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YouTubeで500万回再生の“泣ける歌”で注目を集めた吉田山田が、2014年を振り返る

デビュー5年で、初めて出演したMステでは……

――7月に『ミュージックステーション』に初出演したときは、とても緊張していたようでしたが、どんな気持ちでしたか?
吉田 歌い出しの直前まで歌詞が思い出せなくて、冷やっとしました。そのくらい緊張していたのですけど、リハのときE-girlsのみなさんが「良い曲」と言って、なかには泣いてくれているメンバーの方がいて。それを見て、緊張が少しやわらぎましたね。カメラの向こうに何万人いるとか考えるとわけがわからなくなってしまうので、まずは目の前にいる人にちゃんと届けようって思えたので。あと、タモリさんとお話するところでは、台本と違うことを聞かれて、本当に焦りましたよ。もしデビュー間もないころだったら、しどろもどろになっていたと思います。
山田 結果的にデビュー5年というタイミングの初出演で、すごく良かったと思います。僕は本番前に、緊張と興奮でテンションがおかしなことになってしまって。楽屋でひとりにしてもらって、気持ちを落ち着けていました。昔ならきっと、ハイテンションのまま本番を迎えて、わけがわからなくなって歌詞を間違えていたんじゃないかな。
吉田 でも、けっこうあっさり終わるんですよね。放送が終わって、30分くらいで「ハイ解散」みたいな。その1時間後くらいには、もう家に帰ってました(笑)。さっきまで何万人という人が見ている『Mステ』に出ていたのに、1時間半後にはおかんと一緒にぶどうを食べながら、録画を見ていて。不思議な気持ちでしたよ。
山田 放送後に実家に帰ったら、机に家のカタログが置いてあって。帰るたびにカタログが増えていきます(笑)。

――その「日々」のMVは、YouTubeで500万再生突破しましたが、改めて感じることは?
吉田 この曲が世の中に初めて出てから、1年くらい経って500万回再生を突破した……ジワジワと人から人へと口コミで伝わっていったことの表れだと思います。それが「日々」という曲らしいし、吉田山田らしいな思いますね。
山田 ネットの口コミで広がったのと同じように、今度は実際にライブに来てくれた人の口コミで、ライブが良いんだよってことが、広がってほしいです。やっぱり生で感じてほしい。パソコンの画面からは、伝わらないものがたくさんあるので。

――「日々」のヒットやそうした状況を受けて、様々なメディアで取り上げられるようになりましたが、何か変化は?
山田 僕ら自身は前と何も変わっていないので、僕らの感覚と周りの感覚に差があるみたいで、ちょっと戸惑うこともありますね。
吉田 僕なんか街を歩いていても、まったく声をかけられないし。

――「日々」がヒットし、次回作以降の動向にも注目が集まりますが、プレッシャーはありますか?
吉田 プレッシャーではありませんが、今の状況は決してゴールではないので、もっともっとという貪欲さを持って行こうという気持ちです。細かいことだけど、北海道でいくら丼を食べに行って、店員さんに何のお仕事ですか?って聞かれて、まだまだだなって思ったし。アメリカのアーティストが1日で何百万回再生を記録したとか聞くと、比べるまでもないことなのに、クッソーって思ったりするんです。まだまだ浮かれられないことのほうが多いんです。
山田 でも、肩に力が入ると良くないんですよね。「日々」も泣かせるぞって気合いを入れて作ったわけじゃないし。曲作りに関しては、限りなくフラットな気持ちです。ちゃんとアンテナさえ張っていれば、良い曲を作ることができると想っているので、プレッシャーはありません。

「日々」のヒットで、自信を得た

――そんな期待のかかった新曲「逢いたくて」が、日本郵便の年賀特設サイト「郵便年賀.jp」の映像コンテンツ「年賀のキヅナ」で公開されている。鉄拳さんのパラパラ漫画との “泣ける”作品で話題の両者がタッグを組んで話題となっていますが……。
吉田 これは「第6回年賀状思い出大賞」で6000作品の中から日本郵便賞に輝いた方のエピソードに、吉田山田は曲を、鉄拳さんはパラパラ漫画を作るという企画でした。今回は、僕が「逢いたくて」という曲を、作詞作曲させていただいたのですが、作るとき思ったのは、あまりエピソードに寄り添いすぎると、伝わらないんじゃないかということ。「日々」も泣かせようと思って作っていたら、きっとこんなには伝わらなかった。人は不思議なもので、泣かせようとすると泣かないんです。

――では実際に、どういうテーマで曲を?
吉田 もうひとつテーマを設けることにしたんです。素直に自分が今歌いたいこと、そのことを思うと胸がキュンとすることを歌にすればいいんだと思って、田舎にひとりで暮らしをしている僕のおじいちゃんのことを想って書きました。6年前におばあちゃんが亡くなり、田舎の広い一軒家でおじいちゃんが毎日どんな気持ちで過ごしているのか、想像しながら作りました。目に見えない絆ってあるもので、おばあちゃんが亡くなって、おじいちゃんはどんなに会いたくても会えないのですが……でも、おじいちゃんはどこかおばあちゃんのことを側に感じている。そういう気持ちの繋がりみたいなところで、年賀状と上手くリンクできたかなって思います。
山田 すごく吉田山田らしい曲ですが、新しさも感じていて。切ないというより、最後にほっこりした気持ちになるのは、今までありそうでなかったんです。『吉田山田シングルズ』の中でも、すごくいいスパイスになっていると思います。この先、まだまだ良い曲をたくさん作っていけるなって、僕自身楽しみになりました。

――今回の件で、鉄拳さんとは?
山田 お会いはしていないのですが……「日々」が話題になったころから、ファンの方から「鉄拳さんのパラパラ漫画と絶対合う」って、たくさん声をいただいていたんです。だから、すてきな巡り合わせだなって思いますね。今度はぜひ、ミュージックビデオをやってもらいたいです。

――では最後に、今年は吉田山田にとってどんな1年になりましたか?
山田 自分の理想にちょっと追いついた1年でした。以前は、リリースするたびに、こんなにも広まらないものなのかと、フラストレーションがたまっていた。でもそれは、足りないところがあったからで。それがようやく、実ってきたというか。まだまだ安心はしないけど、やっと近くなってきたという感覚です。2015年は、挑戦したいです。デビュー5周年のツアーでは、全曲ライブをやったり、ライブペインティングをやったり、いろいろなことに挑戦させていただきました。この波に乗って、「本当にできるかな?」と自分たちで思うようなことでも、どんどんチャレンジしたいです!
吉田 初めてのことで緊張する場面が多かったので、精神的にタフになった1年です。「日々」のヒットで、自信を得たし、力を入れるべきところと抜くべきところのバランスが分かったし。曲が一人歩きすることの面白さ、ミュージシャンとしての喜びを、初めて感じることもできました。2015年は、その感覚を保ち続けられるようにしたいです。今、制作意欲もすごく湧いていますので、楽しみにしていてください!

(文:榑林史章)
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吉田山田 オフィシャルサイト(外部サイト)
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