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ジャニーズWEST、念願の東京ドーム「立ちたくて、立ちたくて、たまらんかった」

 人気グループ・ジャニーズWESTが10日、初のドームツアー『ジャニーズWEST 1st DOME TOUR 2022 TO BE KANSAI COLOR -翔べ関西から-』(3都市7公演)の東京公演を自身初となる東京ドームで迎えた。

念願の東京ドーム公演を行ったジャニーズWEST

念願の東京ドーム公演を行ったジャニーズWEST

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 ツアータイトルは“関西色に染める”という意味とともに、“関西出身のグループとして誇りを持って翔んでいく”との思いが込められたダブルミーニング。7月1日に地元大阪の京セラドーム大阪から始まったツアーは、関西から翔び立ち、名古屋・バンテリンドームナゴヤを経て、ファイナルの地、東京ドームへとつなげてきた。

 東京ドーム公演は、ジャニーズWESTがずっと目指してきた場所とあり、メンバーの重岡大毅桐山照史中間淳太神山智洋藤井流星濱田崇裕小瀧望の7人の夢がかなう瞬間を見届けようと、観客が客席を埋め尽くす。ステージのはるか頭上、ゴンドラに乗った7人が会場に姿を現し、「さぁ行こうぜー!」という重岡の叫びに応えるように、虹色のペンライトが大きく揺れた。

 オープニングナンバーは、まだ見ぬ未来を思い描き、ファンと同じ思いで、同じ夢を追いかける思いを歌った「for now and forever」。7人とファンが、歌詞にもある「同じ場所(ドームツアー)」で歌うという感動的なシーンが実現した。小瀧が「俺たちの夢とあこがれがパンパンに詰まった東京ドーム。立ちたくて、立ちたくて、たまらんかった東京ドーム。熱くいこう!」と呼びかけると、「Big Shot!!」「one chance」など勢いある楽曲で畳みかけた。

 「W trouble」は、ライブ演出を担当した藤井が特別な思いで選曲した。2年前、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、無観客ライブとなった『ジャニーズWEST LIVE TOUR 2020 W trouble』。会場で直接目にすることができなかったファンへ、当時のアルバムコンセプトを彷彿させる映像と共にリード曲を届けた。また、今年3月20日〜6月12日にかけて行われた『ジャニーズWEST LIVE TOUR 2022 Mixed Juice』で見せたジャニーズWESTらしいポップな世界観も踏襲しながら、“BEST OF ジャニーズWEST”とも言えそうなセットリストを構成した。

 手話を取り入れたキャッチーな「微笑み一つ咲かせましょう」の振付は、神山が担当。神山と藤井がW主演を務めたドラマ『正しいロックバンドの作り方』のインスパイアソングとして神山と藤井が作詞、神山が作曲した「ANS」も披露。後輩のAぇ!groupが駆けつけ、バックバンドとして参加し、会場中が沸いた。さらに、重岡が「ドームでどうしてもやりたかった」という自身が作詞作曲した「間違っちゃいない。」では、これまでの自分たちの軌跡を抱きしめるように、メンバーの熱い思いを乗せた歌声が観客の心を揺さぶった。

 そして、自己最高の初週売上を達成した最新シングル「星の雨」では、ドームの天井にレーザーで星空を映し出し、観客を異世界へ誘った。幻想的な世界の中、情感たっぷりに歌い上げるメンバーの声がドームに響き渡った。

 終盤にはジャニーズWESTの“現在地”とも言える、“EDMとバンド”という2つの柱で魅せた。「PARTY MANIACS」「PUSH」など4つ打ちの重低音が効いたクールなEDM曲を、炎の特効の中でワイルドに踊り、歌う。

 続いて、生バンドを従え、「証拠」「ムーンライト」などを熱唱。気迫あふれるパフォーマンスに呼応し、ペンライトが激しく揺れる。「歌う理由はひとつだ。あなたの心の支えになりたい」という重岡の言葉のとおり、熱く歌い上げた。

 ラストは、デビュー曲「ええじゃないか」で締めくくり。和太鼓のパフォーマンスを取り入れたお祭り感満載の演出で、無数の花火とともにジャニーズWESTらしい底抜けに明るく前向きなフィナーレとなった。

※初出時記事内に誤りがありました。お詫びして訂正します

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