動的なものはないです。ただ俺らはバンドしかやることがないっていうだけで。この4人でバンドを続けることしか、選択肢が残されていなかっただけなんです。かっこつけて言うわけではなくて、生きて行くためにはそれしかなかった。

いろいろ考えて、最終的にやっぱりSPYAIRしかないと思った

――悪い言い方になるかもしれませんが、バンドにしがみついてでもみたいな?
UZ そう、しがみついたんです。作曲家になるとか、実家に帰ろうかとも思ったけど、じゃあ音楽、でもひとりでやるのは辛いなとか。いろいろ考えてぐじゃぐじゃになって、最終的にやっぱりSPYAIRしかねえなって。
MOMIKEN 二択しかなかった。また4人でやるか、大人しく地元に帰るか。みんな同じだったと思います。でもIKEはきっと、そこでより感じたんだと思います。地元に帰ってもやれることがマジでないってことに。
IKE 俺たちの今のあり方って、決してかっこいいものだとは思っていません。むしろかっこ悪いと思っています。特に俺は、一度辞めて復帰した立場だから、思うところはいろいろあります。でも包み隠さずに、これまでのことを表に出すことを今は肯定できるようになりました。

――発端はIKEさんのツイートでしたが、メンバーのみなさんはそれを見たときどういう心境だったのですか?
UZ 早かったなって。ツアーの途中だったし、ツアーをやり切るまでは大丈夫だろうと思っていたんです。でも、いつかどこかで爆発するだろうとずっと感じていました。当時はそれくらい張り詰めた空気感でした。みんな全く余裕がなくて。
KENTA たまたまIKEだったけど、誰が辞めると言ってもおかしくない空気だった。だからIKEのツイートを見たときも、「そうか〜」と。
IKE メンバーとはしばらく話してなくて、それでもバンドを壊したくなかったから、決して表には出していなかった。でも、プロジェクトがどんどん大きくなって、すでに回り始めて誰も止めることができなくなっていた。それなのに、身体も心も、もう限界だったんですよね。

――そこまで追い詰められていたんですね。
IKE だからこそ、今が最高だと言えるんですよ。一度表舞台から姿を消そうとしていた俺が、こうしてメジャーの大舞台で以前と変わらず、いやそれ以上の活動をさせてもらえているというのは、本当に光栄なことです。それは俺を温かく見守ってくれるみなさんが、いてくださればこそだと心底思っています。
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