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BEYOND2020『日本的ラッピングに宿るおもてなしの精神、 Kimonoボトルカバー』

 観光庁が主催する「魅力ある日本のおみやげコンテスト2013」において、COOL JAPAN部門で金賞を受賞した「Kimono ボトルカバー」が、その後の外国人観光客の増加(14 年には過去最多の1340 万人が来日)や、“和食”の世界無形文化遺産登録、さらには2020 年の東京オリンピックの開催決定などを追い風に、再び注目を集めている。日本の伝統工芸品等を観光客向けに取り扱う東京・表参道の「オリエンタルバザー」では、月間1000 枚を完売する人気ぶりという。

 これはテーブルコーディネーターの光田愛氏が、ニューヨークやパリをはじめ、欧米で行っていた「風呂敷ラッピング」のデモンストレーションへの反響の多さから着想を得て、誕生した。着物生地を使用した手作りで、ワインやシャンパン、日本酒、焼酎など様々なサイズのボトルで使用可能。品質にこだわったファーストラインと、帯装着を簡易化したセカンドライン、計23 柄をラインアップする。

 ひと目見ただけでも伝わる、日本人のきめ細やかさを象徴するアイテムである。しかし、この商品で、特に注目されるのは、光田氏がこだわったという“着せる”という部分にある。ボトルカバーとしての使い勝手を考えれば、かぶせるだけにもできたが、これはボトルに着物を着せ、帯を巻き、扇を指す手順が必要となる。贈られる人、迎える人を想った心づくしのおもてなし。それはただ見た目を整えるだけでなく、手間暇かけて準備する過程にこそ宿る。日本文化を伝えるという意味でも価値のあるアイテムだと言える。

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