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BEYOND2020『世界が驚嘆した日本の最先端テキスタイル』

 「7デニール(27ミクロン)という髪の毛の約1/5〜 1/6ほどの太さの糸」で織られた生地。そう言われても、どれほどのものかまったく想像がつかない。そこで東京・西新宿にあるリビングデザインセンターOZONE4階「monova gallery」で展開されている、「天女の羽衣展」で現物を手に取って驚いた。圧倒的に軽いのだ。言葉で表現するなら「風や光を身にまとう」感じ。それが世界のファッション業界から注目を集めるメイド・イン・ジャパンのテキスタイルだ。

 開発したのは、石川県七尾市にある天池合繊株式会社。27ミクロンという細さの糸を織る世界屈指の技術と、わずかな染料で多色刷りが可能な、デジタル転写プリント技術で実現させたこの商品で、2013年に第5回「ものづくり大賞」経済産業大臣賞を受賞。2014年グッドデザイン・ベスト100、特別賞「未来づくりデザイン賞」受賞。そして今年2月10日〜 12日にパリで開催された、世界のテキスタイル見本市「プルミエールビジョン」に、昨年に引き続き招待出展。世界の高級ブランドからも注目される存在になっているという。

 石川県と同じ北陸の新潟県には、1200年もの伝統を持つ、「越後上布」という麻織物がある。国の重要無形文化財であり、2009年にユネスコの無形文化遺産にも登録されている「越後上布」も、風を通す軽さが特徴だそうだ。生まれた土地は違えども、日本の風土に合った繊維に対する伝統と、日本人のものづくりの細やかさを感じさせる「天女の羽衣」の世界的な人気は、日本人として誇らしい。

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